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バッハのツボ

昨日は月に一度のレッスンでした。

トリオで弾けないところを
レッスンしていただいた多喜先生から
今回は、バッハの平均律を
教えて頂きました。



1月にある弾き合いセミナーで
平均律のプレリュードを演奏します。

「エチュードとしてのプレリュード」
練習曲としてプレリュードを使う事を
ネイガウスという方が言っています。

詳しくはこちら
21世紀ヘのチェルニー 訓練と楽しさと 山本美芽/著 https://www.amazon.co.jp/dp/4883641996/ref=cm_sw_r_cp_api_Y-6wyb6RJDQ6Q


私が選んだプレリュードは
一巻の14番

譜読みを始めた時
なんだか
指のストレッチをしているようで
左右均等な負荷のかかり具合に

「効いてる効いてる!」
みたいな体育会系のノリでしたが


テーマを追いかけていくと
ギアチェンジの如く
右、左、右、左…
忙しいのです。
しかも短く、あっという間に
わけのわからないうちに
終了、ゴールです。


弾けてないせいもあるのですが
反進行と平進行に加え
16分音符がごちゃごちゃして
すっきりした音に聴こえてこないのです。

いただいたアドバイスは
まず、拍の頭と裏の
ポイントの音を拾い出して
弾いてみる。
そして、拍子感を感じる。

全体的には16分音符が多いので
ポイントだけを両手で弾くと
和声感を感じ
なんだか曲の「骨格」を感じます。

骨組みを読み取るのを忘れてました。

先生は、ポンポンと
骨組みを弾いていきます。

「ね?ほら!ココよ」

バッハのツボ、とこれから呼びます。


東洋医学の、人間を宇宙になぞらえる
考え方が好きですが
人間のツボは24箇所で
24節気と同じです。

プレリュードとフーガも24
美しいツボです。