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手をかけ過ぎない

「子どもには、手をかけ過ぎないでね」



これを言われたのは、
私が娘を産んで間もない頃でした。

その人は、たま〜に会う
会釈するくらいのオバサン。

私ときたら
まだまだ知識も経験も乏しい
頭デッカチで、融通がきかない
浅はかなヒヨッコでした。


そんな私に
子育ては
手をかけ過ぎてはいけないと
忠告してくれたのです。


ピアノも似ています。

励ましや頑張りを誉める
愛情はたっぷり必要ですが

自立を阻む手出しは
様子を見ながら
手を貸します。

いきなり、ひとりでやるのは
無理ですから
少しずつ少しずつ
手放します。

何ができて、何が苦手か
何が正しくて、何が違うのか

損得を教えるのは簡単ですが
遠回りでも
自分で考えて、
時にはヒントを出し、
手助けしながら
行う方が良いと思います。

ピアノも子育ても
一緒に成長を見守る視点を
持ち続ける自分でいたいです。