· 

記憶に残るもの

いきなりですが、 私は認知症の

見守りをしています。

義母は施設
義父は同居ですが
一見普通の生活をしている
高齢者です。

認知症なので
記憶が曖昧で
一体いつの時代のことを
言ってるのだろうと不思議です。

先週からずっと
「稲刈り」をすると言ってます。
爺さんの中では
田んぼの仕事中です。
会社勤めだったにもかかわらず。

身体を使い、頭を使い、
神経をすり減らし、
収穫を味わった記憶です。

施設の婆さんも
車椅子で認知症ですが
大好きな歌を歌うことができます。

大事に育てた子どもは
記憶から遠のいていきます。
記憶とは、自分本位なのでしょう。

自分で使った身体や頭が
記憶に深く残るのかもしれません。

音楽やピアノが
今の子どもたちに
深く残るように
そんな思いがよぎりました。