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少子化のなかで

ピアノ教本がたくさん

本当にたくさんあります。

4月からレッスンを始める
小一の生徒さんのために
考えて考えて、教本を決めました。

どれにしようかな?
どれにしようかな?

少子化と言われてから随分経ちます。
 

10年ひと昔より

少し前に学生時代だった娘や娘婿は
大学の受験倍率を見て
 
「いいなぁ〜羨ましい〜」
 
婿どのは、人よりたくさん
受験勉強をした部類で
当時の30倍近い倍率から
三分の一になった倍率を見て
「今なら受かるかも」
 
娘は娘で、ごった返した学食や
大講義室の授業から比べて
「ゆったり落ち着いた環境で羨ましい」
 
子どもを取り巻く産業は
縮小しています。
ドラックストアのオムツ売り場は
「赤ちゃん用」が三分の一しかなく
残りの棚は、
「リハビリパンツ」が占拠してます。
 
子どもの数が減って 
塾は個別、もしくは少人数
定員を減らし、私学は経営難
自動車免許を取る人も減少と
経済的にも苦しい分野がある一方
 
子ども自身には
ゆったりした環境や
じっくり取り組むことができる
時代なのかもしれません。
 
 
教室の実態というのが
わかりにくいので
なんとなくの想像なんですが
 
細々と(ウチみたいに)
やっていらっしゃるところは
辞めてしまったり
淘汰と、人気教室一極集中みたいな
厳しい現実と成功者という図式
 
これは、なにもピアノ教室に限らず
ご商売されているどの世界にも
いえることです。
 
その狭い市場でやたらと多いのが
ピアノ教本。
 
先日も楽譜売り場に出向いたら
たくさんの教本で、目移りします。
 
どうして、こんなにあるのか?
狭い市場でも、
生徒さんが多様化している証拠です。
 
だいぶ昔には、「バイエル」という
入り口でふるいにかけられました。
 
音楽文化を広め、裾野を広げるには、
弾いてみたいという気持ちや
楽しみたいという気持ち
 
そして、噛み砕いた馴染みやすい教本
 
少子化が教本を駆り立てて
いるのかもしれません。