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どっちで聴く?

イヤホンの右側、左側

iPhoneで、音楽を聴くのが

眠りにつく時の日課です。
一時期、音楽を聴くと
心身共に疲れてしまい、
普段の生活では、趣味でCDを聴くとか
AV機器を使って音楽を聴くことが
滅多にないのです。
ピアノのレッスンをしているのに
変わっているかもしれませんが
生活の中では音楽が流れていません。
例外は、コンサートホールでの
格別なアコースティックな生の音で
頭の中がぐるぐる
ピアノやら、合唱の歌やら、
無意識のうちに脳内再生されてしまう時
リセットできるのが
プロフェッショナルな
生の音なのかもしれません。
PAの爆音も疲れてしまいます。
歳を取った証拠だと思いますが、
「耳」のためだと思うことにしてます。
 
ただし、唯一寝る時の入眠儀式として
目覚まし時計のアプリを使って
イヤホンで音楽を聴きながら眠ります。
 
 
大体、電車に乗ったりしない生活なので
過去の携帯から、今のスマホまでの
使わないイヤホンが引き出しに
たくさんあります。
 
無造作に古いイヤホンを引っ張り出し
耳につけたまま寝るのは
とても窮屈な感じなのですが
目覚まし時計の代わりなので
ゴツゴツしようが、セットします。
 
聴くのは
川のせせらぎとか鳥のさえずり、
波の音に雨の音など
自然の音に癒されてました。
 
ところが、昨年から室内楽レッスンで
演奏する曲のCDを購入し、
iPhoneで聴くようになってから
気付いたのですが
 
イヤホンで聴くと
左側側から、ヴァイオリンの音
右側から、チェロの音
両方の奥まったところから
ピアノの音が聞こえます。
 
最初は、こういうもんだと
別に気にしないように聞いていたし
入眠儀式なので
大抵は第一楽章の終わりまで
聞かないうちに寝てしまいます。
 
ある日、眠れない時
 
左がヴァイオリンで、右がチェロなのは
観客席から鑑賞しているのと
同じなんだよなぁとよぎり
 
でも、トリオのピアノを弾いている時は
ソロでピアノを弾いている時と同じで
 
右手が高音、左手が低音、
右からヴァイオリン、左からチェロの音
観客席側で聞いた時とは、
反対に聞こえます。
 
だったら、
イヤホンも反対にしちゃおうと
本来の右耳側を左で聞き 
左耳側を右に当てて聞いてます。
 
ちょっとしたことなのですが
お客さんとステージ、両方楽しめるので
寝る時どっちにするか決めるのですが
 
困ったことに朝になると
蜘蛛の巣ごとく、コードが顔から
首に巻きつき
ひどいと、行方不明のiPhoneに
引っ張られて
イヤホンがビョーンと伸びて
ダメにしてしまうのです。
 
ストックあって、よかった…