メリフラのたね 5

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ピアノレッスンの先にあるもの

 私の夢は、ごはんを作りながら

練習する娘のピアノを聴くことでした。


だから、ピアノはリビングにあります。

広さを重視したため
キッチン、ダイニング、リビングと
ひと続きなので

まさしくホームレッスンなのですが
孤立しないで、
料理しながらピアノが弾けます。


レッスン室が欲しいなと
最近、特に思ったりしますが
夢のまた夢です。


私は、何事もガミガミ言うのが
好きではないし
娘は、言われて動くタイプではなく

ましてや、アドバイスしようとすると
「口出さないで!」という拒否に遭うよりは
黙って見ているほかなかった日々でした。


たったひとつ悲しかったのは
「親がそう弾けと言ったの?」
と子どもが言われて、帰ってきたときでした。

 
@MerryFullerene
photo by Rika


「弾きたいとき、楽しく弾く」

それで充分だと思いました。

ピアノに関して
何も言わなくなると
娘はピアノに向かう日が多くなりました。

特に中学生になると
学校関係のピアノ伴奏を
一人で引き受けてきました。


細々続けていた個人レッスンも
講師が変わり
お気に入りの先生になりました。

続けるも続けないも
もう本人次第です。

曲への取り組みは
納得のいくフレーズ、納得のいく音色
納得のいく響きを目指し
何度も何度も繰り返します。


曲の好みは、古典ロマン派より
バルトーク、カバレフスキー
邦人の湯山昭さんは、大のお気に入りでした。

私とは全く違ったアプローチや好みです。

次第に「自分の世界観」を
確立していきました。


成人した本人は
もうピアノへ向かう時間は少なく
たまに帰ってきた時、私が
「連弾のセコンド練習するから
プリモ弾いてくれる?」
とリクエストすると付き合ってくれます。


確かな耳と、独自の音楽観と
美学を持っています。


もし、その成長の一端を担う
役目のひとつが、ピアノであったら
「ピアノ」が彼女の促進剤だったと感じてます。

 

メリフラとは.・・・・・MerryFullerene (メリーフラーレン) Rika & Tina ヴォーカルとピアノユニット

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バッハのレシピ

「楽譜通りに弾かなきゃだめ?」


おとなの生徒さんが

こんなことを言ってきました。


アンナマクレダーナの小曲集を弾いてます。


「一応さ、楽譜通りに弾いてみて、

それから考えたら?」

 

「だってさ~

こんな風に弾くと楽しいじゃない?」

「のだめみたいに

自由に弾いちゃだめなの?」


(それ、マンガの世界ですけど‥‥)



ぱらぱらと譜面も見ずに弾きますが

なんとなく、不満気に思っているようす。

思い通りに弾けない、いらだちか

自由に弾けないことへの不満か?

     


(さてさて~

なんて、たとえようかな?)


「バッハの譜面ってさ、

ラーメンのレシピだと思うんだよね」


 

「???らーめん???」

     

「楽譜は、レシピなのよ。

 

でもさ、バッハの場合、

材料は、麺、スープ、

作り方は、①麺を茹でる②スープに入れる。

以上!これしか、書いてなくて。

まあ、料理ができれば想像しながら、

作れるけどね。

 

麺は、縮れ麺が好きとか、

細い太いから始まって

茹で方は、バリカタが好みととか、

スープだって色々あるじゃない?」

 

「プロってさ、スープは鶏がら茹でて、

豚骨割ってるのよ。

そりゃ、インスタントでも

それらしい味にはなるけど

熱々の極上の一杯には、

お湯で溶いて終わりと比べたら

かなわないと思うよ~」

 

 

「ラーメンって

お店によって全然違うしね。

邪道のトマトラーメンでも

たまにはいいけど。。。

私だったら、

プロが作った丁寧で

正統なラーメン食べたいなあ」

 

わかったような、

わからないような顔をしている。

 

 

「たとえばね、

麺とスープが入っていれば、

ラーメンでしょ?文句ある?

といって、

茹ですぎで、ぐちゃぐちゃなラーメンは

食べたくないでしょ?」

 

「そっか。。」

 

楽譜を料理のレシピにたとえるのも

ましてや、大好きなバッハを

ラーメンにしてしまうのも

 

いかにも浅はかな考えで

もう勉強不足丸出しでお恥ずかしいのだが

 

それを承知で言うなら

今勉強中のモーツァルトは

「日本料理」

 

日本料理は、素材の目利きから始まって

素材を生かせるプロならではの腕と

四季を意識した見た目の美しさ、

きっちりした包丁使いに

トータルな調和。

 

 

「ショパンは、スイーツだよね?」

「お菓子の世界は、計量カップ必要だしね。

繊細かつ厳密。センスも必要だし」

 

料理談義してから、

「まずは、楽譜を見ようよ。

もしかしたら、秘伝が隠れているかもよ。

レシピを見て、料理の仕方は人それぞれだけど

おいしいものが食べたいって思わない?」

 

バッハをラーメンにたとえた

私をお許しください。

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室内楽レッスン

モーツァルト作曲

「ディヴェルティメント」を勉強してます。

モーツァルトは、気を抜くと
すぐにぶち壊れ台無しになります。

なんで、あんなに
軽やかに、しなやかに
一音たりとも抜かりなく
演奏できるのだろうと

考えて考えて考えて
音を出すのに
色々やることがいっぱいです。

前日にプライベートで
レッスンを受けたのですが
やる事がたくさんあり
(弾けないところ)

今日の室内楽は
まず、ポイントをしぼりました。

八分音符が詰まってしまわないこと
そして、重音をきれいに弾く

あとは、宿題にして
来月に後回しです。

今までは、弾けないところが
たくさんあり過ぎて
あれも、これも、ダメ、できない、弾けない
崩壊して終了→撃沈

限られた時間です。
とにかく、考えることがいっぱいで
頭がパンクしそうな
一日でした。



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ちがうお名前

体験レッスンでは

 仲よくなるために

今月は、プレレッスン期間にしています。
えんぴつのお仕事をしている時に
「〇〇ちゃん、自分のお名前書けるかな?」
 少し考えてから
「べつのなまえでもいい?」
思わず、私の中でその「べつのなまえ」が
駆け巡りました。
いった い、彼女の別の名前とは?
何を意味するのだろう?
聞いていた〇〇ちゃんという名前とは
全く違う呼び方をするのだろうか?
「べつのなまえ書ける?」
「うん!」
まさか、セカンドネームとか?
ニックネームか?

えんぴつを持ち、一画一画慎重に書きます。

 

「なるほど!!!」

 

漢字を使って、お名前を書いてくれました。

 

「ちがう(表記、表現で)名前を書く」ことを言っていたのです。

 

子どもは、幼い故に「本当に言いたいこと」が

説明できなかったり表現できなかったりします。

 

おとなになってから、あのときはこんな気持ちだったのに!

本当はこうだったのに!とあれこれ言われても

親にとってみれば

今さら感に困惑するばかり。

 

でも、どんなに幼くても

向き合うことを怠ってはいけないと

ちょっと気付かされました。

 

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弾き合いセミナー「サブバイエル」

サブバイエル

昨日とは、打って変わって
冷たい雨の一日
弾き合いセミナー「サブバイエル」に
行ってきました。

昨日のブログでも書きましたが
慈愛に溢れるサブバイエル

安心感があります。
ちょっとおしゃれな響きと空気が
優しい気持ちになります。

想像ですが
きっと、宮本先生は
幼い子にレッスンを
自らされていたに違いないと
感じる所が随所に見られました。


バイエルを第一の教本としていた
30年ほど前には
私も発表会の連弾に入れたり
課題の仕上げ曲に選んだり

弾き合いで弾くと決まった時は
生徒さんの初見の練習にと

連弾はとても気持ちが上がり
たとえユニゾンで音数が少なくても
生徒さんには、満足感を得られます。


いろいろな使い方ができるので
重刷され続けている教材だと
あらためて感じました。

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