ピアノライブ!「るんるん♪ピアノコンサート」

古内奈津子先生のコンサート

今日は、午前中のレッスンを終えてから
飯能市の「Cafe BROWN」という
ところまで行って来ました。

Cafe BROWN
Cafe BROWN

グランドピアノがある

すてきなカフェです。
この場所で、
古内奈津子先生とわたなべよし美先生による
ピアノのコンサートがありました。
連弾を中心に
お客さまが親しみやすい選曲です。
第1部には、
フォーレのドリー組曲。
このカフェのピアノにぴったり!
音がまろやかで、細部の陰影まで
輪郭が見えるようです。
その後、お二人のソロ演奏が続き
休憩をはさんで第2部へ。
楽しい雰囲気の中
「ブルグミュラー25練習曲」
ピアノ学習者には、必ず通る道。
しかし、練習曲といえど
一曲一曲がキャラクターと
必要なテクニックをそなえ
弾けば弾くほど、味わいと愛着が湧く
とてもすてきな曲集です。
そのブルグミュラーを
楽しい趣向で、お二人が弾きます。
なんと会場のお客さまが
曲のくじを引き
当たった曲を演奏するのです。
お二人かわりばんこに弾いていくにも
連弾あり、タンゴアレンジ、歌あり
フラメンコの踊り付きなど
お客さまも、盛り上がります。
最後に、サン=サーンス「動物の謝肉祭」を
連弾で聴きました。
やはり、連弾というのは
迫力と音の重厚感がソロにはない魅力です。
楽しい時間を
しかもライブ感覚で堪能しました。
お家に帰ってピアノ弾きたくなっちゃったな、
きっと、今日の小さなお客さまも
私と同じ思いになったことでしょう。
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ステージがとつぜん!!

真っ暗に!

もう30年近く前の話です。


音楽教室で講師をしていた私は
夏のある日、発表会で
とある市のホールにいました。


受付の仕事をしてから
持ち場であるホールの客席に居ました。

演奏と演奏の合間に
素早く人数、順番、名前を確認し
舞台袖まで誘導するのです。


当時担当だった生徒さん、
Sちゃんが登場して
ピアノを弾き始めたところ
突然ホールが真っ暗になりました。

落雷のためにブレーカーが落ちたのです。

蒸した暑い日でしたが
外の世界とは遮断され
雨が降っているのか、雷がなっているのか
ホール内ではわからないのです。


真っ暗の中、
私にはどうすることもできず
ただ、電源の復活を待つのみでした。


会場は、ざわざわしていますが
すごいSちゃんは
暗いステージで止まることなく
最後まで弾き続けました。


終了すると、袖へ引き返し
しばらく復活するまで
発表会は一時中断。

すぐにホールは、明るさを取り戻しました。

ほっとした空気が流れ
アナウンスでは
もう一度、演奏をしていただきますと
Sちゃんの名前が呼ばれました。


もう一度演奏することになったSちゃん。
私が彼女のそばに居ることは
叶いませんでしたが
他の先生方のフォローで
2回目もしっかりピアノを弾くことができました。


あとにもさきにも
こんな経験は、一度だけです。

雷が鳴るたびに
遠い日のでき事と、Sちゃんを思い出します。

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大伴旅人とブラームス

晩年の二人

万葉集の講座を数年受講している。

年に6回、テーマごと3回で完結する。

気軽で、古文チンプンカンプンの私でも
楽しいお話と時代背景から読み解く
万葉集は、日本語の素晴らしさと
はるか彼方の人々の感性に
尊敬と共感を覚える。


今期は「大伴旅人」
万葉集を編さんした「大伴家持」の
お父さんである。

「大伴氏」といえば、
歴史上で必ず出てくる豪族で
没落の憂いき目にあったりしたが
代々皇族臣下のトップクラスとして
仕えてきた。

そんな旅人の宮仕えの
最後のご奉公が太宰府で、
都からはるばる老妻を伴って任務についた。
単身赴任が通例な当時に
妻を連れて行くのは稀なことで

一度赴任先へ赴けば
道中無事なのか、生きているのか
とにかく命がけで
スマホも無い時代、旅と言えば
今生の別れを意味する。
(一夫多妻であり、現地妻も当然ある)

数え64の老人は、太宰府に着任後
せっかく連れてきた老妻を
呆気なく亡くした。
更に旅人より若い異母弟の訃報を
都から伝え聞き、ショックを受けた。

その時に詠んだ和歌に
「空しい」という概念を持ち込んだのが
画期的な旅人だったらしい。
仏教思想の「世の中は空しきもの」は 
今となっては、当たり前の表現だ。

茫然自失となった旅人は
「亡妻歌」という連作を詠む。

それがまた、寂しい寂しいと
亡き妻の慕情で溢れている。

和歌を詠むのは、晩年のたった3年間で
それを文芸、芸術の域に押し上げたのは
旅人なのだろう。

それまでの歌と言えば、フィクションで
接待ゴルフのようでもあり
まあ、上司を持ち上げたり
部下の垣根を取り払ったりと
宮仕えの役人、必須ツールなのだ。

クラシック音楽も、宗教的、貴族文化、 
余興的など、世の中の流れと時代背景によって
めまぐるしく変化した時期に
ロマン派のブラームスがいる。 
一層叙情的になっていく晩年に書いた作品、
インテルメッツオ (間奏曲)
とりわけ人気がある作品118の2は 
老女クララに捧げた曲だ。

旅人やブラームスのように 
晩年に芸術へ昇華する愛情もあれば 

認知症でも、毎週せっせとバアさんの居る 
施設へ通うウチのジイサマもいる。




 
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弦楽器という認識

もっと近づくために

「ピアノは、弦楽器で、打楽器で、
鍵盤が付いている楽器です」

こんな説明をすることは、
いつものことです。
レッスンに来る生徒さんや
ピアノを紹介する時に、
中味を覗いてもらったりしています。

でも、本当に私は弦楽器を意識して
いただろうか?

意識しなくてもピアノは音が出るし
何よりやることがたくさんで、

狭いレンジで、僅かな差異を
ことばにしたり、伝えたり、
感じたり、こだわればこだわるほど
難しいです。

で、昨日のプライベートレッスン。

もちろん、モーツァルトのトリオ、

第2楽章を聞いていただきました。
考えることが多いのです。
「同時に動く」とか、弦楽器とか。
 
レッスンでは、最初に私だけ
ピアノパートを弾いていましたが、
 
途中、先生が弦楽器パートを
ピアノで加わると
ピアノで弾いているはずなのに
音が「弦楽器」なのです。
 
思わず、興奮を心にしまい込み
動揺すると脱落するので
真剣に楽譜を見ながら
(あ〜こういうことなんだ)と
実感しました。
 
そうそう、よくソロでも
「ココ、木管よね〜」
「オケをイメージして」とか
言われるのは、わかるし
要求も理解できるのです。
 
でも、アンサンブルピアノパートを
レッスンしている最中に
弦楽器が聞こえると
理解をはるかに超え、心を持っていかれます。
 
終止音も最後の最後まで
ひたすら弦楽器です。
二楽章は、「耳」で聞いて練習します。
 
だから、恐れ多くも、弦楽器の仲間に
ピアノも加らせてください!
 
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なぞがいっぱい

「どうして?」「なんで?」

Rちゃんは、3年生になったばかりです。

「どうして?」
「なんでそうなの?」
いつも会話の中で、
疑問があると私に聞いてきます。
今日は、ワークで音符名、休符名の
復習をしました。
「タンさん」や「ウンさん」ではなく
しっかり本当の名前を書きます。
習っていない漢字にも挑戦!
ト音記号やヘ音記号の名前も
ワークに書き込みます。
カタカナ混じりに
「なんで?」
ドレミ……を
日本語で言うと、ハニホ……って言ってね、
 
いろはにほへとちりぬる〜
よく知っているRちゃんです。
トってソのことなんだよ。
ほら、ソの場所から書き始めるんだよ。
 
ついでに、CDEFG……も知識注入。
アルファベットの筆記体も少し勉強。
 
わずか10分の間に
こんな密度の濃い内容をこなせます。
 
小さい頃からの繰り返し学習ですが
たくさん詰め込んだわけでなく
むしろ、好奇心が旺盛で、脱線したり
興味が向かないと見向きもしないタイプ。
 
子どもとは、そういうものです。
 
だから、四分音符だって二分音符だって
何となくリズム譜は知っていても
意味は?名前は?
なんてペーパーテスト的なことは
いつも「わかんない!」
 
でも、いろいろな場面でちゃんと
遭遇したり、将来「合点がいくため」
様々な伏線を張っておくのです。
 
今、Rちゃんの読譜がそうやって
出来つつあります。
 
小さな知識と
Rちゃんの「どうして?」と
考える力が
まさに、伸びて大きくなる時期だと
これを見逃すわけにはいきません。
 
長くレッスンに通ってきてくれるからこそ
成長のスイッチが見えるのです。
 
帰るとき
コレなぁに?なんだろう?
なんで付いてるの?
って聞かないで。
先生もわかんない。。。
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ドキドキ、初めての場所

体験レッスン

かわいらしい女の子が
いらっしゃいました。

「はじめまして。こんにちは」

今日は、ピアノ教室の
体験レッスンです。

恥ずかしくて、コチコチです。
指がちょっこっと口元にいきました。

「ピアノを触ってみない?」
誘ってみました。

椅子に座り、おそるおそる
先生のまねっこをしました。
絵を見ながら、
一生懸命「ちゅうりっぷ」の歌を
歌ってくれました。

小物楽器を見せたら、
全部名前を言ってくれました。

えんぴつのお仕事は
「ド」の音をなぞってくれました。
丁寧に慎重にはみ出さないよう
えんぴつを使いました。

紙のうらに「おなまえ」を
書いてくれました。

「書いてくれてありがとう」

また、ピアノに誘い
ピアノの中を見せてあげました。
「今日は、とくべつ」
椅子の上に立って背伸びをしました。
譜面台のすき間から、
ハンマーと弦のようすを
食いるように見ておどろきました。

ピアノのリズム遊びをしたあと
「ちゅうりっぷ」のまねっこ弾きをしました。

最後までコチコチだったけど
がんばりました。

「今日はどうだった?」と
ちいさな声で聞きました。

「たのしかった」

「たくさんできたことがあったね。
また、来週も来てくれるかな?」

こっくり頷きました。

「ママをちょっと貸してね」
ママにもレッスンしてみました。

ママはピアノ経験者ですが
いきなり言われて
「え?!え?!」

「大丈夫!大丈夫!」
かんたんなメロディーを
ユニゾンで弾きましょう。
一回だけ、練習してもらい
私と連弾しました。
一生懸命弾いて下さいました。
2回目は、「音楽的にぐんぐん進む感じで」
私のリクエストにすてきなピアノで
応えていただきました。


「はーーー緊張したーー」

親子で緊張しました。

Nちゃんは、
初めての場所で「お教室」なのに
普通のお家で、普通のお部屋で
混乱したことでしょう。

最後は、ハイタッチをして
さよならしました。

体験レッスンは、初めての場所に
初めてのおとなに出会います。
ドキドキするのが当然です。

でも、にこにこしていただけたら
うれしく思います。


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「モーツァルト」きほんのキ

室内楽レッスン

1年近くかけて、
モーツァルトのトリオを勉強してます。

毎回ですが、レッスンを受けると
持ち帰りの宿題がたくさんで

今までなにをやってきたのかなぁと
振り返る過去が遠過ぎて
思い出すのがたいへんです。

だから、初めて向き合う気持ちで
モーツァルトを学びます。
今日は一楽章を復習し
新しく二楽章に入りました。
緩やかな楽章を
細かな右手に対し
左手は長くゆったりとしています。

「一緒に動く」
どう考えたらいいのでしょう。

これは速い楽章でも言えることで
ピアノという楽器は、当たり前ですが
両手で別なことをしていて
意識が片寄ると
左手が端折ったり
右手が遅れたり
自分ひとりで弾いていても
崩壊してしまいます。

自分の中でさえバラけるのに
弦楽器が加わると、
(私のせいで)聴くも無惨です。

拍子とか、呼吸とか
共通認識を感じることはいちばんですが

なんとなく
前から考えていたことは
体幹を鍛える、意識するのも
必要なのかなぁと。

手足の支えです。

今日、実は時間に間に合わなくなりそうで
走ったのです。
キツい階段もゆったりどころか
息が切れる心拍数バクバク。

今日の宿題
①一緒に動く

ゆっくりでも息切れすることなく
②身体鍛えよう…

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え?バッハは音読?!

平均律第1巻の1番プレリュード

今日は、中学生のMちゃんが

最後にやってきました。
Mちゃんは、マイペースでコツコツ
弾いています。
ワークは譜読みワークを使い
音符が細かく難しいですが
「ハ、二、ホ…」の日本音名でも
読んでいます。
そして、シャープの嬰(えい)と
フラットの変(へん)の勉強もしました。
ピアノは、テクニックの本を終えたので
易しい目のチェルニーを抜粋した教本を
使うことにしました。
 
曲は、好きな曲を弾いています。
今回は、バッハのプレリュードを
選びました。
目的は、ワークで培った読み書きから
実践編として譜読みすることです。
 
譜読みの教材として使うけれど
シンプルな動きながら、
五声が豊かで音楽的なので
きっと気に入ってくれると思います。
バッハ:平均律クラヴィーア集第1巻1番プレリュード

一緒に楽譜を眺めます。

16分音符にたじろぎますが
まず、左手を読み弾きます。
わりと簡単に弾けたので
連弾したり、ユニゾンにしたり
左手部位の音を堪能します。
さあ、右手!
和音がバラバラ(分散和音といいます)に
なっているのを理解します。
そして、一小節まるまる同じだよ
いっぺん(和音)とバラバラ(分散和音)を
交互に弾いてみようと
練習し始めました。
私はというと、マウスのポインターの如く
ゆび指しで次の小節へ目が向くように
タイミングを掴む助けを出します。
 
「コツは少し先を見るといいよ」
「オンドクみたい!」
確かにおんどくみたいですが…
 
「どうしてオンドクみたいなの?」
「先を見るから」
「学校の先生に教わったの?」
「はい!」
 
聞けば、彼女が小4の時
担任の先生が
「音読のコツは先を見ること」と
教えてくれたそうです。
 
ヘェ〜と感心しましたが
どの先生も言われることなのに
なぜ、小4の担任の先生なのか?
 
「どうして、その先生の言ったこと
覚えているの?」
「その先生のこと、大好きだったんです」
 
なんだかそんな風に、
子どもの心に残る先生って素敵だなと
思いながら、プレリュードを弾きました。
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入学おめでとう!

きょうから一年生!

小学校の入学式を終えて

今日は、2回目のレッスンへ
張り切ってやってきました。
おしゃれな髪の毛に
すてきなレッスンバッグ。
そして、ママ手作りのペンケース。
ピンクでまとめています。
鉛筆と消しゴムを入れてきてくれました。
早速、宿題のチェック。
Hちゃんは、しっかりプレレッスンを
受けていただいたので
レッスンへの導入もスムーズです。
おしゃべりをしながら
ワークの音符クイズを
楽しく取り組みました。
先週の復習をしながら
身についているか確認。
まだ早いかな?と思いましたが
「音読みタイムトライアル」に挑戦!
通常、最初の頃は
音符カードを使って
少ない数(3音から)の音読みをします。
しかし、カードで読むより難しい
ランダムでたくさんある音符読みに
挑戦してくれました。
「音符選手権やってみる?」
と聞くと
「やる!やる!」
ルールは、宿題となるページの音符を
急いで読むこと。
時間を測りますが、
目標タイムは自己申告です。
まだ一年生には、
「秒」とか「分」の概念は
難しいかもしれませんが
時計や時間を体感するのも勉強で
算数の要素も入っています。
おんぷ選手になったHちゃん、
自己申告タイムは5分です。
スマホのストップウォッチをタップして
ランダムなドレミを読みます。
 
タイムは、21秒!はやい!
 
今日は、先週から気になっていた
「にじいろえんぴつ」
とりこの伊東屋「ゴーストペンシル」
とりこの伊東屋「ゴーストペンシル」
花マルを自分でつける
約束をしていたので
 
音符選手権のあとの「うた」「リズム」
そして「ピアノ」に
花マルを付けて満足しました。
来週も楽しくレッスンしましょう。
 
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どっちで聴く?

イヤホンの右側、左側

iPhoneで、音楽を聴くのが

眠りにつく時の日課です。
一時期、音楽を聴くと
心身共に疲れてしまい、
普段の生活では、趣味でCDを聴くとか
AV機器を使って音楽を聴くことが
滅多にないのです。
ピアノのレッスンをしているのに
変わっているかもしれませんが
生活の中では音楽が流れていません。
例外は、コンサートホールでの
格別なアコースティックな生の音で
頭の中がぐるぐる
ピアノやら、合唱の歌やら、
無意識のうちに脳内再生されてしまう時
リセットできるのが
プロフェッショナルな
生の音なのかもしれません。
PAの爆音も疲れてしまいます。
歳を取った証拠だと思いますが、
「耳」のためだと思うことにしてます。
 
ただし、唯一寝る時の入眠儀式として
目覚まし時計のアプリを使って
イヤホンで音楽を聴きながら眠ります。
 
 
大体、電車に乗ったりしない生活なので
過去の携帯から、今のスマホまでの
使わないイヤホンが引き出しに
たくさんあります。
 
無造作に古いイヤホンを引っ張り出し
耳につけたまま寝るのは
とても窮屈な感じなのですが
目覚まし時計の代わりなので
ゴツゴツしようが、セットします。
 
聴くのは
川のせせらぎとか鳥のさえずり、
波の音に雨の音など
自然の音に癒されてました。
 
ところが、昨年から室内楽レッスンで
演奏する曲のCDを購入し、
iPhoneで聴くようになってから
気付いたのですが
 
イヤホンで聴くと
左側側から、ヴァイオリンの音
右側から、チェロの音
両方の奥まったところから
ピアノの音が聞こえます。
 
最初は、こういうもんだと
別に気にしないように聞いていたし
入眠儀式なので
大抵は第一楽章の終わりまで
聞かないうちに寝てしまいます。
 
ある日、眠れない時
 
左がヴァイオリンで、右がチェロなのは
観客席から鑑賞しているのと
同じなんだよなぁとよぎり
 
でも、トリオのピアノを弾いている時は
ソロでピアノを弾いている時と同じで
 
右手が高音、左手が低音、
右からヴァイオリン、左からチェロの音
観客席側で聞いた時とは、
反対に聞こえます。
 
だったら、
イヤホンも反対にしちゃおうと
本来の右耳側を左で聞き 
左耳側を右に当てて聞いてます。
 
ちょっとしたことなのですが
お客さんとステージ、両方楽しめるので
寝る時どっちにするか決めるのですが
 
困ったことに朝になると
蜘蛛の巣ごとく、コードが顔から
首に巻きつき
ひどいと、行方不明のiPhoneに
引っ張られて
イヤホンがビョーンと伸びて
ダメにしてしまうのです。
 
ストックあって、よかった…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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「ゴジラ」にハマる

ドシラの「寝っ転がりスト」

今春小2になるRくん。

レッスンをするようになって
しばらく経つが
なかなか思うように進まない。

今どきの「寝っ転がりスト」だ。
とにかく、モノで釣ろうが
楽しさで呼び込もうが
簡単に誘導されてこない。

まあ、男の子に有りがちなタイプなので
レッスンも、浮き沈みとムラが多い。

かわいいところは、
Rくんの代わりに
ママのレッスンにしちゃうよと言うと
怒り出し、自分がやる!と
スイッチが入る。

往々にして男子は
赤ちゃんっぽいところが多いので
成長を待つしかないのだが、

最近は、こういう段階を踏んで
自立するものだと思うことにしている。

生まれながらにして異性で
それだけで、(母)親と子の
見えない距離があり
それを埋めるべくして
甘えてるのだと思えてくる。

さて、数週間前から
Rくんの要望により
「ゴジラ」を弾くことした。

どれどれ、やっとピアノ弾く気になったか
と内心喜ぶ私。
家では、いろいろ弾くらしいが
レッスンでは、寝っ転がり
時間が過ぎていくばかり。

試しに、家でママがゴジラを
教えることにした。
細かいことは、気にしなくていいから
とにかく、テーマを弾けること。
春休みなので、1週間毎日
様子をラインで報告してもらい
今日、披露してもらった。

「ドシラ、ドシラ、、、」
結構弾けてる。
ノッてくると40分は、
ドシラを欠かさないらしい。

毎日忙しくて、大変なお母さん。
時間があるときは、たくさん付き合って
かまってあげてください。

中学生でも、かまってちゃん率多い
男子です。
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バイエルはわるくない

前回の記事で

バイエルは、わるくないのです。

教本というのは
「使いよう」で
なにを教えるかが重要で
たとえ、「ド、ド、ド、、、」ばかりでも
どうやって弾こうか?
はずむ?のばす?
うれしい?たのしい?
どのゆび使う?
伴奏にのって弾こうか?
音符書いてみる?
三拍子でうたう?
リズムつけちゃえ!
お話し作る?
どうしたい?
引き出しから、たくさん出して
子どもの世界を広げるのが
私の役目だと思っています。
ひとつのものを
たくさんの方向から見れるって
正解があるわけでもなく
これこそ想像力と豊かな心を育む
音楽の素晴らしいところ。
厳しいことを言えば
やればやるだけ結果が出るものでもない。
ピアノ演奏は、
持てる力をどれたけ出せるかが
カギなのです。
やればやるだけ結果が出るのは勉強です。
 
ピアノは勉強より厳しい。
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少子化のなかで

ピアノ教本がたくさん

本当にたくさんあります。

4月からレッスンを始める
小一の生徒さんのために
考えて考えて、教本を決めました。

どれにしようかな?
どれにしようかな?

少子化と言われてから随分経ちます。
 

10年ひと昔より

少し前に学生時代だった娘や娘婿は
大学の受験倍率を見て
 
「いいなぁ〜羨ましい〜」
 
婿どのは、人よりたくさん
受験勉強をした部類で
当時の30倍近い倍率から
三分の一になった倍率を見て
「今なら受かるかも」
 
娘は娘で、ごった返した学食や
大講義室の授業から比べて
「ゆったり落ち着いた環境で羨ましい」
 
子どもを取り巻く産業は
縮小しています。
ドラックストアのオムツ売り場は
「赤ちゃん用」が三分の一しかなく
残りの棚は、
「リハビリパンツ」が占拠してます。
 
子どもの数が減って 
塾は個別、もしくは少人数
定員を減らし、私学は経営難
自動車免許を取る人も減少と
経済的にも苦しい分野がある一方
 
子ども自身には
ゆったりした環境や
じっくり取り組むことができる
時代なのかもしれません。
 
 
教室の実態というのが
わかりにくいので
なんとなくの想像なんですが
 
細々と(ウチみたいに)
やっていらっしゃるところは
辞めてしまったり
淘汰と、人気教室一極集中みたいな
厳しい現実と成功者という図式
 
これは、なにもピアノ教室に限らず
ご商売されているどの世界にも
いえることです。
 
その狭い市場でやたらと多いのが
ピアノ教本。
 
先日も楽譜売り場に出向いたら
たくさんの教本で、目移りします。
 
どうして、こんなにあるのか?
狭い市場でも、
生徒さんが多様化している証拠です。
 
だいぶ昔には、「バイエル」という
入り口でふるいにかけられました。
 
音楽文化を広め、裾野を広げるには、
弾いてみたいという気持ちや
楽しみたいという気持ち
 
そして、噛み砕いた馴染みやすい教本
 
少子化が教本を駆り立てて
いるのかもしれません。
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