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伴奏を聞くこと

合わせるのではなく聞くこと

「うたをうたおうよ!」

 

一年生になったばかりで、

今春からレッスンを始めた生徒さんに

「うたあそび」という教本を使っています。

 

知ってる曲がたくさん載っていて

「うた」を歌うほかに
リズムや、手遊び、音読み、音当てなど
ソルフェージュの一環として
使用しています。
歌が好き!という気持ちならば
一緒に楽しく、振りをつけたり
踊ったり、小物楽器を使ったり
歌いながら楽しく出来るのですが
なかには
「はずかしいから」
「歌に自信がない」という場合もあります。
また、グループレッスンで
無理矢理歌った経験を持っていて
つらくて、歌えないということもあるので
心の中で「歌う」つもりで
呼吸をしたりします。
伴奏を聞きながら、歌のかわりに
小物楽器をたたくということもあります。
大切なことは、
伴奏を聞きながら、歌ったり
演奏したりすることを目標にしています。
まだピアノでは片手で
しかもドレミだけだったりしますが
歌うことで、
伴奏を聞く練習をしていくと
連弾でもちゃんと合わせられますし
「聞くこと」の経験や導入は
早ければ早い方が良い影響があると
確信します。
一般的に
ピアノのレッスンを始める年齢が
園児と小学生なら
園児の方が特別なことをしなくても
ピアノの上での音感が育つし
 
 
小学校低学年ならまだ何とか
歌ったりしながら
ピアノに必要な音感と読譜を
伸ばします。
しかし、中学年以上ですと
読譜は楽にこなせるのに
簡単なアンサンブルをすると
ピアノを合わせられなくて暴走したり、
連弾をすると相手の音を聞けなくて
幾つもの仕事をたくさんこなせません。
 
 
ピアノは、他の楽器より
たくさんの同時進行が課せられます。
歌う行為にも
ピアノに通じる部分を持ち
私たち講師は
ひとりひとりの状態や必要なことを
常に考えています。
「楽しく歌えた」「自ら歌えた」
そんな頑張ったごほうびに
ピカピカの「うたシール」を作り
ポイントゲットにプラスしました。