· 

室内楽一日特別講座

盛りだくさんの一日

夏休みの終わりは

通勤ラッシュの電車に乗って
代々木「リブロホール」まで。


「ジャスミン音の庭」の室内楽で
今日は、夏休み特別企画の二日目に
参加してきました。


まずは、講師のピアニスト
古屋絵里先生による
「ボディマッピング」です。


普段何気ない動作でも
無意識と思っていても

「脳」が感じている感覚が動きを生み
動きが感覚を呼び覚ます
脳と身体というのは
まるで呼応する双子のようです。


「腕」という概念は
鎖骨から指先までなんだそうで
「鎖骨」を意識する必要がありそうです。


少し休憩をはさんで、
通年グループレッスン生の方々の
トリオの聴講です。


午前午後に
メンデルスゾーン、フンメル、
ベートーヴェン、ブラームスの素敵な曲を


受講生の皆さん
ヴァイオリン森田弘昌先生と
チェロ篠崎由紀先生の
素晴らしい演奏と
レッスンを間近に聞く
とても贅沢な時間でした。


最後は、人生初の「チェロ体験」


 

弓の持ち方を教えていただき

リラックスした身体で
真っ直ぐ横へ弾いていきます。
弦に対しての圧のかけ方で
「ギーギー」した音が出るので
騒音にならない
ちゃんと聞ける「音」が出る
圧力のバランスを
誘導していただき一回リハーサル。
 
開放弦で弾けるトリオなので
楽譜は見ません。
と、いうか見る余裕がありません。
 
 
そして、ピアノとヴァイオリンと
合わせて演奏します。
 
「真っ直ぐ」
「弓と弦のところを集中して見る」
ダウンのまま、音から音へ移行するさまは
「レガート」を意識せざるを得ません。
つい、素人は一音一音
弓を動かしたくなるので
ピアノを弾く時の「レガート」という感覚が
本当にレガートか
あらためて考えてしまいます。
篠崎先生の教え方がとても上手く
たとえ初めてのチェロでも
最低限の聴ける「音」のイメージと
身体の使い方から
「音」を奏でるという
音楽の基本を体験した気がします。
楽譜から、容易で無意識に出せるピアノは
決して無造作に繰り出す音になってはならない
「イメージ」が大切だという
楽しい講座でした。