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心に響く

音楽に向き合うすがた

先日、とある中学校へ合唱祭に行きました。

 

大きなホールでたくさんのお客さまが

聞きにいらしていました。

 

 

その学校は、特別支援級があり

そのクラスの生徒さんも演奏するので

とても楽しみにしていました。

 

 

支援級のクラスは、合奏をすることになっており

観客が出払った休憩時間に

様々な楽器をセッティングして

生徒さんは忙しく準備しています。

音楽担当の先生も、ピアノの前に座り

リハーサルを始めました。

 

 

客席には、ほとんど人はおらず

外へ出なかった私は一部始終を見ていました。

 

先生のピアノで、イントロが導かれると

琴やハンドベルのメロディーが流れ

私は、興味を惹かれて

生徒さんの演奏に耳を傾けました。

 

少数精鋭という雰囲気の彼ら彼女らは

持ち場の責任者というような

真摯な面持で演奏しています。

 

どの顔も一生懸命で、

そして努力をして

この場に臨んだことが伺えます。

 

次第に引き込まれ、

心のこもった音楽が私に届きます。

 

温かい気持ちが流れ

誰もいないホールで、しかもリハーサルなのに

思わず拍手をしてしまいました。

 

 

指導の先生は存じ上げないのですが

共感できる素晴らしい先生だと感じました。

 

 

生徒さんたちは

今日という日まで、とても努力し

誠心誠意向き合ってきたのでしょう。

 

 

普通級の生徒さんは、

クラスごとの合唱ですが

クラスの顔が見えてくるようで

とどのつまり、思いをひとつにして

どれだけ練習努力し、貢献したか

 

 

そのような思いが音楽に現れる

興味深かった演奏会でした。