レッスンノート

体験レッスンへ来てくれたかわいい女の子

もうすぐいちねんせい!

今日は、初めてお会いするKちゃんを待っていました。

 

 

お母さまと何度かメールのやり取りをし

会える日を心待ちにしていました。

 

 

玄関で出迎えると、

にこにこしながら車から飛び出て

すぐに仲良しになれる予感がしました。

 

 

はにかみながら、お名前を教えてくれたあと

すぐにピアノの方へ誘いました。

 

 

もうすぐ1年生ということなので

小学校で使う音楽の教科書を

いっしょに見ながらお話をしました。

 

 

歌が好きだというだけあって

挿絵の中に隠れている「うた」を

ぜんぶ知っていました。

 

「すごいね!」

 

それから、ピアノのクイズをして

黒鍵や白鍵の音を出してみたり

ピアノの中をのぞいてみたり。

鍵盤を押すと、どこが動くのか

高い音や低い音を試してみました。

 

 

「ど」の場所の探し方を覚えて

曲を弾いてみました。

 

 

えんぴつのおしごとは

「ど」「れ」「み」をまず読んでみました。

とてもよく読めたので

色ぬりをして、場所の定着をはかります。

 

 

調子よく読めて、きれいに色もぬれたので

順調にすすめそうです。

 

お話しも、とてもよくできました。

好きな色、お気に入りのぬいぐるみ、

いつもお家でやっていること。

 

会話も考えを言えたり、説明ができたり

もうすでに小学生のようにしっかりしています。

 

 

さらさらした髪の毛に

澄んだ瞳が

まっすぐこちらを見てくれるので

まっさらな心に

応えたいと身が引き締まります。

 

 

一瞬一瞬が新しい出会いで

一言一言が栄養となり

一音一音がこころに残るよう

 

来週から、いっしょにがんばりましょうね!

 

 

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出会いとわかれの季節

成長するために

先日は中学校の卒業式でした。

今週は、小学校も卒業式を迎え
著しく成長した
眩しいばかりの子どもたちも
新しい環境や出会いに
ワクワクしている気持ちが
伝わります。
中学生は、
毎週細かく様子を見ていると
難しい年頃でも
しっかり「自分のあたま」で考え
意見を持つことができているので
すばらしいなぁと
感じることがしばしばあります。
「大きくなったら何になりたい?」
小学校高学年になって、
まだまだやわらかい感性に問いかけると
いっぱい夢が出てきます。
こつこつとあきらめないで続ける心
どうか、目の前のことをひとつひとつ
努力していく力が身についたらと
思っています。
 
その中のごく一時期
ピアノに向き合ったのち
そして、おとなになって
 
仕事の合間に
子育ての合間に
介護の合間に
ピアノを弾くことや音楽を
趣味や生きがいにしているとき
そっとピアノのレッスンを思い出して
くれたらいいなと思っています。
「人生100年」と言われるようになり
勉強し、働き、
子どもを育て上げても
まだまだ時間を享受できる
可能性がある時代なのです。
没頭できる時間は
学生時代だけと決めないで
どうか長い時間の中で楽しむスキルを
身に付けて
はばたいてほしいと
願っています。
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オトナっぽい感じ

今日は、いきなり冬のような寒さで
温かいお鍋や飲み物が恋しくなります。

月曜日のレッスンは
二週間ぶりです。

Hちゃんは、
「ハロウィンチャレンジ」に
早々とクリアをして
ご褒美を選んでもらいました。
この中からお菓子を選びます!
この中からお菓子を選びます!
Sちゃんは、
たくさん練習をしてきたらしく
練習シートの色ぬりを確認した後
堂々とピアノを弾きます。

指練(テクニックマスター1)の
目的である「指の形をきれいにする」が
徐々に身に付いてきました。

薬指と小指が自然な形に
まぁるくなっています。
最近の子どもの特徴として
指が驚くほど長いのですが
小枝のように細く
1指、2指、3指はかろうじて
丸くなっても
薬指や小指までは丸くできないで
小指など第二関節まで使って
打鍵しています。

注意深く見守り、
ある程度骨が成長してから
きれいな形を目指します。


Sちゃん、最近ト長調に入ったので
今日は、「調性」について
いろいろ実験しました。
同じ曲を調性を変えて聞かせます。

「好きな調はどれ?」

「これは?」

今度は、ニ長調と変ト長調の聞き比べ。

「どんな感じ?」

黒鍵ばかりの変ト長調。

「オトナっぽい感じ!」

思わず、うまい事言うなぁ!と
楽しいレッスンになりました。


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「ハロウィン・チャレンジ!」開催中

先週から、こんなカードをお渡ししています。

 

反応は、さまざまで

 

「なになに?」

 

「これ?やるの?」

 

「え~~?!」

 

「やりたい!」

 

 

10月の末まで、2曲を頑張って

弾いてもらう予定です。

 

レパートリーとして、新しい曲にチャレンジするもよし。

 

今まで弾いた曲をさらってもよし。

 

ステップの曲ももちろんありです。

 

 

伴奏を練習中だったら

それでも構いません。

 

おまけポイントは、

10月最終週に、ハロウィンの仮装とか

ハロウィンらしさを考えてくれたら

スタンプ押します!

 

 

 

もちろん、ごほうびがあるので

ゲットしてくださいね。

 

 

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「ソ」と「ラ」のあいだは?

昨日、レッスンにやってきたNちゃん。

1年生の夏休みが終わって
ぐんぐん成長しています。
うたを歌おう!
「きらきらぼし」
ひとりで、しっかり大きな声で
歌います。
歌詞があやふやなので
いっしょに読む練習。
「は」WAをHAと読むのはご愛嬌。
1学期までは、たどたどしい感じで
読んでいた歌詞もかなり上手になっています。
 
ワークをいっしょにやり
音当てクイズもばっちり。
 
うたの教本から階名唱。
二分音符もちゃんと見てる!
 
「さっき歌ったきらきらぼし
弾いてみない?」
 
これは、さぐり弾きで
遊びながら。
 
読譜は後付けになりますが
 
やっと、鍵盤位置、ドレミ、楽譜が
結び付いた段階。
見ながら弾くのは
読譜ができる教本でやるので
きらきらぼしは歌いながら
鍵盤だけ見ます。
 
 
 
きらきらぼしは、
「ラ」が出てくるので
ひとりで確認しています。

「そがあって、となりで〜」

そのうち、
「ギャハハ〜!この黒いのねぇ」
楽しそうにキャッキャしています。

「なに?なに?」
(黒鍵のことか)

「そとらの間にあるから、
そとらが混ざった音がするんだよ」

G#と固有的に捉えるのは
訓練されたおとなの感覚に近いかも
しれないけれど

まっさらな子どもには、
まるで「ソ」という色が混色されて
徐々に「ラ」に変わるのだと

弦の調弦のような変化を感じて
言ってるのだと思いました。


黒鍵をとらえるイメージが
おもしろいNちゃんです。


Nちゃん、ちなみに
「バーナムミニブック」も教本なのですが

本のことを
「バーナムさん」と呼んでいます。

私もマネしようっと。



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発表会に出たい!

カワイ音楽教室の発表会に参加しました

今年、お教室では
「ステージに出ましょう!」
という目標でチャレンジしています。


コンペ、ステップ、グレード、伴奏
などなど

その中で「発表会」を希望したNちゃん。

希望を叶えるために
カワイ音楽教室の発表会を選択しました。


実は、彼女がピアノ教室に

入会したのは小4の時。
発表会直後で、タイミングが悪く
参加チャンスがなかったのです。
 
 
 
レッスンの中では、物静かな会話で
まじめに淡々と課題をこなし
教本は、ぐんぐん進んでいきました。
 
 
「今回は、何に挑戦したいかな?」
 
ステップだと二曲ですが
今のレベルでテクニックと表現を
深く磨き学べると考えていました。
 
 
ところが、Nちゃんは
「発表会がいいな」という意見で
そうとなったら
Nちゃんの発音に似合う
少し背伸びした曲を選びました。
 
コツコツ練習できる子なので
本番までにできるようになって欲しい
毎週の目標を細かく決めました。
 
「難しい曲かもよ」
そう言うと
「頑張る!」
と、答えてくれ
自らチャレンジしようという気持ちが
伝わります。
 
 
それをきっかけに
発表会に対する気持ち、憧れている曲、
お姉ちゃんのこと、好きなこと
レッスンの中で色々話しました。
 
6年生になると
思春期に突入していて
コミュニケーションも難しく
私自身も、できるだけ
「人間同士」を努めて意識します。
 
 
本番は
「最後まで、独りで頑張ること」
たとえ、混乱したり真っ白くなっても
自分の力で乗り切る
 
 
約束したとおり、最後まで弾き切り
Nちゃんらしさのピアノを
聞けて幸せでした。
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やっぱり楽しくやりたい

先週、今週はお手紙を配りました

もうすぐ楽しい夏休みです。


ピアノのレッスンも
時間の確認や日にちの確認のために
お手紙をお渡ししています。
簡単に教室の取り組みの紹介と
各生徒さんあてに
ひとりずつメッセージを書きながら
1学期を振り返りました。
頑張ったごほうびのシールを
楽しみにしている子
ピアノのレッスンの中でも
「楽しい!」と感じられる練習
そして、いいところをたくさん見て
「よく頑張ったね」と
ちゃんとほめること
苦しい、苦手なことも
「こんな風にやってみようか?」
と、気持ちを前向きにすること
たまにNHKのeテレで放映される
奇跡のレッスン」を観ますが
スポーツも音楽も
共通点がたくさんあります。
(ちなみに野球編のバレンタイン監督と
野球少年の放送は、とてもよかった)
今夜はテニス編でしたが
コーチのことばは
結果でなく、プロセスをほめる
自分で考え決断する
楽しむ
全部、そっくりそのまま
ピアノに当てはまります。
楽しむには、忍耐力が必要。
楽しくチャラチャラしている
わけではありません。
シールやらごほうびやらで
釣っているわけではありません。
ピアノのレッスンも練習も
忍耐力が必要です。
レッスンの活動ひとつひとつに目的があり
根気よく、我慢強く、最後まで頑張る
 
そんな中で、
レッスンの終わりに
今日、「うたシール」を嬉しそうに
選ぶNちゃん。
 
選ぶのも「決断」のひとつです。
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合唱伴奏の取り組み

みんなのために、自分のために

今日レッスンにきた中学生のRちゃん。

 
2学期の校内合唱祭の
学年課題曲の伴奏を持ってきました。
 
私が言うまでもなく
楽譜をきちんと製本し
黄色い画用紙で表紙を付け
とてもきれいな仕上がりです。
 
心意気を嬉しく思いました。
 
伴奏者は、
クラスでピアノを弾ける子が
必然的になる場合が多く
 
 
当事者は、心積もりをしています。
 
中には歌いたいので、弾かない
という選択をして、伴奏をしない場合もありますが
 
「弾きたい」と思う気持ちがあるなら
夏休みに頑張って
一緒に練習しよう
と、応援することにしています。
 
あくまで
「弾きたい」気持ちが一番です。
 
もちろん、伴奏は名誉なことですが
練習に使う時間を考えたら
とても不公平です。
 
受験生となると、たくさんの時間を
ピアノに割かなくてはなりません。
 
いろいろな意見があると思いますが
「伴奏に取り組む」というのは
上手に時間を作り
勉強とうまく両立できたり
自分自身で、計画を立てたりと
幾つもの仕事をこなす力が身に着きます。
 
ピアノのレッスンには
元々そういう側面があるので
難関大学を受験か、音大にするか、
「ダブルスタンダード」の強者も
よくお話に聞きます。
 
何より自尊心を大切にし
できることをやる
 
今年も
できる限りの指導をしようと
あらためて感じました。
 
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伴奏を聞くこと

合わせるのではなく聞くこと

「うたをうたおうよ!」

 

一年生になったばかりで、

今春からレッスンを始めた生徒さんに

「うたあそび」という教本を使っています。

 

知ってる曲がたくさん載っていて

「うた」を歌うほかに
リズムや、手遊び、音読み、音当てなど
ソルフェージュの一環として
使用しています。
歌が好き!という気持ちならば
一緒に楽しく、振りをつけたり
踊ったり、小物楽器を使ったり
歌いながら楽しく出来るのですが
なかには
「はずかしいから」
「歌に自信がない」という場合もあります。
また、グループレッスンで
無理矢理歌った経験を持っていて
つらくて、歌えないということもあるので
心の中で「歌う」つもりで
呼吸をしたりします。
伴奏を聞きながら、歌のかわりに
小物楽器をたたくということもあります。
大切なことは、
伴奏を聞きながら、歌ったり
演奏したりすることを目標にしています。
まだピアノでは片手で
しかもドレミだけだったりしますが
歌うことで、
伴奏を聞く練習をしていくと
連弾でもちゃんと合わせられますし
「聞くこと」の経験や導入は
早ければ早い方が良い影響があると
確信します。
一般的に
ピアノのレッスンを始める年齢が
園児と小学生なら
園児の方が特別なことをしなくても
ピアノの上での音感が育つし
 
 
小学校低学年ならまだ何とか
歌ったりしながら
ピアノに必要な音感と読譜を
伸ばします。
しかし、中学年以上ですと
読譜は楽にこなせるのに
簡単なアンサンブルをすると
ピアノを合わせられなくて暴走したり、
連弾をすると相手の音を聞けなくて
幾つもの仕事をたくさんこなせません。
 
 
ピアノは、他の楽器より
たくさんの同時進行が課せられます。
歌う行為にも
ピアノに通じる部分を持ち
私たち講師は
ひとりひとりの状態や必要なことを
常に考えています。
「楽しく歌えた」「自ら歌えた」
そんな頑張ったごほうびに
ピカピカの「うたシール」を作り
ポイントゲットにプラスしました。
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読譜のアプローチ

前の続き

 
前の記事→弾きたい気持ち
 
楽譜を、音符を見て弾く練習。 
いきなり弾きたいのはやまやまですが 
まず、「見てね」と言います。 
分解して、準備をするのです。 
 
指差しを私がしたりしますが 
たまに、本人が指差しながら 
音符を読みます。 
とまらないで読めるのが目標です。 
 
「リズム読み」 
「リズム打ちしながら、音読み」 
「拍子打ちしながら音読み」 
 
音符を読むのも大切ですが 
曲にはリズムもあるので、 
リズム練習も一緖にやってみます。 
 
指を動かす練習は 
「エアピアノ」 
空中で、指だけを動かします。 
出来たら、音符を言いながら動かします。
 
 
料理の下ごしらえみたいな下準備は
早くきれいにできるために必須です。
 
生徒さんによっては
どこに重点を置くか、
どこを強化するかによって
メニューは色々ですが
 
ひとつの課題で、あらゆる角度から
アプローチすること。
できるだけ、2つ以上を
同時にできる練習をすること。
案外、簡単なことでも2つ一緒に行うことは
難しいものです。
そして、ポリフォニーの下地になるようにします。
(右手、左手が、どちらもメロディー なので
両手になると難しく感じます)
 
下準備の時、目はいつも譜面に向けます。
生徒さんによっては面倒がるのですが
「読譜」のために頑張ります。
 
さあ〜いよいよピアノを弾き
音を出します。
でも、片手ずつです。
たいていは、一度で通せます。
ここでも、2つのことを一緒にやってみます。
「読みながら弾く」
「拍に合わせてみる」etc
色々挑戦するのは、飽きてしまわないようにと
考えてますが
まずは、様々な感覚を同時に使えるように
脳内の配線をつなげる作業だと思っています。
何度か弾くと楽しくなるので
そんな気持ちで弾きます。
難しい場合は、ポイントにお手伝いを
します。
色えんぴつでマークしたり
指番号を付けたり
えんぴつで、やまやたに、坂道、山登り
さんかく、ジャンプ、ひとつとびetc
 
わかりやすい言葉で図形を書きます。
 
わかりやすい視覚化と
読むこと。
 
大変ですが、習慣になるようにします。
片手でも、必ず伴奏をつけてあげて
曲の雰囲気を味わいます。
ピアノを弾きたい気持ちのHちゃん。
どんどん「遊び弾き」をして耳や歌心を養い
教本では、読譜に特化し
今伸びて、吸収していくこの時期に
たくさんのアプローチをしていきます。
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弾きたい気持ち

譜読みするより、早く弾きたい!

まだピアノを始めたばかりのHちゃん。


譜読みは、ド、レ、ミ、ファ、ソの
五音だけですが
(それでも、かなり引っ張って
吸収するペースに合わせています)
「弾きたい」気持ちを大切にしてます。
いつも弾きたい気持ちが
いっぱいなのです。
そんな気持ちに追い付くために
ワークを使って
音符を読む(なるべく音程を取って)
たまに楽しく色ぬり。
カラフルな色えんぴつを使い
おしゃべりも弾みます。
音符を書く(音価指定付き)
最初は全音符だけですが、
四分音符のファ、二分音符のド
というようにレベルが高くなります。
階名を書く(カタカナのドレミ)
字が書けるようになったら
ひらがなのドレミから始まり
後々には、ハニホ、英語、
ドイツ語の音名まで勉強します。
「読む」「書く」の勉強は
ピアノを使わないで、机上のお仕事ですが
いつも、意識していることは
課題に対してのアプローチを
2つ以上すること。
決して、ドリルや漢字練習のように
「考える」意識を消す作業にならないよう
気を配ります。
続きます→読譜のアプローチ

 

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演奏前のお辞儀は?

普通でいい?

先日、ステップで

たくさんの演奏を聞きました。


ピアノを弾く前に
お辞儀をします。

アドバイザーの先生方をはじめ
会場で聞いて下さる
ご家族の方やお友だち。
(どうぞ、聞いてください)と
心を込めて、お辞儀をします。


動作が流れないように
雑にならないように
発表会の前などに
お辞儀を含め、所作のチェックをしますが


ステップで、
みなさん一様に
手がおへそのあたりを触る感じで
肘を曲げて「く」の字のような
お辞儀をしていたのです。


少し驚き、違和感を感じました。


もしかしたら、
私の教え方が間違っていたのかしら?


そのお辞儀をする場合を
いろいろ考えました。

何となく、男性の着物姿、武道には
ありそうです。
かみしもを付けた歌舞伎役者さんが
してそうな感じですが、
手の位置は、帯びの下あたりだった
気がします。

ドレスにパニエを付けると
ボリュームがあるので
声楽のステージではアリ。

ミュージカルでも、
歌い手さんがやりますが
曲に似合ったお辞儀をして
素敵です。


ピアノの演奏の場合には?

やっぱり違和感が残るのが
私の感想です。

男女にかかわらず
手の所在は体側が良いように
思っていたので

脇に真っ直ぐ、自然に
頭の下げ方も
堅苦しくなく、静かな佇まいで
ゆったり目にしましょうと

女の子だったら、
お着物を着た時のように
前に手を持ってくるまでは
丁寧さの範囲という教え方でしたが


どうなのでしょう?
どなたかアドバイスくださいませんか?
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中学生のピアノ優先順位

どの位置づけ?

中学生というのは、

毎日やることがたくさんあって忙しい。
1日の大半を学校で過ごし
部活があれば、朝練、午後練。
 
帰宅して、
塾があれば塾に行き
学校の宿題、予習復習。
 
習い事の時間は
自然と削られていく。
 
 
趣味の範疇のピアノは
当然優先順位が低い。
 
⒈勉強または学校行事
⒉部活動
⒊友だち関係
⒋趣味、遊び
⒌家族
 
人によったら、3,4,5が
入れ変わるだろう。
 
でも、よく考えたら
勉強を仕事に置き換えたら
大人と同じだということ。
 
大人だって、仕事ばかりで
クタクタになって
休みは寝てるだけの
仕事と自宅の往復で
日々過ぎていくのは、味気ない。
 
仕事が大好きで
もう楽しくて、毎日幸せという人は
少ない部類だろう。
 
大半は、お金のために
難しいことも、嫌なことも
顔をみたいくない相手も
我慢してるはずだ。
バランス良く、趣味として
「ピアノを弾く時間」を入れても
息抜きやストレス解消
勉強の活力になるのではと思う。
 
中学生になって
ピアノを辞めようと考えていたら、
ぜひ自分で答えを出せるように
考えてくださいね。
 
「好きなこと」のひとつだったら
続ける選択をしてみてください。
ほんのすこしだけ
ピアノを弾き
練習できなくても
レッスンに通う価値と意義は
大きいと思います。
 
そうやって続けていく子は
目標の道を歩んだり
行きたい高校へ通ったり
10年、20年と思いがけない花を
開くことがあります。
 
 
長い人生のエッセンスとなりますように。

 

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泣いて笑って、ピティナステップ

ステップデビュー

先日、生徒さんが春のステップに

参加してきました。



Rちゃんは初めて、

Sちゃんは2回目です。



初めてのステップ参加のRちゃん。

会場で顔を見たら

コチコチで、固くなっています。


適度な緊張感というのは

集中する時に必要なことです。

音を聴く、良い音を出すために

からだと感覚を

コントロールしなければなりません。


しかし、まるで動物が獲物を

捕らえる集中すべき時に

からだが固まってしまうと

動くことが難しいのです。



なるべく、緊張をほぐすように

飴をなめたり、お水を飲んだり

しましたが


完璧に、雰囲気にのまれています。


椅子に座ると思い出せなくて

私に助けを求めるような

表情をしました。

一瞬、私が楽譜を持ち

駆け寄ろうと考えましたが


なんとか、最初にあるべき

音の鍵盤を探り弾きだしました。


ほんの数分の短い時間が

長い長い苦しさを伴った

時間と感じたことでしょう。


しかし、逃げずに負けずに泣かずに

最後までたどり着けました。



苦しい時間だったことでしょう。


参加者が終わり休憩に入ると

Rちゃんを連れ出し

お話しをしました。


きっと、悔しい気持ちと

うまくいかなかった気持ち

がっかりした気持ち


Rちゃんは、たくさんの気持ちが

ごちゃ混ぜになって涙が出ました。

私は、最後まで逃げずに

弾き切ったことをほめました。


そして、初めてなのに

苦くて苦しい時間を与えてしまい

ごめんなさいと謝りました。


どんな結果を聞こうと

私は責任とRちゃんの気持ちの

緩衝材になるつもりでした。


しかし、封筒を受け取ると

合格証が!!


しかも、アドバイザーの先生方からは

「ステップデビュー、おめでとう‼︎」

のことばが書かれており

赤いパスポートが入っていました。


よもや、ピアノを嫌いになるかも

もう挑戦することに

目を向けなくなるかも


そんな風に考えていましたが


暖かなアドバイザーの先生方の

ことばによって

笑顔になりました。


見守ってくれたご両親も

にこにこしてくれて

嬉しいことに、

「次回もステップを受けようと考えています」

と仰ってくださいました。


Rちゃんも

「悔しい気持ちなので

リベンジしたい」と

あらたな気持ちで、

ピアノに向かっています。



それを見ていた

Rちゃんの妹さんも

次回のステップに出たいと

言ってくれました。


子どもからおとなの方まで

暖かな雰囲気で

ピアノを弾く勇気とやり抜く力を

応援してくれるステップは

ありがたいなと思いました。


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良い習慣

いつ練習しますか?

中学生になったばかりのRちゃん。


中間テストも終わり、
中学校生活にも慣れてきました。
部活もやっていて、朝練もあるそうです。
もうすぐコンクールで
練習も追い込みです。


元々、きちんと練習をしてきますし
宿題も忘れません。

レッスンの中でのポイントを理解し
課題を持ち帰り
次回に活かすという好循環です。


「忙しいのに、偉いね!
練習はいつやるの?」

今日は、こんな質問をしてみました。

Rちゃん、朝練があるから
毎朝、6:30起床だそうですが

身支度、朝食の後に
登校までの時間に
ピアノの練習をしているそうです。
その時間、多分15分前後でしょうか?
ピアノの課題は、
ポイントを絞って出すように
心掛けていますが
 
「何となく」弾くのではなく
「何が出来るように」なったらいいのか
 
ちゃんとRちゃんは考えます。
このようになるまで
小学低学年の頃に
1週間の予定、1日の予定を作ること。

そして、それを実行する
楽しい仕掛けを取り入れること。

きっちり、決めすぎると続かないので
「いつ練習するか」だけに絞ります。
 
お母さんが
ご飯を作っているときに聴いてもらう。
午後6時時になったら、弾く。
ごはんの前に弾く。
大好きなテレビの前に弾く。
お風呂の前など。

生活に組み込まれるように
考えましょう。


「練習しなさい」と言うだけでは
ダメです。

最初は、5分、または3回など
楽にできる目標にしましょう。
学校の宿題より短い時間です。
 
私は「楽譜が読めること」を
レッスン目標のひとつにしています。

読譜ができると、
一人で練習できるからです。
 
だから、ピアノの宿題も
頑張れば、ひとりでもなんとか読める。
頑張れば、最後まで辿り着ける。

最初の頃は、レッスンでやり方を覚えて
お家で同じことを再現する
復習型です。
 

「考える」「自立する」
ピアノレッスンを通して育つ一面です。
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おんぶに、抱っこの2歳児レッスン

親子でレッスン

午前中は、かわいいIちゃんママと
2歳児のIちゃんの親子レッスンでした。


ワーキングマザーなので
メインは、ワーク、チェルニー、好きな曲を
無理のない量とペースで

コツコツ続けること、
少ない時間でも成果があること、
目標を明確にして
できることを示します。

練習時間をかければ
レベルアップできるし、
難曲や大曲に挑戦もできることは
ママも承知しています。

しかし、仕事に家事に育児
なかなか自分の時間を作るのも
難しいのに

ピアノを続けていく選択をした
Iちゃんママ。
できる限り応援して、
フレキシブルなレッスンを
心掛けています。


前半は、ママのレッスン。
ワークで苦手な譜読みを練習し
調号の課題で、
変位記号(シャープやフラット)を
しっかり意識します。
ピアノを弾く頃、ひとり遊びに飽きて
抱っこをして欲しいIちゃん。

抱っこしながらだと弾けないから、
おんぶしながらピアノに向かうママ。

ひとしきりおんぶに満足。

今度は、私が交代して抱っこ。
「観覧車アプリ」のゲームで
ドとレは、階名で
あとは色で指示しながら遊びます。
次に、カードを見せたら興味津々。

カードは、「ふうせん」と「さくらんぼ」

物の名前がわかったら
黒鍵に置く作業。

まだ早いかと思いましたが
興味がある時に試します。

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サイレントキーボード

足立小百合先生のご厚意により

「サイレントキーボード」というものを
お分けしていただきました。

プラ製ピアノの鍵盤です。

音は、もちろん出ません。

今まで、半音や、音階の仕組み、音程
移調のこと、ワークの問題を考える時
紙鍵盤を使っていました。
小学校高学年以上のワークに便利!
導入には、黒鍵と白鍵を見たり
手の形を確かめたり。
鍵盤のでこぼこがリアルなんです。
さわって音が出てしまうと
どうしても、音を出すのに
一生懸命なり過ぎてしまいます。
 
レッスン導入では
白鍵黒鍵を認識したら
この後、カードを使ってます。
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ステージがとつぜん!!

真っ暗に!

もう30年近く前の話です。


音楽教室で講師をしていた私は
夏のある日、発表会で
とある市のホールにいました。


受付の仕事をしてから
持ち場であるホールの客席に居ました。

演奏と演奏の合間に
素早く人数、順番、名前を確認し
舞台袖まで誘導するのです。


当時担当だった生徒さん、
Sちゃんが登場して
ピアノを弾き始めたところ
突然ホールが真っ暗になりました。

落雷のためにブレーカーが落ちたのです。

蒸した暑い日でしたが
外の世界とは遮断され
雨が降っているのか、雷がなっているのか
ホール内ではわからないのです。


真っ暗の中、
私にはどうすることもできず
ただ、電源の復活を待つのみでした。


会場は、ざわざわしていますが
すごいSちゃんは
暗いステージで止まることなく
最後まで弾き続けました。


終了すると、袖へ引き返し
しばらく復活するまで
発表会は一時中断。

すぐにホールは、明るさを取り戻しました。

ほっとした空気が流れ
アナウンスでは
もう一度、演奏をしていただきますと
Sちゃんの名前が呼ばれました。


もう一度演奏することになったSちゃん。
私が彼女のそばに居ることは
叶いませんでしたが
他の先生方のフォローで
2回目もしっかりピアノを弾くことができました。


あとにもさきにも
こんな経験は、一度だけです。

雷が鳴るたびに
遠い日のでき事と、Sちゃんを思い出します。

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なぞがいっぱい

「どうして?」「なんで?」

Rちゃんは、3年生になったばかりです。

「どうして?」
「なんでそうなの?」
いつも会話の中で、
疑問があると私に聞いてきます。
今日は、ワークで音符名、休符名の
復習をしました。
「タンさん」や「ウンさん」ではなく
しっかり本当の名前を書きます。
習っていない漢字にも挑戦!
ト音記号やヘ音記号の名前も
ワークに書き込みます。
カタカナ混じりに
「なんで?」
ドレミ……を
日本語で言うと、ハニホ……って言ってね、
 
いろはにほへとちりぬる〜
よく知っているRちゃんです。
トってソのことなんだよ。
ほら、ソの場所から書き始めるんだよ。
 
ついでに、CDEFG……も知識注入。
アルファベットの筆記体も少し勉強。
 
わずか10分の間に
こんな密度の濃い内容をこなせます。
 
小さい頃からの繰り返し学習ですが
たくさん詰め込んだわけでなく
むしろ、好奇心が旺盛で、脱線したり
興味が向かないと見向きもしないタイプ。
 
子どもとは、そういうものです。
 
だから、四分音符だって二分音符だって
何となくリズム譜は知っていても
意味は?名前は?
なんてペーパーテスト的なことは
いつも「わかんない!」
 
でも、いろいろな場面でちゃんと
遭遇したり、将来「合点がいくため」
様々な伏線を張っておくのです。
 
今、Rちゃんの読譜がそうやって
出来つつあります。
 
小さな知識と
Rちゃんの「どうして?」と
考える力が
まさに、伸びて大きくなる時期だと
これを見逃すわけにはいきません。
 
長くレッスンに通ってきてくれるからこそ
成長のスイッチが見えるのです。
 
帰るとき
コレなぁに?なんだろう?
なんで付いてるの?
って聞かないで。
先生もわかんない。。。
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ドキドキ、初めての場所

体験レッスン

かわいらしい女の子が
いらっしゃいました。

「はじめまして。こんにちは」

今日は、ピアノ教室の
体験レッスンです。

恥ずかしくて、コチコチです。
指がちょっこっと口元にいきました。

「ピアノを触ってみない?」
誘ってみました。

椅子に座り、おそるおそる
先生のまねっこをしました。
絵を見ながら、
一生懸命「ちゅうりっぷ」の歌を
歌ってくれました。

小物楽器を見せたら、
全部名前を言ってくれました。

えんぴつのお仕事は
「ド」の音をなぞってくれました。
丁寧に慎重にはみ出さないよう
えんぴつを使いました。

紙のうらに「おなまえ」を
書いてくれました。

「書いてくれてありがとう」

また、ピアノに誘い
ピアノの中を見せてあげました。
「今日は、とくべつ」
椅子の上に立って背伸びをしました。
譜面台のすき間から、
ハンマーと弦のようすを
食いるように見ておどろきました。

ピアノのリズム遊びをしたあと
「ちゅうりっぷ」のまねっこ弾きをしました。

最後までコチコチだったけど
がんばりました。

「今日はどうだった?」と
ちいさな声で聞きました。

「たのしかった」

「たくさんできたことがあったね。
また、来週も来てくれるかな?」

こっくり頷きました。

「ママをちょっと貸してね」
ママにもレッスンしてみました。

ママはピアノ経験者ですが
いきなり言われて
「え?!え?!」

「大丈夫!大丈夫!」
かんたんなメロディーを
ユニゾンで弾きましょう。
一回だけ、練習してもらい
私と連弾しました。
一生懸命弾いて下さいました。
2回目は、「音楽的にぐんぐん進む感じで」
私のリクエストにすてきなピアノで
応えていただきました。


「はーーー緊張したーー」

親子で緊張しました。

Nちゃんは、
初めての場所で「お教室」なのに
普通のお家で、普通のお部屋で
混乱したことでしょう。

最後は、ハイタッチをして
さよならしました。

体験レッスンは、初めての場所に
初めてのおとなに出会います。
ドキドキするのが当然です。

でも、にこにこしていただけたら
うれしく思います。


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え?バッハは音読?!

平均律第1巻の1番プレリュード

今日は、中学生のMちゃんが

最後にやってきました。
Mちゃんは、マイペースでコツコツ
弾いています。
ワークは譜読みワークを使い
音符が細かく難しいですが
「ハ、二、ホ…」の日本音名でも
読んでいます。
そして、シャープの嬰(えい)と
フラットの変(へん)の勉強もしました。
ピアノは、テクニックの本を終えたので
易しい目のチェルニーを抜粋した教本を
使うことにしました。
 
曲は、好きな曲を弾いています。
今回は、バッハのプレリュードを
選びました。
目的は、ワークで培った読み書きから
実践編として譜読みすることです。
 
譜読みの教材として使うけれど
シンプルな動きながら、
五声が豊かで音楽的なので
きっと気に入ってくれると思います。
バッハ:平均律クラヴィーア集第1巻1番プレリュード

一緒に楽譜を眺めます。

16分音符にたじろぎますが
まず、左手を読み弾きます。
わりと簡単に弾けたので
連弾したり、ユニゾンにしたり
左手部位の音を堪能します。
さあ、右手!
和音がバラバラ(分散和音といいます)に
なっているのを理解します。
そして、一小節まるまる同じだよ
いっぺん(和音)とバラバラ(分散和音)を
交互に弾いてみようと
練習し始めました。
私はというと、マウスのポインターの如く
ゆび指しで次の小節へ目が向くように
タイミングを掴む助けを出します。
 
「コツは少し先を見るといいよ」
「オンドクみたい!」
確かにおんどくみたいですが…
 
「どうしてオンドクみたいなの?」
「先を見るから」
「学校の先生に教わったの?」
「はい!」
 
聞けば、彼女が小4の時
担任の先生が
「音読のコツは先を見ること」と
教えてくれたそうです。
 
ヘェ〜と感心しましたが
どの先生も言われることなのに
なぜ、小4の担任の先生なのか?
 
「どうして、その先生の言ったこと
覚えているの?」
「その先生のこと、大好きだったんです」
 
なんだかそんな風に、
子どもの心に残る先生って素敵だなと
思いながら、プレリュードを弾きました。
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入学おめでとう!

きょうから一年生!

小学校の入学式を終えて

今日は、2回目のレッスンへ
張り切ってやってきました。
おしゃれな髪の毛に
すてきなレッスンバッグ。
そして、ママ手作りのペンケース。
ピンクでまとめています。
鉛筆と消しゴムを入れてきてくれました。
早速、宿題のチェック。
Hちゃんは、しっかりプレレッスンを
受けていただいたので
レッスンへの導入もスムーズです。
おしゃべりをしながら
ワークの音符クイズを
楽しく取り組みました。
先週の復習をしながら
身についているか確認。
まだ早いかな?と思いましたが
「音読みタイムトライアル」に挑戦!
通常、最初の頃は
音符カードを使って
少ない数(3音から)の音読みをします。
しかし、カードで読むより難しい
ランダムでたくさんある音符読みに
挑戦してくれました。
「音符選手権やってみる?」
と聞くと
「やる!やる!」
ルールは、宿題となるページの音符を
急いで読むこと。
時間を測りますが、
目標タイムは自己申告です。
まだ一年生には、
「秒」とか「分」の概念は
難しいかもしれませんが
時計や時間を体感するのも勉強で
算数の要素も入っています。
おんぷ選手になったHちゃん、
自己申告タイムは5分です。
スマホのストップウォッチをタップして
ランダムなドレミを読みます。
 
タイムは、21秒!はやい!
 
今日は、先週から気になっていた
「にじいろえんぴつ」
とりこの伊東屋「ゴーストペンシル」
とりこの伊東屋「ゴーストペンシル」
花マルを自分でつける
約束をしていたので
 
音符選手権のあとの「うた」「リズム」
そして「ピアノ」に
花マルを付けて満足しました。
来週も楽しくレッスンしましょう。
 
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「ゴジラ」にハマる

ドシラの「寝っ転がりスト」

今春小2になるRくん。

レッスンをするようになって
しばらく経つが
なかなか思うように進まない。

今どきの「寝っ転がりスト」だ。
とにかく、モノで釣ろうが
楽しさで呼び込もうが
簡単に誘導されてこない。

まあ、男の子に有りがちなタイプなので
レッスンも、浮き沈みとムラが多い。

かわいいところは、
Rくんの代わりに
ママのレッスンにしちゃうよと言うと
怒り出し、自分がやる!と
スイッチが入る。

往々にして男子は
赤ちゃんっぽいところが多いので
成長を待つしかないのだが、

最近は、こういう段階を踏んで
自立するものだと思うことにしている。

生まれながらにして異性で
それだけで、(母)親と子の
見えない距離があり
それを埋めるべくして
甘えてるのだと思えてくる。

さて、数週間前から
Rくんの要望により
「ゴジラ」を弾くことした。

どれどれ、やっとピアノ弾く気になったか
と内心喜ぶ私。
家では、いろいろ弾くらしいが
レッスンでは、寝っ転がり
時間が過ぎていくばかり。

試しに、家でママがゴジラを
教えることにした。
細かいことは、気にしなくていいから
とにかく、テーマを弾けること。
春休みなので、1週間毎日
様子をラインで報告してもらい
今日、披露してもらった。

「ドシラ、ドシラ、、、」
結構弾けてる。
ノッてくると40分は、
ドシラを欠かさないらしい。

毎日忙しくて、大変なお母さん。
時間があるときは、たくさん付き合って
かまってあげてください。

中学生でも、かまってちゃん率多い
男子です。
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バッハのレシピ

「楽譜通りに弾かなきゃだめ?」


おとなの生徒さんが

こんなことを言ってきました。


アンナマクレダーナの小曲集を弾いてます。


「一応さ、楽譜通りに弾いてみて、

それから考えたら?」

 

「だってさ~

こんな風に弾くと楽しいじゃない?」

「のだめみたいに

自由に弾いちゃだめなの?」


(それ、マンガの世界ですけど‥‥)



ぱらぱらと譜面も見ずに弾きますが

なんとなく、不満気に思っているようす。

思い通りに弾けない、いらだちか

自由に弾けないことへの不満か?

     


(さてさて~

なんて、たとえようかな?)


「バッハの譜面ってさ、

ラーメンのレシピだと思うんだよね」


 

「???らーめん???」

     

「楽譜は、レシピなのよ。

 

でもさ、バッハの場合、

材料は、麺、スープ、

作り方は、①麺を茹でる②スープに入れる。

以上!これしか、書いてなくて。

まあ、料理ができれば想像しながら、

作れるけどね。

 

麺は、縮れ麺が好きとか、

細い太いから始まって

茹で方は、バリカタが好みととか、

スープだって色々あるじゃない?」

 

「プロってさ、スープは鶏がら茹でて、

豚骨割ってるのよ。

そりゃ、インスタントでも

それらしい味にはなるけど

熱々の極上の一杯には、

お湯で溶いて終わりと比べたら

かなわないと思うよ~」

 

 

「ラーメンって

お店によって全然違うしね。

邪道のトマトラーメンでも

たまにはいいけど。。。

私だったら、

プロが作った丁寧で

正統なラーメン食べたいなあ」

 

わかったような、

わからないような顔をしている。

 

 

「たとえばね、

麺とスープが入っていれば、

ラーメンでしょ?文句ある?

といって、

茹ですぎで、ぐちゃぐちゃなラーメンは

食べたくないでしょ?」

 

「そっか。。」

 

楽譜を料理のレシピにたとえるのも

ましてや、大好きなバッハを

ラーメンにしてしまうのも

 

いかにも浅はかな考えで

もう勉強不足丸出しでお恥ずかしいのだが

 

それを承知で言うなら

今勉強中のモーツァルトは

「日本料理」

 

日本料理は、素材の目利きから始まって

素材を生かせるプロならではの腕と

四季を意識した見た目の美しさ、

きっちりした包丁使いに

トータルな調和。

 

 

「ショパンは、スイーツだよね?」

「お菓子の世界は、計量カップ必要だしね。

繊細かつ厳密。センスも必要だし」

 

料理談義してから、

「まずは、楽譜を見ようよ。

もしかしたら、秘伝が隠れているかもよ。

レシピを見て、料理の仕方は人それぞれだけど

おいしいものが食べたいって思わない?」

 

バッハをラーメンにたとえた

私をお許しください。

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ちがうお名前

体験レッスンでは

 仲よくなるために

今月は、プレレッスン期間にしています。
えんぴつのお仕事をしている時に
「〇〇ちゃん、自分のお名前書けるかな?」
 少し考えてから
「べつのなまえでもいい?」
思わず、私の中でその「べつのなまえ」が
駆け巡りました。
いった い、彼女の別の名前とは?
何を意味するのだろう?
聞いていた〇〇ちゃんという名前とは
全く違う呼び方をするのだろうか?
「べつのなまえ書ける?」
「うん!」
まさか、セカンドネームとか?
ニックネームか?

えんぴつを持ち、一画一画慎重に書きます。

 

「なるほど!!!」

 

漢字を使って、お名前を書いてくれました。

 

「ちがう(表記、表現で)名前を書く」ことを言っていたのです。

 

子どもは、幼い故に「本当に言いたいこと」が

説明できなかったり表現できなかったりします。

 

おとなになってから、あのときはこんな気持ちだったのに!

本当はこうだったのに!とあれこれ言われても

親にとってみれば

今さら感に困惑するばかり。

 

でも、どんなに幼くても

向き合うことを怠ってはいけないと

ちょっと気付かされました。

 

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決めた!合格

→ 今までのお話       

今日は、嬉しい報告を聞きました。

 
大学受験で、
幼児教育を目指していたRちゃん。
合格したと
わざわざ言いに来てくれました。
 センター試験が終了してから
他校の受験やら、志望先を変更したり
忙しい日々を送っていたようですが
数日前に合格が決まって
喜びの顔を見せてくれました。
「またピアノのレッスンに来たい!」
とても嬉しいことを言ってくれます。
でも、これからたくさん勉強することがあるよ。
一先ずピアノは卒業して
趣味で弾くことをしてもいい。
将来の仕事に生かせるなら
また再開できるよう
いつでも、連絡してきてね。
ピアノは、いつでも弾ける楽器です。
今弾けないことを
悲しむ必要はありません。
子どもたちだけのものではなく
おとなになっても楽しみ
深い感慨と音楽の本質を感じるのは
むしろおとなの方です。
 
これを知るために
私は続けてきたのか
 
「あーーこれはこういうことだったんだ」
物事の本質を知る喜びは
生きてきた「ご褒美」を
戴いている感じです。
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体験レッスン

今日は、可愛らしい生徒さんがピアノレッスンを体験しに来ました。

お母様とは事前にお電話で
いろいろお話を伺い
あれこれ考えながら
今日の出会いを楽しみにしていました。
ご挨拶をし、
ピアノへ誘うと興味津々で
キラキラした顔をしています。
最初は、遠慮がちに鍵盤を触っていましたが
クイズを楽しんだり
ピアノの中を覗いたり
ドの音を探したり
一緒に「ドレミの歌」を連弾しました。
 
「ド」と「レ」の音符を読み
色塗り、音符書きの作業も上手にできます。
 
最後はちゃんとお利口さんにしていた
弟くんも一緒に
リズム楽器を手に
「さんぽ」の歌を歌いました。
 
今日の目標は、
「場所に慣れること」
「一緒に楽しい気持ちになること」
このふたつをすぐにクリアできた生徒さん。
 
幼い子を抱えながら、
ピアノレッスンへの気持ちを
グッと向けてくれるように
心遣いをしてくださったお母様。
 
来てくださって感謝します。
ずっと手を振ってさよならしました。
 
 
ピアノ教室
「ハミングバード」では
有料体験レッスンを1カ月行ない
慣れることから始めて
テキストを決めます。
 
もちろん、体験レッスンなしで
すぐに始めることもできます。
春からピアノレッスンをしてみませんか?
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バレンタインと漢字練習

レッスンで、宿題?

今日は、バレンタインデー。

火曜日にやってくる六年生の
MちゃんとYちゃんから
手作りのかわいいチョコを頂きました。


二人は、仲の良い友だち同士で
いつも一緒にやってきます。

でも、レッスンは一人ずつなので
Mちゃんからピアノを弾いてもらい
30分経ったらYちゃんに交代します。

ピアノレッスンを受けている間は
ワークをやったり
本やマンガを読んだりしてましたが

学校の宿題を持ってきても良いよ
と言ったら
いつの間にか、待ち時間は
宿題をやる時間になりました。
算数プリントや漢字練習etc
今の小学生は、宿題がたくさん。

時間の使い方も工夫が必要です。

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手をかけ過ぎない

「子どもには、手をかけ過ぎないでね」



これを言われたのは、
私が娘を産んで間もない頃でした。

その人は、たま〜に会う
会釈するくらいのオバサン。

私ときたら
まだまだ知識も経験も乏しい
頭デッカチで、融通がきかない
浅はかなヒヨッコでした。


そんな私に
子育ては
手をかけ過ぎてはいけないと
忠告してくれたのです。


ピアノも似ています。

励ましや頑張りを誉める
愛情はたっぷり必要ですが

自立を阻む手出しは
様子を見ながら
手を貸します。

いきなり、ひとりでやるのは
無理ですから
少しずつ少しずつ
手放します。

何ができて、何が苦手か
何が正しくて、何が違うのか

損得を教えるのは簡単ですが
遠回りでも
自分で考えて、
時にはヒントを出し、
手助けしながら
行う方が良いと思います。

ピアノも子育ても
一緒に成長を見守る視点を
持ち続ける自分でいたいです。



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選ばれる

「今年もよろしくお願いします」

元気よくレッスン開始の
ご挨拶をしたのは
月曜日のSちゃん。

いろいろとふたりで
冬休みや3学期の様子についておしゃべり。


年末に
Sちゃんから学校行事である
「持久走大会」の
素敵な「招待状」をいただいた。

カードには、
がんばって走ってます!
応援に来てください!
という内容が
丁寧な言葉と丁寧な文字で書かれ
とても嬉しかった。

持久走大会は、
天候不順で順延になり
都合がつかず応援できなかったが
後日、Sちゃんのがんばった話を聞いた。

Sちゃんが描いたカードは
もしかしたら
学校の課題だったかもしれない。

けれど、ご家族以外で
おとなの「だれか」を
お誘いするために
自らカードを描き
私がいただいたことは、
「選んでくれてありがとう」
という気持ちでいっぱいになった。


「ピアノの先生」というのは、
ふつう生徒を選べない。
選ぶのは、生徒さんやその保護者家族だ。

評判、ネット、
知り合いに聞いたり
方法はさまざまだが

こうしてブログを書くのは
「わたし」を選んでくださる
選んでくださった、生徒のみなさんに
少しでも情報を提供したいのと
選ぶ材料になればと思っている。


「選ばれる」ことに感謝をし
どうしたら良いレッスンになるか
いつも応えたい自分で居たい。

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2017年 レッスン始め

今年もよろしくお願いします。

今日からレッスンを開始しました。

午前中は、Iチャンとママの
親子レッスンです。

ママは、チェルニーの練習。
30分ほどすると
Iチャンが一人遊びに飽きてきたので
Iチャンの相手をしながら
お返事の練習です。

にこにこしながら、
かわいい手を上げて
お返事してくれます。

大好きなアンパンマンシールを
選んで貼りました。
「たのしい!」
形容詞が出るのは
言葉が育っている様子がうかがえます。

次は色えんぴつをしっかり持って
教本の「海」のページで
好きなように塗ります。

「波」のようにくねくね
腕と手を動かします。

動かす作業と色の興味、
そして
だんだん細かい動作に導入していきます。

歌やリズムも模倣から
楽しく活動します。

お楽しみは、
宿題の色ぬりお魚さんを
ママに切り取って貰ったので
いよいよ「海」に貼ります。
真剣に、しかもきちんと貼る様子に
子どもの個性がおもしろく

初めて見るIチャンの様子に
ママがびっくりして
成長を感じていました。


どんなに小さなことでも
成長を喜び
「たのしい」「できた!」
という感覚を大切にしていきたいです。
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いよいよテキスト開始

昨日、レッスンにいらした
大人の生徒さんは
親子レッスンなのです。

毎回、かわいいIチャンと
レッスンにやってきます。



ママのレッスンのときは
ひとり遊びをして
待てるようになりました。

今日は、スケッチブックと
いろえんぴつを抱えて
何を描こうかな?と
やる気まんまんです。


少し飽きてきたら、
すかさず
ママと交代して
Iチャンのレッスンをします。

「お返事」「お歌」に加えて
いろえんぴつを持てるようになったので

今度から、テキストを使います。
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おとなのレッスン

ワークを使う

今日は、大人、中高生のレッスンでした。

大人のAちゃんは、
ワーキングマザー。

小学生の頃から通ってきて
のんびり、じっくり、細く、長く
続けている趣味のピアノです。



レッスンのメインは
譜読みワークと
チェルニーの抜粋本
これは、私の方針ですが

趣味でやりたいAちゃんが
どうしても弾きたい曲を一曲

時間がかかっても
やり遂げたいそうです。

いっぺんに幾つもの事を
やらなければならないピアノは
Aちゃんにとって難しい局面が
たくさんありました。

譜読みがスムーズにいかなかったり
苦労が多かった子ども時代でしたが

決して諦めず
コツコツと少しずつ積み上げて
モノにしています。

大人になって
これからも続けていくため
使える時間を
有効に練習できて
レベルアップするため
譜読みワークを使ってます。


ワークは、
予習しないことにしてます。
家で読んだり書いたりすると
覚えてしまうので
音読みタイムトライアルをしたら、
仕上げに音書きの宿題を出します。

単純に淡々と読むだけです。

チェルニーは、少し簡単で
短くした曲の抜粋本を使用してます。

譜読みを助けるための
ショートバージョンです。
視覚的に譜割りも
身に付けてほしいと思ってます。

大人になってからの
ピアノレッスンのメリットは
理解力が高いこと

経験値が増えて
いろいろな事柄を
同時にこなす能力が上がること


自己流でピアノを弾くより
どうしたら、より良い時間を使えるか
ということを
一緒に考えています。


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小さな楽しみ

シールとごほうび

レッスンは、
来週の火曜日までですが
ほとんどの生徒さんは
今週で終わりました。

冬休みに入り
私ものんびり過ごしてます。

今日はクリスマスイブ。
生徒のみなさんに
「プレゼントは何をお願いしたの?」
と聞いてみたところ


ゲームのソフトが人気なようです。
そのほかに、お人形や
自分専用のキャリーバッグ
洋服、などなど。


大きな楽しみは
お誕生日とクリスマスが
メインなようす。


子どもたちは
日常に、レッスンの時間に
小さな楽しみを
見つけて喜ぶ天才です。


ごはんのおかず、ペン、
あやとりの紐、

そしてご褒美シール。




シールを集めると、
Rちゃんいわく「すてきなプレゼント」

小金を出せば買える
ちょっとした小物ですが
自分で「決めて」「選ぶ」事が
すてきなようです。
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決める 7

ピアノって、
自分で決めることがたくさんある。
どっちがいい?
どっちが好み?
どう弾きたい?
演奏している時は
瞬間瞬間で
即時に決めていかないと
演奏が止まってしまう。
考えていないように見えても
ちゃんと反応して
判断している。
教わる一方通行でも
言われたままでも
考えて
最後に自分で決めて弾くのが
ピアノだ。
Rちゃんは、ちゃんと自分で決めてきた。
そして向き合ってきた。
だから、ぜったい大丈夫。
幼い頃から、見守ってくれたご両親。
不思議なことに
子どもを見ていると
親御さんが透けて見える。
そして、選択した道を
歩いていけるように
最後まで見届けていくからね。
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決める 6

志望大学に向かって
頑張ってるRちゃん。
早目に志望校を決めて
準備を進めて来たので
推薦試験の実技は余裕を持ってのぞんだ。
しかし、結果は不合格。
面接のウエイトが大きい推薦入試は
やはり志望動機の裏付けになる
経験や努力が必要なのだろう。
まだ一般入試はこれからある。
気持ちを切り替えて励まし
今後の予定を相談するため
先日、レッスンに来てもらった。
 
 
試験の手応えや様子など
話しを聴いて
これからやるべき事を整理した。
一般は、センター試験にかかってくる。
センターと私立校が終わるまで
実技はお休みしようという事になった。
会話をしているうちに
今までの人生を振り返る話になった。
そして
「もし保育士さんになったら
子どもたちに何を教えたい?」
「思いやり」
即座に答えた。
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決める 5

「またピアノを教えてください!」
高2の夏休みからレッスンを再開した。
部活は、来年の夏まで続く
運動部のマネージャー。
希望大学は、幼児教育。
保育士は、小さい頃からRちゃんの夢だった。
中学の時の職場体験学習でも
保育園へ行き
「小さい子はかわいい!」と
嬉しそうだった。
受験科目に、ピアノと歌がある。
例年の要項を調べると任意の曲で
レベルは、ブルグミュラー25練習曲ぐらい
と考えて良さそうだが
歌は選択曲からだった。
ピアノのレベル的には問題ない。
しかし、抜粋でしかやらなかった
ブルグミュラーを練習曲代わりに
最初から弾き、エチュードはカット。
その分、コンコーネを伴奏しながら
歌うことにした。
3年生になって受験曲を決め
器楽専攻とは違うので
ゆとりを持ってレッスンしていた。
レッスンの合間に
「何で保育士になりたいの?」
「保育士だったら、短大でも資格取れるし
一足早く現場で経験積めるよ」
「保育士は、やり甲斐はあるけど
収入に見合わない大変な仕事」
などなど
意地の悪い質問にも揺るがず
目的のために大学を目指して
努力するRちゃんを
全力でサポートしようと
毎回心に誓った。
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決める 4

Rちゃんが中学生になると
益々ピアノに意欲が出た。
合唱伴奏は、すべてひとりで引き受けて
学校でリーダーシップも
発揮するようになった。
勉強や部活にも努力をし
忙しく過ごしていても
休まずレッスンに通ってくる。
中学生になる生徒さんには
定期テスト前はレッスンを休みにし
ピアノの優先順位を下げるように
工夫したり、言い聞かせたりする。
受験生になった夏休みには
登山をするようなリュックを背負い
お弁当を二つ持ち
部活に行き、
ピアノのレッスンを受け、塾に行く。
 
 
その情熱と根性に頭が下がる一方
体調を崩さないか心配した。
やがて、部活を引退し
秋の合唱祭の伴奏も無事終わると
レッスンをお休みにして
高校受験に全力を向けた。
 
 
春になると新しい環境に飛び込み
そしてピアノはひとまず卒業になった。
 
元気にやってるかな?
と、時折思い出だしていたある日
Rちゃんからメールをもらった。
 
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決める 3

「先生!この曲を教えてください!」
ある日
4年生のRちゃんは、
学校の合唱伴奏を持ってきた。
音楽専科の先生に
伴奏を頼まれたそうだ。
丁寧な言葉遣いで
教えて欲しいとリクエストしてきた。
私は、楽譜を見て
「まず、弾けるかどうか
一緒に音符を読んでみよう」
と声をかけた。
今まで記憶にないくらい
真剣な眼差しで、集中している。
「伴奏は、クラスのみんなが
Rちゃんを頼りにしているよ。
止まったり、速くなったり、遅くなったり
できないって投げ出したりできないよ。
もちろん、毎日練習もしなきゃ」
「できる?」
間髪入れず、できると返事をする。
私は、内心小躍りをした。
Rちゃんのハートに火がついたのだ。
それをきっかけに
今まで停滞気味のピアノの進度に
加速がついた。
アドバイスを素直に耳を傾け
そして、楽しそうにピアノを弾く。
弾いてみたい曲がたくさん増え
自ら楽譜を見つけたりしてくる。
6年生の時に
発表会の連弾曲を相談した。
発表会では、生徒さんの弾きたい
ソロ曲をクラシックから一曲と
何でもありの連弾曲を
一曲ないし二曲弾くことになっている。
初めての参加では、
生徒さんがプリモ(第一パート)で
私がセコンドを弾くが
2回目ぐらいからは、
生徒さん同志の連弾に任せ、
合わせレッスンでは
なるべく口出ししない。
 
パートナーは、練習環境を考慮して
兄弟姉妹同志、同学年、お友だち同志
レッスン時間が前後している同志
親子、園児と中学生の年の差レッスン生もあった。
 
Rちゃんは同学年の子と
一緒に弾くことにした。
 
「アンパンマンマーチ」が弾きたいな!」
3人で相談して決めたので
私は早速弾きやすいように移調をし
連弾用にアレンジした。
 
6年生の二人を見ていると
相手を譲り合ったり
良いところを褒め合ったり
出来ないところを解決したり
そばで聴いている私は
とても満ち足りた気分だった。
 
大好きな作詞の「やなせたかし」さんの
歌が心の中に響いた。
 
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決める 2

「Rちゃんは、ピアノ辞めたいの?」
「Rは、どっちでもいいけど
おかあさんがもうやめなさいって」
「それはどうしてかな?」
「Rが練習しないからだって」
確かに5年近くレッスンしてきたが
気分にムラがあり
弾きたくないと言っては
ぷーとふくれて
弾けない、できないと言っては
ぷいっとする。
甘えん坊で、我が強いが
自己主張できることはいいなと感じてた。
でもこのまま辞めてしまうのは
惜しい気がして
「Rちゃん、先生と一緒に
お母さんにお願いしない?」
私はRちゃんのお母様に
今まで辛抱強く
レッスンに連れてきていただき
感謝していることを伝え
もう少し私に任せて欲しいと
お願いした。
多分、お家でも
「練習しなさい!」の連呼で
親子バトルもたくさんあっただろう。
親も疲れるし、時間もお金も
たくさんかけて何もならないと、
無駄だとばっさり切ってしまう。
 
Rちゃんに何かを感じたのは、
弾けると楽しいと喜び
何より私との会話のキャッチボールが
できることだった。
 
続けることにはなったが
教材を一冊にしぼり
たとえ練習できなくても
レッスンの中で練習して
花マルになるレベルにした。
そんな彼女も
4年生になったある日。
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決める 1

Rちゃんは受験生。
昨日まで、ピアノと歌を
頑張ってきた。
保育士になるのが夢で
そのために、幼児教育のある大学を
志望している。
初めての出会いは、
4歳になる前の年少さんで
緊張した面持ちで
お母さんのうしろから
私を見つめていた。
 
「いっしょにピアノで遊ばない?」
 
まだまだ「ピアノレッスン」という
自覚がない時は
楽しいことしようか?と
遊びのお誘いをして導入する。
 
仲よくなればなるほど
Rちゃんは、自分らしく振舞った。
 
楽しい時は楽しく
つまらない時は不貞腐れ
気分がのらないと、ぬいぐるみに抱きつく。
 
小学校にあがると
練習できない、弾けない、焦れて
面白くないという
悪循環に陥った。
 
そして、小2の時
「ピアノ辞めます」と言ってきた。
 
 
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合唱伴奏で得たもの〜正しい努力の仕方

先週、中学校の合唱祭が終わりました。

私は都合がつかず
演奏を聴けなかったので
その夜、生徒さんの様子を
お母様にお聞きしました。

合唱は
学年毎に決められた課題曲と
クラスで選んだ自由曲の
二曲を歌います。

指揮者は各クラスに一名

伴奏者は
課題曲&自由曲の二曲を
単独で弾くクラスと

課題曲と自由曲を
それぞれ一名ずつ弾くクラス
とさまざまです。

☆ちゃんは「課題曲」を弾きます。

私は、☆ちゃんがステージに立ち
しっかりクラスに貢献しながら、
最後まで「弾ききること」を
願っていました。

お母様の感想は
「課題曲が何回も演奏される中
やはりテンポの崩れ、
間奏のあやふやな場面があり
他クラスの上手さを感じてしまいました」

しかし、お母様は
☆ちゃんをしっかり見つめています。

自分自身で伴奏を
やると決めてから
毎日練習をしてきたこと

わからないところは
自ら先生に質問し、
友だちからもアドバイスをもらい
工夫をしてきたこと

そんな☆ちゃんを褒めてあげたいと
お母様は言いました。

週が明けて
☆ちゃんがレッスンにやってきました。

「合唱はどうだったかな?」
「うん、伴奏ちょっと駄目だった」

「歌は?合唱はどうだったの?」
「賞は取れなかった」

「それは残念だったね。
でも、夏休みから伴奏を
毎日一生懸命取り組んできて
☆ちゃんはクラスのために
努力してきたんだよ。
賞は、おまけ。
みんな☆ちゃんに感謝してると思うし
最後まで頑張って良かったね」


☆ちゃんの最大限の努力の結果は
心なしかさわやかに見えました。

「やるだけやった人」にだけ
感じる清々しい気持ち。

また今日から、いつものテキスト
私のアドバイスに真剣でした。
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合唱伴奏、いよいよ本番!

中学校の合唱祭伴奏をする
1年生と2年生の生徒さんが
昨日、レッスンにやってきました。

今週末には本番なので
私にできる事は、
「悩みを聞く」事です。

学校での体育館練習の様子を
詳しく聞きました。

1年生のNちゃんは
「家で練習していたら、
間奏の部分がうまく弾けなくなっちゃった」

「それでは、一緒に原因を見つけよう!」

右手の、2つの音をいっぺんに
しかも連続して弾く部分が
もつれてしまいます。

黒鍵も混ざっているので
頑張ってしまい、
固くなっています。

「レドシラ〜」
階名で、何度も言ってみました。

歌ってみると
早口言葉みたいに早くないし
何だか弾けそうな早さです。

何度か繰り返して、コツをつかみ
2年生のSちゃんに
伴奏を聴いてもらいました。

「テンポが安定していて、
左手がしっかり聴こえます」
と感想を言ってもらいました。

交代して、
2年生のSちゃんが伴奏を弾き、
1年生のNちゃんに
聴いてもらいました。

「とても響いて聴こえます」

この伴奏は、歌と共に盛り上がり
ペダルを多用しながら
壮大なイメージを表現します。

ふたりとも、
的確に2人の「良いところ」が聴けて
とても嬉しくなりました。

2年生のSちゃんの悩みは
弾けてないような、弾けてるような?

何だか心の中がざわざわしている
落ち着かない様子です。

ゆっくりお話をして
これからピークがくるから、
イントロだけ毎日10回は弾こうと
提案しました。

ふたりとも、貴重な時間を
伴奏の練習に割いて
夏休みから頑張ってきました。

さあ!本番!
頑張ってね!



















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21番目に好きなひと

「あのね、せんせい」


レッスンにやって来ると
今日の出来事を聞かせてくれる。

「私の好きなひと、
何人いるでしょう?」

Aちゃんは、小学2年生。

「5人くらいかなぁ?」

「残念でした!29にんで〜す!」

会話をしながら
今日のワークブックをチェック。

「クラスにね、29にんいるの」

「全員なんだ?」

「そう。それでね、
今日席替えしたんだ」

「へぇ。好きなひとのおとなり?」

「うん。21番目に好きなひと」


大人からすると、
明らかに29人中21番目だと
好きではない方の部類で、
 
好きというより
嫌いというくくりをしてしまう。


「嫌い」という決めつけで
そこに置いてしまうと

小さな「好き」なところを
見つけるのに、ため息が出そうだ。


今度、レッスンで
21番目の曲に出会ったら、
21番目の好きな曲にしてあげよう。

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「おさらい会」の感想をいただきました

先日の「おさらい会」で
参加された生徒さんや
保護者の皆さまからいただいた
ご意見やご感想を
紹介いたします。

Sさま
「こんな感じの
小さなホールの発表会の方が
子どもたちのふだんの様子が
よくわかって良かったです」

Kさま
「初めは緊張していたようですが
アットホームな雰囲気の中で
弾くことができ、
とても和やかなひと時でした。
ピアノだけでなく、
お手伝いなど人前に出る機会を
作ってくださり
ありがとうございました。

連弾、レクチャーは
Eテレで見たことのあるような
公開レッスンのようで
楽しかったです!」

Nさん
「あまり緊張せずに
楽しく弾けて良かったです。
このおさらい会で
合唱祭のリハーサルができて良かったです。
少し間違えてしまったので
合唱祭のときには
完ぺきに弾けるようにしたいです!」

Mさん
「Merry Fullerene(メリーフラーレン)が
すてきでした。
すごい発表会で、上手にひけました」


嬉しいメッセージ、
ありがとうございます!







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ベレンスで「おさらい会」

10月最初の日曜日

川越市のあけぼのホールをお借りして

「おさらい会」を催しました。

 

今回は、少人数のため

ステージでの演奏ではなく

響きの良いお部屋を借り

普段のありのままのレッスンの成果を

披露することにしました。

 

 

演奏の他に、クイズコーナー、おやつ作り

ミニコンサート、抽選会と盛りだくさん。

 

グランドピアノを正面にして

丸テーブルと椅子を並べると

カフェのようになりました。

 

前半は、すべてベレンスという作曲家の作品

「旋律的小練習曲」Op.62

という連弾曲を生徒さん全員で

プリモという旋律のパートを

弾いていきます。

 

今回の目標は「響きを聴こう」

 

瑞々しいこのベレンスの曲集は

旋律が、「ドレミファソ」と5本の指で

弾けること。

左右とも同じ音を弾くので、

音符を読むのが易しいこと。

 

シンプルなメロディーに

生徒さんはピアノの音に集中して

まるで歌を歌うように演奏しています。

 

伴奏のセコンドは厚みがあり音楽的で、

メロディーを美しく歌わせる

味わい深いものばかりで

 

ピアノの初歩者にとって

音楽を奏でる感覚を引き出す魅力があります。

 

教室の中では

ふたりで「うっとり」浸れる至福の時間を


今日は

ちょっぴりトークを交えて

保護者の皆様に聴いていただきました。

 

 

 ピアノに関係するクイズコーナー

ピアノにまつわるお話をさせていただき

休憩の後は

ソロの演奏です。

 

今レッスンで取り組んでいる曲や

学校の合唱祭の伴奏

試験のための試演など

 

普段の曲に真剣な表情が

一段と大人びて見えます。

弾き終わるとにっこり笑って、

あるいは、はにかみながら

拍手をして迎える

ご家族やお友達の座ってるテーブルへ

戻っていく姿は

 

いつものホールと違い

あたたかな気持ちになって

授業参観を思い出しました。

 

緊張感が解けた後

みんなで「プリンパフェ」のおやつを作り

お茶を飲みながら

本日ゲストMerry Fullerene

(メリーフラーレン)のお二人による

「歌とピアノの四季」

ミニコンサートを楽しみました。

彼女達は、オリジナル楽曲の他に

スタンダードジャズや童謡などを

自由な表現で演奏します。

 

途中で、アレンジってなに?アドリブって?

会場リクエストに応じて

「かえるのうた」をもとにレクチャー。

そして、実際に音楽が変身する

即興演奏をしていただきました。

 

最後は、ルーレットアプリで抽選会!

 

あっという間の2時間半でした!

 

       

 

 

 

 

 

 

 

 

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ハッピーな曲作り

2年生のAちゃんは、
最近「ふし作り」の宿題を始めました。

一部形式という8小節の曲を考えます。
一緒に楽しく「書く」おしごとをします。

五線ノートに
まずト音記号を書きます。
「次はお部屋を作るよ!」
「壁はちゃんと引けるかな?」
小節線と終止線という線を書きます。
2段で、8小節のお部屋ができました。

拍子は、4分の4拍子にしました。
「お部屋の中身は、いくつだっけ?」

今度は、最初の2小節の「音当て」
ピアノでメロディーを弾きますよ。

書けたら、
下の段にも同じメロディー書いてね。

さあ、空いてるところを考えましょう。
お約束はね、
1段目は続く〜っていう感じ。
2段目は終わり〜っていう感じ。

あたまの中のピアノを弾いてみて。
「よし‼︎」って思ったら
本物のピアノを弾いてみてね。

どんな感じにしたい?
題名も付けちゃおうか?
うたも付ける?


出来上がった曲が
「ハッピー」

八分音符が難しいかったそうです。

とても良くできてるので、
一緒に歌う事にしました。
最後に歌いながら、
ピアノを弾いてみました。

ニコニコしながら弾いたら
本当に「ハッピー」な気持ちになりました。

ソルフェージュって
楽しいんですよ。

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はじめてのなつやすみ

一年生になったRくん
いつもは電車ですが
初めての夏休みに
ママと自転車で
レッスンにやって来ました。


Rくんは、入間市から通っているので
月2回1時間のレッスンです。

一年生になって、落ち着きが出てきました。
会話をしたり、お話しを聞いたり
えんぴつのおしごとも、
ずいぶん立派にできます。

今日のおしごと(レッスン)工程を
自分で決めてから取りかかります。


一本指奏法(?)のみで、ピアノと遊び
教本は、気分が乗ってる時に
じっくり取り組み
Rくんのペースを大事に
ずいぶん経ちますが、

目標は、一本ずつ指を動かして弾くこと。

お家の方の理解もあるので
焦らず、根気よく待ちます。

今日突然、五本の指で弾いてました。

音読み、楽譜と鍵盤位置のおしごとは
形を変えて、充分経験してきました。

ワークひとつとっても、
「読む」「書く」「色ぬり」
「クイズ形式」「色えんぴつクジ」
「タイムトライアル」など
一つの課題で、たくさん勉強できます。

「読む」➡︎「弾く」の流れに
近づいてきました。


自転車だと往復20㎞。
レッスンへの道のりも
冒険、探検の旅です。

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ライン@ やってます!

@qxm7107m

先日、お教室のライン@を

登録いただいた生徒さんの保護者様が
お一人増えました。
http://line.me/ti/p/%40qxm7107m
スマホをお持ちでない方
お持ちでも、ラインはちょっと
使いたくないとか、事情があると思いますが
 
ライン@は、普通のライングループとは違い
教室からのお知らせは、一斉送信できて
トークは、生徒さんと講師私自身との
やりとりになります。
また、誰が登録しているのかは
フォロワー(登録者さん)の数だけの表示で
わからないようになっています。
 
まだまだ、登録される方は少ないですが、
おうちのかたと私とトークできる
せっかくの機会ですので
お子さまのレッスン風景を
画像や動画でお知らせする試みを
考えています。
 
 
もちろん、今まで通りお手紙や連絡帳、
電話やメールでの連絡や相談でも大丈夫です。

わからないことがあれば、
なんでもおっしゃってくださいね。
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飯能ステップ

はじめてのステップ

6月の最後の日曜日、

中2のSちゃんが

初めてステップに参加しました。

 

 

ステップというのは、
という団体が開催する
ピアノ学習者のための評価システムで、
全国各地で演奏されています。
 
 
なによりも生徒さんのレベルに合った曲で
挑戦できるのが魅力。
今回Sちゃんは、
期末テストと重なることを予想して
早くから計画を立てて準備をし
余裕を持って臨みました。
当日は、シゲルカワイSK-EXの50号機という
前々回のショパンコンクールで使用された
ピアノが搬入されており
優雅さと
優しい心地よい音色を
楽しみました。
ステップで行われた特別企画
室内楽の「トークコンサート」
「お話とピアノ」
そしてたくさんの
小さな生徒さんから
おとなの生徒さんまで
本当に多くの参加者がいらして
ピアノに向き合い、ステージに立ち
多くの学びと楽しさを感じられました。
Sちゃんは、アドバイザーの先生方の
直筆メッセージを大切に胸に抱え
合格の認定に喜び帰りました。
「緊張したけど、
すてきなピアノが弾けて楽しかった!」
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