教室ブログ~Key Note~

体験レッスンへ来てくれたかわいい女の子

もうすぐいちねんせい!

今日は、初めてお会いするKちゃんを待っていました。

 

 

お母さまと何度かメールのやり取りをし

会える日を心待ちにしていました。

 

 

玄関で出迎えると、

にこにこしながら車から飛び出て

すぐに仲良しになれる予感がしました。

 

 

はにかみながら、お名前を教えてくれたあと

すぐにピアノの方へ誘いました。

 

 

もうすぐ1年生ということなので

小学校で使う音楽の教科書を

いっしょに見ながらお話をしました。

 

 

歌が好きだというだけあって

挿絵の中に隠れている「うた」を

ぜんぶ知っていました。

 

「すごいね!」

 

それから、ピアノのクイズをして

黒鍵や白鍵の音を出してみたり

ピアノの中をのぞいてみたり。

鍵盤を押すと、どこが動くのか

高い音や低い音を試してみました。

 

 

「ど」の場所の探し方を覚えて

曲を弾いてみました。

 

 

えんぴつのおしごとは

「ど」「れ」「み」をまず読んでみました。

とてもよく読めたので

色ぬりをして、場所の定着をはかります。

 

 

調子よく読めて、きれいに色もぬれたので

順調にすすめそうです。

 

お話しも、とてもよくできました。

好きな色、お気に入りのぬいぐるみ、

いつもお家でやっていること。

 

会話も考えを言えたり、説明ができたり

もうすでに小学生のようにしっかりしています。

 

 

さらさらした髪の毛に

澄んだ瞳が

まっすぐこちらを見てくれるので

まっさらな心に

応えたいと身が引き締まります。

 

 

一瞬一瞬が新しい出会いで

一言一言が栄養となり

一音一音がこころに残るよう

 

来週から、いっしょにがんばりましょうね!

 

 

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出会いとわかれの季節

成長するために

先日は中学校の卒業式でした。

今週は、小学校も卒業式を迎え
著しく成長した
眩しいばかりの子どもたちも
新しい環境や出会いに
ワクワクしている気持ちが
伝わります。
中学生は、
毎週細かく様子を見ていると
難しい年頃でも
しっかり「自分のあたま」で考え
意見を持つことができているので
すばらしいなぁと
感じることがしばしばあります。
「大きくなったら何になりたい?」
小学校高学年になって、
まだまだやわらかい感性に問いかけると
いっぱい夢が出てきます。
こつこつとあきらめないで続ける心
どうか、目の前のことをひとつひとつ
努力していく力が身についたらと
思っています。
 
その中のごく一時期
ピアノに向き合ったのち
そして、おとなになって
 
仕事の合間に
子育ての合間に
介護の合間に
ピアノを弾くことや音楽を
趣味や生きがいにしているとき
そっとピアノのレッスンを思い出して
くれたらいいなと思っています。
「人生100年」と言われるようになり
勉強し、働き、
子どもを育て上げても
まだまだ時間を享受できる
可能性がある時代なのです。
没頭できる時間は
学生時代だけと決めないで
どうか長い時間の中で楽しむスキルを
身に付けて
はばたいてほしいと
願っています。
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作曲は、幾つになってもできる

第22回TIAA全日本作曲家コンクールの入賞者披露演奏会

今日は、いつもピアノ教室のイベントで

協力をしてくださる長谷川千夏さんの

入賞者コンサートへ

東京のムーブ町屋ムーブホールまで行ってきました。

 

 

 このコンクールの参加資格は、

国籍、年齢、経歴等一切問わず

入賞した暁には、賞金のほか

コンサートの開催やCD化できる権利があります。

 

コンクールの年齢制限がないためか、

若い学生の方より年齢が高い方も多くみられ

作曲という活動は、幾つになってもできる

創作活動だなとあらためて感じました。

 

 

 

優秀な作品は、奥深く

多彩な色がちりばめられていて

想像力をかきたてられます。

 

 

特に台湾の方のトリオ作品は現代曲なのですが、

人の声、街の喧騒、色々と想像できて

おもしろいと思いました。

 

 

 

 

入賞された方のスピーチで

「人生で心残りがあることは、作曲をしたくても

できなかったこと。

これから残りの時間を作曲に費やす」

 

 

「人生二毛作」は私の理想でもあるのですが

毎日雑事に追われ、疲れて、

できないと嘆くばかり。

そんな私に元気を貰った気がしました。

 

作曲の長谷川千夏さんとピアニストの深堀聖和さん。ヨガの曲に合わせたお衣裳
作曲の長谷川千夏さんとピアニストの深堀聖和さん。ヨガの曲に合わせたお衣裳
中央の森田いづみさん。自作曲をご自身で演奏。作曲とピアノのダブルキャリア
中央の森田いづみさん。自作曲をご自身で演奏。作曲とピアノのダブルキャリア
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心に響く

音楽に向き合うすがた

先日、とある中学校へ合唱祭に行きました。

 

大きなホールでたくさんのお客さまが

聞きにいらしていました。

 

 

その学校は、特別支援級があり

そのクラスの生徒さんも演奏するので

とても楽しみにしていました。

 

 

支援級のクラスは、合奏をすることになっており

観客が出払った休憩時間に

様々な楽器をセッティングして

生徒さんは忙しく準備しています。

音楽担当の先生も、ピアノの前に座り

リハーサルを始めました。

 

 

客席には、ほとんど人はおらず

外へ出なかった私は一部始終を見ていました。

 

先生のピアノで、イントロが導かれると

琴やハンドベルのメロディーが流れ

私は、興味を惹かれて

生徒さんの演奏に耳を傾けました。

 

少数精鋭という雰囲気の彼ら彼女らは

持ち場の責任者というような

真摯な面持で演奏しています。

 

どの顔も一生懸命で、

そして努力をして

この場に臨んだことが伺えます。

 

次第に引き込まれ、

心のこもった音楽が私に届きます。

 

温かい気持ちが流れ

誰もいないホールで、しかもリハーサルなのに

思わず拍手をしてしまいました。

 

 

指導の先生は存じ上げないのですが

共感できる素晴らしい先生だと感じました。

 

 

生徒さんたちは

今日という日まで、とても努力し

誠心誠意向き合ってきたのでしょう。

 

 

普通級の生徒さんは、

クラスごとの合唱ですが

クラスの顔が見えてくるようで

とどのつまり、思いをひとつにして

どれだけ練習努力し、貢献したか

 

 

そのような思いが音楽に現れる

興味深かった演奏会でした。

 

 

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生涯を通して音楽を学ぶ

今週の日曜日に、私が伴奏をしている

「日高混声合唱団」が参加する音楽祭があります。

 

私は、音楽祭の季節だけお邪魔していて

普段はお目にかかれないのですが

 

毎年とても楽しみにしているのです。

 

みなさん、お元気に参加されていてますが

中にはご病気されても

本番には一緒に舞台に立とうと

それこそ、生きる張り合いになっていたり

 

生活の中のうるおいだったり

 

人生の先輩には、

私が追い付けないほどの経験と

生きる知恵をお持ちです。

 

やはり先に生まれた方々は

「先生」であり

学ぶことがいつもあります。

 

音楽は、決して子ども時代だけに学ぶのではなく

生涯を通して学習する

「生涯学習」なんだなとあらためて思います。

 

午後の合唱伴奏を終えて家に帰ると

すぐさま、子どもたちのピアノのレッスンです。

 

今日の最後にやってきたのは、

中学生のMちゃん。

中間テストがあったので

2週間ぶりです。

 

部活は吹奏楽部で、

もうすぐアンサンブルコンテストがあるらしく

それに向けて練習をしているのだとか。

 

マイペースでレッスンしているのですが

内面が、かなりしっかりしてきたと感じています。

 

音楽のよもやま話に

よく耳を傾けてくれて

なるべく彼女の音楽への興味と

知識を入れるように

 

今日は、譜読みのワークが4巻まで終了したので

ワークを「楽典」にグレードアップしました。

 

内容的には、今まで少しずつ

積み上げてきた音楽の知識と

中学校音楽の教科書の内容に準じていますが

 

実は、受験用の問題集を使用しています。

 

このくらいの年齢だと

説明すれば理解が早く

 

「どうしてだと思う?」と、投げかけると

いろいろと答えを模索してくれるのです。

 

また、理解すると

音楽やピアノの興味がさらに増し、

 

知識が「考えること」への助けに

なってくれたらなと思っています。

 

それが、今日の合唱の人生の先輩方の

あるべき姿につながっていると

私は思っています。

 

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オトナっぽい感じ

今日は、いきなり冬のような寒さで
温かいお鍋や飲み物が恋しくなります。

月曜日のレッスンは
二週間ぶりです。

Hちゃんは、
「ハロウィンチャレンジ」に
早々とクリアをして
ご褒美を選んでもらいました。
この中からお菓子を選びます!
この中からお菓子を選びます!
Sちゃんは、
たくさん練習をしてきたらしく
練習シートの色ぬりを確認した後
堂々とピアノを弾きます。

指練(テクニックマスター1)の
目的である「指の形をきれいにする」が
徐々に身に付いてきました。

薬指と小指が自然な形に
まぁるくなっています。
最近の子どもの特徴として
指が驚くほど長いのですが
小枝のように細く
1指、2指、3指はかろうじて
丸くなっても
薬指や小指までは丸くできないで
小指など第二関節まで使って
打鍵しています。

注意深く見守り、
ある程度骨が成長してから
きれいな形を目指します。


Sちゃん、最近ト長調に入ったので
今日は、「調性」について
いろいろ実験しました。
同じ曲を調性を変えて聞かせます。

「好きな調はどれ?」

「これは?」

今度は、ニ長調と変ト長調の聞き比べ。

「どんな感じ?」

黒鍵ばかりの変ト長調。

「オトナっぽい感じ!」

思わず、うまい事言うなぁ!と
楽しいレッスンになりました。


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「荒城の月」の伴奏

レガートを意識する

伴奏のレッスンをしたり、

合唱の伴奏を弾く機会が多い秋の季節。

来月、ステップで

歌曲伴奏にチャレンジします。

 

選んだのは、

滝廉太郎作曲「荒城の月」です。

音楽の教科書にも載っているので

ご存知の方も多いでしょう。

 

 

私は日本歌曲が大好きなうえ

プロの声楽家の方のレクチャーを

受けることができるので

どんなことを聞けるか楽しみです。

 

 

普段、私たちが話している日本語。

 

その日本語の歌というのは、

外国語に比べ独特です。

 

よく言われるのは、

イタリア歌曲、ドイツ歌曲など

同じ声楽曲でも、

日本歌曲は特殊な分野だということ。

 

発語や意味、レガートなど

音楽に日本語を乗せると

難しさは倍増されるのではないかと

思っていました。

 

しかし、日本語という「ことば」を

人一倍大切にする文化に生まれて

 豊かなことばに触れるたび

感動すら覚えます。

 

 

 文字ひとつにも意味があり

ことば自体に想像力を込め

ことばに多様性を持たせ

ことばの抑揚に情感をのせ、

古くは、和歌に始まり、

謡曲として独自の進化していく中に

出会ったのが西洋音楽でした。

 

 

明治の文明開化とともに

西洋の調べに日本語を乗せていく過程は

思考錯誤の連続だったに違いありません。

その中で、「日本語」と「西洋音楽」の融合に

滝廉太郎は、美しく、物悲しく

荒涼とした静寂の中に漂うような調べを歌いました。

 

 

 

先日、多喜先生に

歌曲の伴奏を聞いていただきました。

「荒城の月」 一つの音に一発音の日本語
「荒城の月」 一つの音に一発音の日本語

まず言われたことは、「レガート」

 

日本語の宿命で、

ラップや話し言葉でない限り

ことばがひとつの音に対し、一語なので

常に次に移行する際

メロディーの輪郭を埋めていくように

レガートを意識すること。

 

これは、ピアノという楽器が

減衰していく特徴を持っているがため

ゆっくりした曲は、

レガートに気を配らなくてはなりません。

レガートが宿題です。

イタリア歌曲より「Caro mio ben」音に単語が対応
イタリア歌曲より「Caro mio ben」音に単語が対応

たとえば、外国語の場合、

ド、シ、ラ、ソの中に

credimi  almen,(信じよ 私を せめて)

こんなにたくさん入ってます。

ベッリーニ作曲「優雅な月よ」
ベッリーニ作曲「優雅な月よ」

伴奏するとき、

区切りやブレスを確かめることをしますが

これは呪文のようで、日本人には難しい。

「これは、私の持論なんだけど…」

 

多喜先生が言われたことは

 

「絶対音感の持ち主で、

鍵盤楽器奏者はレガートができない」

 

これを聞いた私は、

ものすごく驚いたと同時に

納得してしまいました。

それは、絶対音感という

「ドレミ」でラべリングできる能力は

一音に対し一対応だからです。

 

確かにドレミで聞き取れる能力は

素晴らしいのですが

「ドレ、ミ」という歌なのか

「ド、レミ」という歌なのか

「ド、レ、ミ」という

ばらばらになった音では

音がわかっても、歌がありません。

 

階名唱の強要は、

音感のトレーニング程度に

とどめておくべきで

すべてのフレーズは「うた」であって

決して「ドレミ」と言ってるわけでないのです。

 

 

衝撃をうけたまま、家に帰り

娘にレッスンの話をすると

当然という顔をされてしまいました。

歌の基本は、声と息がミックスされた

レガートであり

また、早いパッセージなどは

 

「いちいち階名なんかで歌わないよ」

 

娘の話も納得がいきます。

 

「そいえば、以前伴奏者で

絶対音感の子がいたんだけど」

 

「移調もすぐできるし、

音の間違いの指摘もずばずばするし」

 

「でもね、重いんだよね。伴奏が」

 

伴奏がきっかけで、

勉強になることばかりです。

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「ハロウィン・チャレンジ!」開催中

先週から、こんなカードをお渡ししています。

 

反応は、さまざまで

 

「なになに?」

 

「これ?やるの?」

 

「え~~?!」

 

「やりたい!」

 

 

10月の末まで、2曲を頑張って

弾いてもらう予定です。

 

レパートリーとして、新しい曲にチャレンジするもよし。

 

今まで弾いた曲をさらってもよし。

 

ステップの曲ももちろんありです。

 

 

伴奏を練習中だったら

それでも構いません。

 

おまけポイントは、

10月最終週に、ハロウィンの仮装とか

ハロウィンらしさを考えてくれたら

スタンプ押します!

 

 

 

もちろん、ごほうびがあるので

ゲットしてくださいね。

 

 

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「ソ」と「ラ」のあいだは?

昨日、レッスンにやってきたNちゃん。

1年生の夏休みが終わって
ぐんぐん成長しています。
うたを歌おう!
「きらきらぼし」
ひとりで、しっかり大きな声で
歌います。
歌詞があやふやなので
いっしょに読む練習。
「は」WAをHAと読むのはご愛嬌。
1学期までは、たどたどしい感じで
読んでいた歌詞もかなり上手になっています。
 
ワークをいっしょにやり
音当てクイズもばっちり。
 
うたの教本から階名唱。
二分音符もちゃんと見てる!
 
「さっき歌ったきらきらぼし
弾いてみない?」
 
これは、さぐり弾きで
遊びながら。
 
読譜は後付けになりますが
 
やっと、鍵盤位置、ドレミ、楽譜が
結び付いた段階。
見ながら弾くのは
読譜ができる教本でやるので
きらきらぼしは歌いながら
鍵盤だけ見ます。
 
 
 
きらきらぼしは、
「ラ」が出てくるので
ひとりで確認しています。

「そがあって、となりで〜」

そのうち、
「ギャハハ〜!この黒いのねぇ」
楽しそうにキャッキャしています。

「なに?なに?」
(黒鍵のことか)

「そとらの間にあるから、
そとらが混ざった音がするんだよ」

G#と固有的に捉えるのは
訓練されたおとなの感覚に近いかも
しれないけれど

まっさらな子どもには、
まるで「ソ」という色が混色されて
徐々に「ラ」に変わるのだと

弦の調弦のような変化を感じて
言ってるのだと思いました。


黒鍵をとらえるイメージが
おもしろいNちゃんです。


Nちゃん、ちなみに
「バーナムミニブック」も教本なのですが

本のことを
「バーナムさん」と呼んでいます。

私もマネしようっと。



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特別講座の翌日に

ピアノレッスンを受けました

一日経って、

自分のピアノレッスンに行きました。

 

楽しい講座の振り返りを

ひとしきりお喋りして

 

ブラームスの間奏曲Op.107-2を

見ていただきました。

 

夏休み前に

核となる2つの音の弾き方を教わります。

響かせて、それを聞いて、次の音に落とす。

実際に何度も見て

どのくらいの重さか

私の腕の上で、弾いてもらいながら

感覚を掴み、打鍵のコツを教わりました。

 

107-3は、オクターブが連続しますが

やはりコツを教わると

疲れた感じがしません。

 

多喜先生の「エコ奏法」を

ちゃんとできてるのか疑問ですが

緊張させる時間は一瞬で、

すぐ緩めること。

これを実行すると

痛くなるとか、疲れることがないと思います。

 

     

夏休み中は時間を作り

ひたすら考えて、練習をしての

レッスンです。

 

 

クレンゲルピアノトリオOp.35-1
クレンゲルピアノトリオOp.35-1
ブラームス間奏曲Op.117-2
ブラームス間奏曲Op.117-2

拍子を感じて、

音が跳んでも

フレーズのひとまとまりを

一本の感じで

と言われた途端

昨日のチェロを思い出しました。

 

ひとまとまりにするときは、

チェロの弓をまっすぐに弾くのと同じで

思わず

「チェロと同じですね!」と言ってしまいました。

 

楽器は違っても

アプローチやイメージすることは一緒で

 

ピアノを弾くだけにならない

音に対して鈍感にならないと

あらためて思いました。

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室内楽一日特別講座

盛りだくさんの一日

夏休みの終わりは

通勤ラッシュの電車に乗って
代々木「リブロホール」まで。


「ジャスミン音の庭」の室内楽で
今日は、夏休み特別企画の二日目に
参加してきました。


まずは、講師のピアニスト
古屋絵里先生による
「ボディマッピング」です。


普段何気ない動作でも
無意識と思っていても

「脳」が感じている感覚が動きを生み
動きが感覚を呼び覚ます
脳と身体というのは
まるで呼応する双子のようです。


「腕」という概念は
鎖骨から指先までなんだそうで
「鎖骨」を意識する必要がありそうです。


少し休憩をはさんで、
通年グループレッスン生の方々の
トリオの聴講です。


午前午後に
メンデルスゾーン、フンメル、
ベートーヴェン、ブラームスの素敵な曲を


受講生の皆さん
ヴァイオリン森田弘昌先生と
チェロ篠崎由紀先生の
素晴らしい演奏と
レッスンを間近に聞く
とても贅沢な時間でした。


最後は、人生初の「チェロ体験」


 

弓の持ち方を教えていただき

リラックスした身体で
真っ直ぐ横へ弾いていきます。
弦に対しての圧のかけ方で
「ギーギー」した音が出るので
騒音にならない
ちゃんと聞ける「音」が出る
圧力のバランスを
誘導していただき一回リハーサル。
 
開放弦で弾けるトリオなので
楽譜は見ません。
と、いうか見る余裕がありません。
 
 
そして、ピアノとヴァイオリンと
合わせて演奏します。
 
「真っ直ぐ」
「弓と弦のところを集中して見る」
ダウンのまま、音から音へ移行するさまは
「レガート」を意識せざるを得ません。
つい、素人は一音一音
弓を動かしたくなるので
ピアノを弾く時の「レガート」という感覚が
本当にレガートか
あらためて考えてしまいます。
篠崎先生の教え方がとても上手く
たとえ初めてのチェロでも
最低限の聴ける「音」のイメージと
身体の使い方から
「音」を奏でるという
音楽の基本を体験した気がします。
楽譜から、容易で無意識に出せるピアノは
決して無造作に繰り出す音になってはならない
「イメージ」が大切だという
楽しい講座でした。
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「教本選び」教本セミナーから考える


夏休みにネット配信で受けた

セミナーについてまとめました。

 

教本セミナー「ライブ配信」

 

「教本セミナー」を受けて 1

 

「教本セミナー」を受けて 2

 


教本ジプシー

数多くある美容室から

自分ぴったりなヘアサロンを選ぶことは

なかなかたいへんです。

 

 

「どうかな?」と

キャンペーンや、宣伝チラシを見て

いざ、カットしてもらっても

「思ったとおりにならない」

「期待したのにがっかり」

「なんだか、私には合っていたかった」

と、残念な気持ちで、次を探す。

 

そんな美容室巡りを

繰り返していたこともありました。

 

 

 

教本も

バイエルから始まり

アメリカ系、ヨーロッパ系を試し

 

ひとつのメソッドが

全員に当てはまることはなく

 

でも、教本を使った

その先の出口を見据えて

(私の場合、ひとりでピアノに

取り組める自立、楽譜の理解と

好きなピースに手が届く、ピアノの楽しみ)

 

 

結局は、ひとりひとりに合わせる努力と

教本をかみ砕く理解を持って

方針があれば

どんな教本でも「使いよう」なのかと

思うようになり

 

いつしか、教本選びも

「大変な作業」から

「なんでも選べる楽しみ」に

変わっていきました。

 

私の教本選び

考え方

 

1.「うた」を歌うように

 

導入で、うたをうたったり、

からだを使ったりして

呼吸、拍子感、リズム感、フレーズ、

表現、想像力を養いたい。

 

 2.    視覚と体感を結ぶ

 

黒鍵、白鍵の区別

二個と三個の黒鍵を視覚的にとらえ

かたまりを体感する。

 

上がると下がる、

真ん中、高い、低い、

おとなりさんや飛ぶなど、

読譜を意識した

感覚を音符につなげる。

 

 

3.  「ミドルC」で

 

最初から、大譜表で導入する。

中央ドから、少しずつ範囲を広げる。

 

 

4.   当分の間は、ハ長調。

 

ここは、考え方がわかれるところです。

最初から、全調を導入する教本や

ポジションを決めないやり方もあるのですが

     

 

色々な調を入れると

混乱する可能性があり

少しでも、絶対音感を身に付けると

期待したい理由があります。

 

もちろん、生徒さんによっては

感覚のキャパが広く

手探りで移調したりする子は

遊びながら、様々な調を体験します。

 

しかし、感覚的な音階の「はば」は

(ピアノの平均律、全音と半音の並び)

ハ長調で、馴染んでからの方が

いいように思うのです。

 

 

それを考えると

バイエルというのは

和声感も含めて、徹底しているかなと

思います。

 

和声感というのは

和音記号やコードネームを

すぐ言えたりすることではなく

 

ドミナントとトニックや

緩急の横に流れる自然な動きを

感覚的に捉えることだと思うのです。

 

その感覚を繰り返しながら体感し、

身に付けたら

どんな調でも感じることができると

思っています。

 

固定ド、絶対音感で身につけ、

相対音感で応用する。

そこを目指します。

 

5.   好奇心をあおる

 

教会旋法、無調の曲、

民族的な曲、

めまぐるしく転調するポップスなど

子どもの中では

クラシックも含めて横並びです。

 

歴史がどうの、時代順がどうのと

子どもには無関係で

音楽のみがそこに存在するだけです。

 

だからこそ、

耳と感性を育てるのは

情操がもとになっていると

考えています。

 豊かで美しいと感じる情操を刺激し

やがて創造性を発揮できる

 

そんな気持ちで、教本を見つけようと

心に思いました

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「教本セミナー」を受けて 2

夏休みにネット配信で受けた

セミナーについてまとめました。

 

教本セミナー「ライブ配信」

 

「教本セミナー」を受けて 1

 

「教本選び」教本セミナーから考える

 

 

 


アメリカ全盛教本

チェルニー、バイエルのドイツ系に始まり

フランスのメトードローズ、

ハンガリーの作曲家

バルトークのミクロコスモス、

そして、ロシア、スオミピアノスクールなどの

ヨーロッパの流れの教本と

 

もうひとつの潮流は

アメリカで続々登場した教本だった。

第2次世界大戦時の旧ソ亡命組の

功績によるところが大きいそうだ。

 

トンプソンにはじまり(戦前)

バーナム、ペースメソッド、ギロック、

グローバーアルフレッド、バスティン、

ピアノアドベンチャーなど。

 

     

アメリカ教本は、

日本でも続々翻訳され、

80年代に入ると

日本の教育者の教本の花盛りとなった。

 

うたとピアノの教本、ピアノランド、

ぴあのどりーむ、Miyoshiピアノ・メソード、

ピアノひけるよジュニア、ゴーゴーピアノ、

みみをすます、ロシア奏法によるピアノ教本

ぷち・わかーる     などなど。

 

 

グループレッスンの導入は、

アメリカのペースメソッドを

ベースにしていたり

スオミの導入があったり

 

やはり、グループレッスンというのは

教育的観点からよく練られて

教材を吟味し、

よいところを取り入れていたりする。

 

 

個人レッスンでの教本を選ぶ

教本を選ぶのは、

個人のピアノ教室の先生に

ゆだねられている。

 

あれもこれも

全部よいところを選ぶなり

シリーズを実直に踏破していくなり

その先生の考え方ひとつにかかっている。

 

 

しかし、日本人というのは

プロフェッショナルな職人気質というか

何事も芸事にして、

極めることに長けているので

ものすごく細かく

段階を設定してしたり

〇〇をしないと、次に進めないとか

〇〇をやっておかないといけないとか

 

 

子どもを見るのがおろそかになってしまう。

(自戒も含めて)

 

教本を進めていくのも大切だが

本当にその生徒さんに必要なことを考え

 

「きれいだな」と感じる音を

出すのを目標に、そこをぶれないで

教本を選びたいと思った。

 


私の場合の教本選び

「教本選び」教本セミナーから考える へ

 

 

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「教本セミナー」を受けて 1

夏休みにネット配信で受けた

セミナーについてまとめました。

 

教本セミナー「ライブ配信」

 

「教本セミナー」を受けて 2

 

「教本選び」教本セミナーから考える


ピアノ教本の歴史

バイエルという教本は昭和のド定番だが

19世紀の半ばにドイツで生まれた。

 

その後、米国へ渡り

アメリカを経由して日本にも輸入された。

 

欧州では、フランス、ハンガリー、ロシアなど

独自のメソッドが確立し

米国では、トンプソン、バーナム、ペースメソッドなど

新しい教本がぞくぞく提唱されていく。

 

 

しかし、日本は文明開化のころのバイエルが

戦前戦後変わらずあり続け

昭和の高度成長時代に

やっとさまざまな教本が出現する。

 

 

ピアノがごく一部の人々の

教養や趣味だったころを経て

普遍性を持った時

教本は必然的に開発されてきた。

国の経済成長や国力と一致しているのが

見てとれる。

 

「教本が変わるのに50年かかっている」

と先生がおっしゃっていたのが

印象的だった。

バイエルで育つ

当然、私はバイエル世代だった。

 

おぼろげに覚えているのは

もちろん弾くために

教本を使っていたが

読譜の勉強にも

活用していた記憶がある。

 

 

間隔の大きな五線紙に

色紙をお花やあひるに小さく切ったものを

五線の上に貼っていく。

 

今でいうと

ワークみたいな活動をして

音符と五線の関係を理解した。

「耳コピ」は楽だが

音符が読めるとひとりでも弾けた。

 

そんな、バイエルの特徴は

連弾で導入するというものだ。

右手は中央ドより

1オクターブ上のポジションで

左手が中央ドになる。

 

これは親子、兄弟、師弟といった

連弾を意識している。

一緒にピアノを弾くことをしながら

手ほどきをし

だんだん自立できるように

バイエル半ばくらいで、

やっとヘ音記号登場。

 

後半へ進むと、調号が増え

そびえ立つ山のように

乗り越えるのが困難になる。



バイエルの入り口と出口

音楽教室の講師をやっていたころ

個人レッスンの入口は、バイエルだった。

 

それは、グループレッスンの出口が

バイエル下巻へ進むように

なっていたからだ。

 

しかし、グループでも個人でも

進度や習熟度、

生徒さんの理解度から考えても

個別対応で教材が自由に使えたら

という思いがいつも心の底にあった。

 

 

たぶん、私の「自分で教えるしごと」の原点は

そこにあったと思う。

 

 

もちろん、グループで

「耳」を育て、アンサンブルを体験し

音楽の楽しさを味わい、

そして個人レッスンで、

細やかな指導と専門的な知識をはぐくむ

 

とても理想的で、こうありたいと

願うのだが

 

現実は、楽しいグループから

バイエルへ移行する個人レッスンは

音符が読めていない、

曲が途端に難しくなる、

つまらない、

 

子どもの数ほどの悩みがあった。

 

講師を辞め、

思考錯誤しながら

バイエルを使用していた。

 

分冊されていて、かわいらしく

楽しい雰囲気のバイエルや

それに伴う曲集もたくさんあった。

 

 

弾く順番を変える

連弾で楽しいアンサンブルにする

データのアレンジと合わせて弾く

手作りの譜読み強化ワーク

読む→弾くを徹底

1と2と~とカウントしながら弾く

少しずつ進む

 

ありとあらゆる策を練り

共にバイエルを攻略しようと

引っ張っていけるときはいいが

 

 

バイエル終了まで、続けましょうと

開始したのに

疲れて、小6になっても下巻が終わらない

脱落組が目立つようになった。

 

 

すぐさま、少し易しめな教本と

つまずきポイントを頑張って補正し

 

楽しく進むと、バイエルを使わなくても

出口にたどり着いた。

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「教本セミナー」ライブ配信

夏休みにネット配信で受けた

セミナーについてまとめました。

 

「教本セミナー」を受けて 1

 

「教本セミナー」を受けて 2

 

「教本選び」教本セミナーから考える


今どきのセミナー

ピアノの先生は、勉強熱心だ。

楽器店の講師だと、

自前で研修が用意されており

忙しいなかでも、

有意義でタイムリーな講座に

ほぼ無料で参加し、勉強できる。

 

 

ピティナも、

生徒さんだけのシステムだけでなく

指導者用の様々なプログラムが

目白押しだ。

 

指導に関しての研究も一律ではなく

アプローチもたくさんあって

 

 

選択肢が多いので、

経験がないと大いに悩み

若い先生方や指導を始めたばかりだと

迷うばかりで途方に暮れる。

 

 

そこで、勉強するために

せっせとセミナーへ通うのだ。

 

しかし、交通費、セミナー代を考えると

貴重な時間や休みを

使ってまでのことかな?

 

本当は、

ひとりの生徒さんのために

一生懸命、楽譜を探し、

本を読み、調べ、考えたほうが

有意義なのかもと考えてしまう。

 

 

魅力的なセミナーは、

とてもためになることが多く

すぐに取り入れ、

実行したいと思うので


そういった良いものを集め

より高い

「レッスンのクオリティー」を追及し

目の前のひとりのために

励むのが筋だと思っている。

 

 

先日、教本のガイドブックを発売された

ご著者の「山本美芽」先生が

フェイスブックを通じて、

ライブ配信のセミナーを

されるということだったので

さっそく申込みをした。

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発表会に出たい!

カワイ音楽教室の発表会に参加しました

今年、お教室では
「ステージに出ましょう!」
という目標でチャレンジしています。


コンペ、ステップ、グレード、伴奏
などなど

その中で「発表会」を希望したNちゃん。

希望を叶えるために
カワイ音楽教室の発表会を選択しました。


実は、彼女がピアノ教室に

入会したのは小4の時。
発表会直後で、タイミングが悪く
参加チャンスがなかったのです。
 
 
 
レッスンの中では、物静かな会話で
まじめに淡々と課題をこなし
教本は、ぐんぐん進んでいきました。
 
 
「今回は、何に挑戦したいかな?」
 
ステップだと二曲ですが
今のレベルでテクニックと表現を
深く磨き学べると考えていました。
 
 
ところが、Nちゃんは
「発表会がいいな」という意見で
そうとなったら
Nちゃんの発音に似合う
少し背伸びした曲を選びました。
 
コツコツ練習できる子なので
本番までにできるようになって欲しい
毎週の目標を細かく決めました。
 
「難しい曲かもよ」
そう言うと
「頑張る!」
と、答えてくれ
自らチャレンジしようという気持ちが
伝わります。
 
 
それをきっかけに
発表会に対する気持ち、憧れている曲、
お姉ちゃんのこと、好きなこと
レッスンの中で色々話しました。
 
6年生になると
思春期に突入していて
コミュニケーションも難しく
私自身も、できるだけ
「人間同士」を努めて意識します。
 
 
本番は
「最後まで、独りで頑張ること」
たとえ、混乱したり真っ白くなっても
自分の力で乗り切る
 
 
約束したとおり、最後まで弾き切り
Nちゃんらしさのピアノを
聞けて幸せでした。
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弾き合いセミナー『ワン・ピアノ・デュエット』

弾いてみて分かること

今日は、山本美芽先生主催の「ひきあいセミナー」シリーズ

「ワン・ピアノ・デュエット」という連弾の教本を使った
セミナーへ行ってきました。

連弾は楽しいです。

必ず、いっしょに弾こうとか
仕上げに伴奏をつけたり、
遊んだりする時間を作ります。


ちゃんと「意図するもの」を仕込みつつ、
楽しく」演奏するのを心掛けています。


普段のレッスンでは、
私と仲良くいっしょに弾くのが定番ですが
 
発表会やイベントなどでは
お友だちやファミリーで
演奏する機会を作ります。
 
悩みに悩む
選曲で気をつけていることは
現時点でのピアノレベルより
かなり簡単で、容易に弾ける曲を選ぶこと。
 
連弾で、「合わせる」というのは
それほどたいへんな作業なのです。


耳をつかう、音を聞くというのを
意識的にレッスンしてきたか
 
連弾を体験すると
何が身に付いて、何が足りないのか
生徒さん本人にも、私にも
たくさんわかることがあるのです。
 
 
生徒さん同士で弾く、同じレベル同士
兄弟姉妹で、簡単と少し難しいレベル
生徒先生のレベル曲
講師演奏にできるような曲


古内奈津子先生をはじめ、
なさんのワンポイントアドバイスが
的を得ていて勉強になります。


この教材を片っ端から
手分けして弾いてみる、聞いてみる
時間を目一杯使った
充実したセミナーでした。
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やっぱり楽しくやりたい

先週、今週はお手紙を配りました

もうすぐ楽しい夏休みです。


ピアノのレッスンも
時間の確認や日にちの確認のために
お手紙をお渡ししています。
簡単に教室の取り組みの紹介と
各生徒さんあてに
ひとりずつメッセージを書きながら
1学期を振り返りました。
頑張ったごほうびのシールを
楽しみにしている子
ピアノのレッスンの中でも
「楽しい!」と感じられる練習
そして、いいところをたくさん見て
「よく頑張ったね」と
ちゃんとほめること
苦しい、苦手なことも
「こんな風にやってみようか?」
と、気持ちを前向きにすること
たまにNHKのeテレで放映される
奇跡のレッスン」を観ますが
スポーツも音楽も
共通点がたくさんあります。
(ちなみに野球編のバレンタイン監督と
野球少年の放送は、とてもよかった)
今夜はテニス編でしたが
コーチのことばは
結果でなく、プロセスをほめる
自分で考え決断する
楽しむ
全部、そっくりそのまま
ピアノに当てはまります。
楽しむには、忍耐力が必要。
楽しくチャラチャラしている
わけではありません。
シールやらごほうびやらで
釣っているわけではありません。
ピアノのレッスンも練習も
忍耐力が必要です。
レッスンの活動ひとつひとつに目的があり
根気よく、我慢強く、最後まで頑張る
 
そんな中で、
レッスンの終わりに
今日、「うたシール」を嬉しそうに
選ぶNちゃん。
 
選ぶのも「決断」のひとつです。
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合唱伴奏の取り組み

みんなのために、自分のために

今日レッスンにきた中学生のRちゃん。

 
2学期の校内合唱祭の
学年課題曲の伴奏を持ってきました。
 
私が言うまでもなく
楽譜をきちんと製本し
黄色い画用紙で表紙を付け
とてもきれいな仕上がりです。
 
心意気を嬉しく思いました。
 
伴奏者は、
クラスでピアノを弾ける子が
必然的になる場合が多く
 
 
当事者は、心積もりをしています。
 
中には歌いたいので、弾かない
という選択をして、伴奏をしない場合もありますが
 
「弾きたい」と思う気持ちがあるなら
夏休みに頑張って
一緒に練習しよう
と、応援することにしています。
 
あくまで
「弾きたい」気持ちが一番です。
 
もちろん、伴奏は名誉なことですが
練習に使う時間を考えたら
とても不公平です。
 
受験生となると、たくさんの時間を
ピアノに割かなくてはなりません。
 
いろいろな意見があると思いますが
「伴奏に取り組む」というのは
上手に時間を作り
勉強とうまく両立できたり
自分自身で、計画を立てたりと
幾つもの仕事をこなす力が身に着きます。
 
ピアノのレッスンには
元々そういう側面があるので
難関大学を受験か、音大にするか、
「ダブルスタンダード」の強者も
よくお話に聞きます。
 
何より自尊心を大切にし
できることをやる
 
今年も
できる限りの指導をしようと
あらためて感じました。
 
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伴奏を聞くこと

合わせるのではなく聞くこと

「うたをうたおうよ!」

 

一年生になったばかりで、

今春からレッスンを始めた生徒さんに

「うたあそび」という教本を使っています。

 

知ってる曲がたくさん載っていて

「うた」を歌うほかに
リズムや、手遊び、音読み、音当てなど
ソルフェージュの一環として
使用しています。
歌が好き!という気持ちならば
一緒に楽しく、振りをつけたり
踊ったり、小物楽器を使ったり
歌いながら楽しく出来るのですが
なかには
「はずかしいから」
「歌に自信がない」という場合もあります。
また、グループレッスンで
無理矢理歌った経験を持っていて
つらくて、歌えないということもあるので
心の中で「歌う」つもりで
呼吸をしたりします。
伴奏を聞きながら、歌のかわりに
小物楽器をたたくということもあります。
大切なことは、
伴奏を聞きながら、歌ったり
演奏したりすることを目標にしています。
まだピアノでは片手で
しかもドレミだけだったりしますが
歌うことで、
伴奏を聞く練習をしていくと
連弾でもちゃんと合わせられますし
「聞くこと」の経験や導入は
早ければ早い方が良い影響があると
確信します。
一般的に
ピアノのレッスンを始める年齢が
園児と小学生なら
園児の方が特別なことをしなくても
ピアノの上での音感が育つし
 
 
小学校低学年ならまだ何とか
歌ったりしながら
ピアノに必要な音感と読譜を
伸ばします。
しかし、中学年以上ですと
読譜は楽にこなせるのに
簡単なアンサンブルをすると
ピアノを合わせられなくて暴走したり、
連弾をすると相手の音を聞けなくて
幾つもの仕事をたくさんこなせません。
 
 
ピアノは、他の楽器より
たくさんの同時進行が課せられます。
歌う行為にも
ピアノに通じる部分を持ち
私たち講師は
ひとりひとりの状態や必要なことを
常に考えています。
「楽しく歌えた」「自ら歌えた」
そんな頑張ったごほうびに
ピカピカの「うたシール」を作り
ポイントゲットにプラスしました。
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女の子の本能

「ひよっこ」75話

相変わらず、録画しておいて
リアルタイムでは、なかなか観れない
「ひよっこ」ですが


先週、おもしろいセリフがありました。

「すずふり亭」の鈴子さん。

日本は、ビートルズフィーバーで
浮かれ騒ぎ。
あたしは、ビートルズなんて知らないけどね、
いつの時代もね、
若い女の子が夢中になるものは、本物なんだよ!」
 
 
これにはもう納得です。
理屈や理由などなく
いつの時代も、若い女の子は本能で
「より良いもの」
「優れたもの」
を嗅ぎ分けています。
 
これは、もう生存本能という
動物が生きるサガみたいなもので
 
より良い遺伝子と、
種の保存に結びついた行動だから
むしろ、あった方がよいと思います。
 
 
くだらないとか、バカらしいとか
思っている方は、アタマがかたいですね。
 
 
ピアノ教室では、
だんぜん女子の方が多いのですが
中学生以上になると
まあ、まだ幼い部分はありますが
考えてることの話しを聞いてると
すごく興味深いし、面白い。
 
なるべく、先入観なしで
時間があると、いろんな話しを聞きます。
 
師弟関係より、
人間同士みたいな関係になれるので
こう思うな〜
どう感じる?どう思う?
たわいのないことから
昨今のニュースまで。
 
幅広い視野を持って欲しいと
いつも願っています。


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読譜のアプローチ

前の続き

 
前の記事→弾きたい気持ち
 
楽譜を、音符を見て弾く練習。 
いきなり弾きたいのはやまやまですが 
まず、「見てね」と言います。 
分解して、準備をするのです。 
 
指差しを私がしたりしますが 
たまに、本人が指差しながら 
音符を読みます。 
とまらないで読めるのが目標です。 
 
「リズム読み」 
「リズム打ちしながら、音読み」 
「拍子打ちしながら音読み」 
 
音符を読むのも大切ですが 
曲にはリズムもあるので、 
リズム練習も一緖にやってみます。 
 
指を動かす練習は 
「エアピアノ」 
空中で、指だけを動かします。 
出来たら、音符を言いながら動かします。
 
 
料理の下ごしらえみたいな下準備は
早くきれいにできるために必須です。
 
生徒さんによっては
どこに重点を置くか、
どこを強化するかによって
メニューは色々ですが
 
ひとつの課題で、あらゆる角度から
アプローチすること。
できるだけ、2つ以上を
同時にできる練習をすること。
案外、簡単なことでも2つ一緒に行うことは
難しいものです。
そして、ポリフォニーの下地になるようにします。
(右手、左手が、どちらもメロディー なので
両手になると難しく感じます)
 
下準備の時、目はいつも譜面に向けます。
生徒さんによっては面倒がるのですが
「読譜」のために頑張ります。
 
さあ〜いよいよピアノを弾き
音を出します。
でも、片手ずつです。
たいていは、一度で通せます。
ここでも、2つのことを一緒にやってみます。
「読みながら弾く」
「拍に合わせてみる」etc
色々挑戦するのは、飽きてしまわないようにと
考えてますが
まずは、様々な感覚を同時に使えるように
脳内の配線をつなげる作業だと思っています。
何度か弾くと楽しくなるので
そんな気持ちで弾きます。
難しい場合は、ポイントにお手伝いを
します。
色えんぴつでマークしたり
指番号を付けたり
えんぴつで、やまやたに、坂道、山登り
さんかく、ジャンプ、ひとつとびetc
 
わかりやすい言葉で図形を書きます。
 
わかりやすい視覚化と
読むこと。
 
大変ですが、習慣になるようにします。
片手でも、必ず伴奏をつけてあげて
曲の雰囲気を味わいます。
ピアノを弾きたい気持ちのHちゃん。
どんどん「遊び弾き」をして耳や歌心を養い
教本では、読譜に特化し
今伸びて、吸収していくこの時期に
たくさんのアプローチをしていきます。
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弾きたい気持ち

譜読みするより、早く弾きたい!

まだピアノを始めたばかりのHちゃん。


譜読みは、ド、レ、ミ、ファ、ソの
五音だけですが
(それでも、かなり引っ張って
吸収するペースに合わせています)
「弾きたい」気持ちを大切にしてます。
いつも弾きたい気持ちが
いっぱいなのです。
そんな気持ちに追い付くために
ワークを使って
音符を読む(なるべく音程を取って)
たまに楽しく色ぬり。
カラフルな色えんぴつを使い
おしゃべりも弾みます。
音符を書く(音価指定付き)
最初は全音符だけですが、
四分音符のファ、二分音符のド
というようにレベルが高くなります。
階名を書く(カタカナのドレミ)
字が書けるようになったら
ひらがなのドレミから始まり
後々には、ハニホ、英語、
ドイツ語の音名まで勉強します。
「読む」「書く」の勉強は
ピアノを使わないで、机上のお仕事ですが
いつも、意識していることは
課題に対してのアプローチを
2つ以上すること。
決して、ドリルや漢字練習のように
「考える」意識を消す作業にならないよう
気を配ります。
続きます→読譜のアプローチ

 

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考えるレッスン

うまくなるコツ

先日、プライベートレッスンがありました。

いつものように
チェルニー100番、
バッハインヴェンション、
これらはレッスンの定番で
やり直しピアノです。
レッスンを受け始めて
子どもの頃
何を考えて弾いていたのか
先生からどんなアドバイスを
頂いたのか?
思い出せないので、
辛うじて楽譜の走り書きに
目をやります。
でも、書き込みは少なく
次々と、淡々と曲を進んでいったのでしょう。
今は、やり直しが楽しく
何より「考えて」ピアノを弾いています。
「考える」ことは基本です。
長い間、ひとりで取り組んできたので
どうしたら弾けるだろうと
考えるクセがついています。
 
 
チェルニー100番の簡単な練習曲でも
間違えないで弾けたらおしまい
ではなく
美しく、音楽的に
 
感覚を研ぎ澄ますと
見えてくる世界があって
「あ〜自分と向き合っている」
「対話をしている」と
思えてくるのです。
 
 
忙しく過ごして、気がついたら
自分のことは二の次で
 
無限にあると錯覚していた時間には
限りがあることに愕然とし
 
残りの時間を
弾きたかった曲に費やす方が
いいのかもしれない。
 
でも、丁寧に曲をみていたら
これで充実している自分があります。
 
インヴェンションは、
喜んで弾いていた覚えがあるので
習った順に持っていってるのですが
 
「やりたいことは、わかるんだけど…」
と、言われ気がつきました。
 
単によどみなく
単に弾くことに囚われ
まんべんなく聞くことを
忘れていました。
 
右手だけをツボ弾き(拍の頭だけを弾く)
                        ↑
             私が名付けました。
さらに、右手を左右で分担して弾きます。
左手も同様にして弾き
拍だけを歌いながら弾いたり
両手にする時も
歌いながら、拍頭だけ両手、など
いろいろなアプローチを試します。
 
 
そうすると、自然に音がまんべんなく聞こえてきます。
 
 
こうやって自分を通して
問題点を探し、練習方法を考え
レッスンを受けることは
自分はもとより
生徒さんに還元できると思っています。
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週休3日制に期待したい

ピアノ教室に通う家庭の場合

企業の人材確保のためとか

従業員の働きやすい環境のためとか


仕事の在り方が変わろうと
している。

導入し実現するには
大変かもしれないが
ぜひ広まって欲しいと思う。


子育て世代で共稼ぎは
とにかく忙しい。
毎日毎日ヘトヘトだ。

子どもが習い事へ行くにも
時間、送り迎えの制約があり
それでも、ピアノ教室を探し求める。


やっとの思いで
教室へ通い出しても
「お家で練習をみてあげられない」
 
べったり練習に付き合うのが
良いわけではないが
 
「練習を聞いてあげる」
気持ちの余裕もないのだ。
大事な幼少期や学齢期に
少しでも目をかけてやれたらと思う。
その場を、その時期を
気にかけることは
次への成長につながるからだ。

子どもには、じっくり忍耐強く
成長を見守るだけでも
大丈夫な子がいる反面

ほんの少し手助けをしてあげたら
ぐんぐん伸びてくれる子がいる。

夫婦で、週休3日制を取り入れたら
どんなにいいだろう。
かたち、やり方はどんな風であれ
バランスが取れた子育てが
できるのではないか?


中高年の介護離職にも
週休3日制なら仕事を辞めなくても
介護と両立しやすくなると思う。

病気を抱えながら仕事をする方にも
使える制度にならないだろうか。
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演奏前のお辞儀は?

普通でいい?

先日、ステップで

たくさんの演奏を聞きました。


ピアノを弾く前に
お辞儀をします。

アドバイザーの先生方をはじめ
会場で聞いて下さる
ご家族の方やお友だち。
(どうぞ、聞いてください)と
心を込めて、お辞儀をします。


動作が流れないように
雑にならないように
発表会の前などに
お辞儀を含め、所作のチェックをしますが


ステップで、
みなさん一様に
手がおへそのあたりを触る感じで
肘を曲げて「く」の字のような
お辞儀をしていたのです。


少し驚き、違和感を感じました。


もしかしたら、
私の教え方が間違っていたのかしら?


そのお辞儀をする場合を
いろいろ考えました。

何となく、男性の着物姿、武道には
ありそうです。
かみしもを付けた歌舞伎役者さんが
してそうな感じですが、
手の位置は、帯びの下あたりだった
気がします。

ドレスにパニエを付けると
ボリュームがあるので
声楽のステージではアリ。

ミュージカルでも、
歌い手さんがやりますが
曲に似合ったお辞儀をして
素敵です。


ピアノの演奏の場合には?

やっぱり違和感が残るのが
私の感想です。

男女にかかわらず
手の所在は体側が良いように
思っていたので

脇に真っ直ぐ、自然に
頭の下げ方も
堅苦しくなく、静かな佇まいで
ゆったり目にしましょうと

女の子だったら、
お着物を着た時のように
前に手を持ってくるまでは
丁寧さの範囲という教え方でしたが


どうなのでしょう?
どなたかアドバイスくださいませんか?
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中学生のピアノ優先順位

どの位置づけ?

中学生というのは、

毎日やることがたくさんあって忙しい。
1日の大半を学校で過ごし
部活があれば、朝練、午後練。
 
帰宅して、
塾があれば塾に行き
学校の宿題、予習復習。
 
習い事の時間は
自然と削られていく。
 
 
趣味の範疇のピアノは
当然優先順位が低い。
 
⒈勉強または学校行事
⒉部活動
⒊友だち関係
⒋趣味、遊び
⒌家族
 
人によったら、3,4,5が
入れ変わるだろう。
 
でも、よく考えたら
勉強を仕事に置き換えたら
大人と同じだということ。
 
大人だって、仕事ばかりで
クタクタになって
休みは寝てるだけの
仕事と自宅の往復で
日々過ぎていくのは、味気ない。
 
仕事が大好きで
もう楽しくて、毎日幸せという人は
少ない部類だろう。
 
大半は、お金のために
難しいことも、嫌なことも
顔をみたいくない相手も
我慢してるはずだ。
バランス良く、趣味として
「ピアノを弾く時間」を入れても
息抜きやストレス解消
勉強の活力になるのではと思う。
 
中学生になって
ピアノを辞めようと考えていたら、
ぜひ自分で答えを出せるように
考えてくださいね。
 
「好きなこと」のひとつだったら
続ける選択をしてみてください。
ほんのすこしだけ
ピアノを弾き
練習できなくても
レッスンに通う価値と意義は
大きいと思います。
 
そうやって続けていく子は
目標の道を歩んだり
行きたい高校へ通ったり
10年、20年と思いがけない花を
開くことがあります。
 
 
長い人生のエッセンスとなりますように。

 

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全仏オープンテニスとピアノ

プロテニスプレーヤーとピアノが通じる部分

今、ローランギャロス

フレンチオープンが開催されている。


スポーツ観戦は大好きで
特に、テニスは
グランドスラムの開催に合わせて
WOWOWに加入する。


この10年は、日本人の錦織圭選手の
活躍がめざましいので
NHKでも放映される機会が多い。
嬉しい限りだ。


プロテニスというのは、
メンタル、フィジカル、テクニカル
すべてが必要で
それを出せたとしても
対戦相手がいるので
ちょっとしたキッカケで
崩壊してしまったりする。


そして、何よりも
プロテニスに必要なことは
「決断力」

コートに立ったとたん
ひとりで考え、ひとりで決断し、
ひとりで戦う。
頼りになるのは、自分自身だ。


かつての覇者である選手がコーチに付こうが
家族が励まそうが
コートの上では、自分ひとりなのだ。

コートに立った以上、
コートサイドからのアドバイスや
会話をすることが禁じられている。

ピアノも演奏するということは
決断の連続だ。
しかも、ひとりで舞台に
立たなくてはならない。


そして、勝利を得ることは
1点1点、ひとつずつウイナーを
ていねいに積み重ねていくこと。

ピアノもていねいさが求められる。


ボールを打つ時はイメージを描くこと。

イメージ無くしては、良い音も出ない。


百戦錬磨を生き抜いてきた
ベテラン選手の活躍も見逃せない。
「辞める(引退)のは簡単」
と言った、ビーナスウイリアムズ。

よく「プレーを楽しむ」
というコメントをスポーツ選手は使うが

本番を楽しむのは、
日々努力を重ね
やるべきことをやるだけやった人が
言うべき言葉だと
スポーツから学ぶことはたくさんある。


そして、ピアノも楽しく学び、
レッスンすることも必要だが
日々「決める」ことを練習しながら
なおかつ自立し

小さな努力を積み重ねる大切さも
心していきたいと思う。
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泣いて笑って、ピティナステップ

ステップデビュー

先日、生徒さんが春のステップに

参加してきました。



Rちゃんは初めて、

Sちゃんは2回目です。



初めてのステップ参加のRちゃん。

会場で顔を見たら

コチコチで、固くなっています。


適度な緊張感というのは

集中する時に必要なことです。

音を聴く、良い音を出すために

からだと感覚を

コントロールしなければなりません。


しかし、まるで動物が獲物を

捕らえる集中すべき時に

からだが固まってしまうと

動くことが難しいのです。



なるべく、緊張をほぐすように

飴をなめたり、お水を飲んだり

しましたが


完璧に、雰囲気にのまれています。


椅子に座ると思い出せなくて

私に助けを求めるような

表情をしました。

一瞬、私が楽譜を持ち

駆け寄ろうと考えましたが


なんとか、最初にあるべき

音の鍵盤を探り弾きだしました。


ほんの数分の短い時間が

長い長い苦しさを伴った

時間と感じたことでしょう。


しかし、逃げずに負けずに泣かずに

最後までたどり着けました。



苦しい時間だったことでしょう。


参加者が終わり休憩に入ると

Rちゃんを連れ出し

お話しをしました。


きっと、悔しい気持ちと

うまくいかなかった気持ち

がっかりした気持ち


Rちゃんは、たくさんの気持ちが

ごちゃ混ぜになって涙が出ました。

私は、最後まで逃げずに

弾き切ったことをほめました。


そして、初めてなのに

苦くて苦しい時間を与えてしまい

ごめんなさいと謝りました。


どんな結果を聞こうと

私は責任とRちゃんの気持ちの

緩衝材になるつもりでした。


しかし、封筒を受け取ると

合格証が!!


しかも、アドバイザーの先生方からは

「ステップデビュー、おめでとう‼︎」

のことばが書かれており

赤いパスポートが入っていました。


よもや、ピアノを嫌いになるかも

もう挑戦することに

目を向けなくなるかも


そんな風に考えていましたが


暖かなアドバイザーの先生方の

ことばによって

笑顔になりました。


見守ってくれたご両親も

にこにこしてくれて

嬉しいことに、

「次回もステップを受けようと考えています」

と仰ってくださいました。


Rちゃんも

「悔しい気持ちなので

リベンジしたい」と

あらたな気持ちで、

ピアノに向かっています。



それを見ていた

Rちゃんの妹さんも

次回のステップに出たいと

言ってくれました。


子どもからおとなの方まで

暖かな雰囲気で

ピアノを弾く勇気とやり抜く力を

応援してくれるステップは

ありがたいなと思いました。


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良い習慣

いつ練習しますか?

中学生になったばかりのRちゃん。


中間テストも終わり、
中学校生活にも慣れてきました。
部活もやっていて、朝練もあるそうです。
もうすぐコンクールで
練習も追い込みです。


元々、きちんと練習をしてきますし
宿題も忘れません。

レッスンの中でのポイントを理解し
課題を持ち帰り
次回に活かすという好循環です。


「忙しいのに、偉いね!
練習はいつやるの?」

今日は、こんな質問をしてみました。

Rちゃん、朝練があるから
毎朝、6:30起床だそうですが

身支度、朝食の後に
登校までの時間に
ピアノの練習をしているそうです。
その時間、多分15分前後でしょうか?
ピアノの課題は、
ポイントを絞って出すように
心掛けていますが
 
「何となく」弾くのではなく
「何が出来るように」なったらいいのか
 
ちゃんとRちゃんは考えます。
このようになるまで
小学低学年の頃に
1週間の予定、1日の予定を作ること。

そして、それを実行する
楽しい仕掛けを取り入れること。

きっちり、決めすぎると続かないので
「いつ練習するか」だけに絞ります。
 
お母さんが
ご飯を作っているときに聴いてもらう。
午後6時時になったら、弾く。
ごはんの前に弾く。
大好きなテレビの前に弾く。
お風呂の前など。

生活に組み込まれるように
考えましょう。


「練習しなさい」と言うだけでは
ダメです。

最初は、5分、または3回など
楽にできる目標にしましょう。
学校の宿題より短い時間です。
 
私は「楽譜が読めること」を
レッスン目標のひとつにしています。

読譜ができると、
一人で練習できるからです。
 
だから、ピアノの宿題も
頑張れば、ひとりでもなんとか読める。
頑張れば、最後まで辿り着ける。

最初の頃は、レッスンでやり方を覚えて
お家で同じことを再現する
復習型です。
 

「考える」「自立する」
ピアノレッスンを通して育つ一面です。
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音符と音符のあいだ

仲間になれないピアノ

昨日は、室内楽のトリオレッスンでした。

モーツァルト作曲
ディヴェルティメント 第二楽章
4月に続き2回目です。


前回の課題を心に刻みました。

「一緒に動く」

どんな曲でも、
たとえチェルニー100番でも
アドバイスをいただくことは
同じことを指していると
毎回、思います。


じゃあ、何度言われたらわかるんだ⁈


私が鈍いというのもありますが


「ピアノは特殊な楽器」と
言われたことを思い出しました。

ひとりで弾き、
ひとりで練習しているうちに

「音をイメージして出す」意識が
希薄になるのです。


弾けた気がする勘違いを
無くすために
今日から、自分の中では
「ピアノを弾く」ではなく
「ピアノを鳴らす、響かせる」と
言い直します。
二つ目は、
「音の方向性」とか
「音のゆくえ」など
いつも指摘されます。
 
 
次へいく、次へ動く、次へ飛ぶ
次へ下がる
 
二音間での動きが最短距離をいくと
実は動きが停滞するという現実。
 
 
つい、ピアノを弾く時は
現時点の音を出す→できた→次
 
時間が流れているのに
いちいち結果を確認するがごとく
思考がポーズ(一時停止)してる
ように思うのです。
 
 
音符と音符のあいだの余白は
次へのエネルギーを貯め
先へ流れるための
余白を感じるように
 
あいだが重要と認識しました。
 
 
弦楽器との溝は、埋まらず
ますます遠ざかります。
 
次回は、仲間に混ぜて貰えるのが
目標です!
 
 
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教本お助け本「ピアノ教本ガイドブック」山本美芽著

教本の嵐の中で

昨日、届いた本を読みました。

こちら     ⬇︎

楽譜を買いに行く時

たくさん、たくさんの中から
ぴったりな教本を選ぶことは
先生の仕事のひとつです。


しかし、楽譜屋さんへ行くたび

あれこれ手に取り
中味を確認して
生徒さんを思い出して


時間も手間もかかる仕事です。


わたくしごとですが、
頻繁に楽譜を見に行くのが難しく
ここ数年は、電話注文で
在庫がなければ、入荷を待って
一気に買い込んでくるのです。


この本は、私のような
中味を確認しないと安心できないとか
教本に迷った時に比べたい
教本の方向性を知りたい
また、すぐ近くに楽譜売り場がないなど


ガイドとして、選択肢として
また教本の歴史や流れを知る
すばらしいワークだと思いました。


「なにを教えるのか?」
「なにが足りないのか?」
「なにを目指すのか?」


目的あっての教本ですが

美しい音楽へ向かうには、
優しく暖かな道しるべが必要です。

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おんぶに、抱っこの2歳児レッスン

親子でレッスン

午前中は、かわいいIちゃんママと
2歳児のIちゃんの親子レッスンでした。


ワーキングマザーなので
メインは、ワーク、チェルニー、好きな曲を
無理のない量とペースで

コツコツ続けること、
少ない時間でも成果があること、
目標を明確にして
できることを示します。

練習時間をかければ
レベルアップできるし、
難曲や大曲に挑戦もできることは
ママも承知しています。

しかし、仕事に家事に育児
なかなか自分の時間を作るのも
難しいのに

ピアノを続けていく選択をした
Iちゃんママ。
できる限り応援して、
フレキシブルなレッスンを
心掛けています。


前半は、ママのレッスン。
ワークで苦手な譜読みを練習し
調号の課題で、
変位記号(シャープやフラット)を
しっかり意識します。
ピアノを弾く頃、ひとり遊びに飽きて
抱っこをして欲しいIちゃん。

抱っこしながらだと弾けないから、
おんぶしながらピアノに向かうママ。

ひとしきりおんぶに満足。

今度は、私が交代して抱っこ。
「観覧車アプリ」のゲームで
ドとレは、階名で
あとは色で指示しながら遊びます。
次に、カードを見せたら興味津々。

カードは、「ふうせん」と「さくらんぼ」

物の名前がわかったら
黒鍵に置く作業。

まだ早いかと思いましたが
興味がある時に試します。

上手に置いています。

カードのお片づけも
種類別に集めました。
そのあとは、リトミックの本で
抱っこしながら歌を歌い
物の名前(めろん、ぶどう、いちご)の
リズム打ち。
ぺったん遊びのシールに、お返事をして
大好きなアンパンマンのシールで終了。
 
数、色、かたちの理解ができてきました。
 
2歳児でも、レッスン。
ママもレッスン。
土曜日枠があります。
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自分のためのピアノレッスン

「ブラームスは音楽的偏差値が高いのよ…」

昨日は、月に一度のレッスンでした。

室内楽がご縁で
やり直しピアノを
お願いしています。

やり直しというのはおこがましく
本気で、チェルニー100番と
インベンションを見ていただいてます。
毎回、発見があり
私にとっては貴重な時間です。


先月、「そろそろ曲を持ってきて」

モーツァルトのトリオばかりで
しばらく曲を弾いていませんでした。


バッハが好きですが、
「シューマンか、ブラームスはどう?」

すかさず、ブラームスの間奏曲を

選びました。
難しいですが、熟年にぴったりなのです。
 
若い頃は、
なかなか感じることができなかった
音楽の深みと味わい。
 
 
一度通すだけでくたくたになります。
 
「ヨタヨタしてるのか、
曲の解釈かワカラナイわ」
 
そうそう。
ヨタヨタしてるのです。
複雑な和音に、気の抜けない状態が続きます。
 
 
「ブラームスは『音楽的偏差値』が
高いのよ」
 
 
メロディー、和音、内声
からまり合い、凝縮され、
音の響き、清らかさから濁りまで
余すところなく、追求するのは
本当にレベルが高い。
 
 
あ〜衰えには、脳トレブラームス!
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くノ一ばあちゃん

忍者みたいなばあちゃん

冬の間の
はちやさんとの同居は
慣れるまで時間がかかった。

しかし、毎年のことなので
生徒さんは当然のごとく
レッスンに集中し、
夕方、はちやさんが在宅していれば
私語を慎しんだ。


時折り、障子の向こうから
流れてくるテレビの音や
しゅんしゅんと沸く
やかんの音にも

新参者の同居人の私は
だんだん気にならなくなった。


声こそかけるが
あまり顔を合わせることもなく
はちやさんも
遠慮がちに気を遣っているので
話すチャンスがなかった。

養蜂家の仕事や、蜜蜂のこと
チャンスがあれば
聞きたいなぁと思っているうちに

いつの間にか、
きれいに片付けられて
また、いつものがらんとした
和室に戻っている。


陽射しがまぶしくなって
春になってくると
ようやく
身体の芯まで冷えきってしまう
レッスンから解放される。
いつものように
くノ一ばあちゃんによばれて
お茶をごちそうになり
お喋りをしていると
 
 
「先生、これ持って帰る?」
と、瓶を差し出した。
 
「なんですか?これ?」
 
くノ一ばあちゃんは、
知らないことが多い私に
穏やかな微笑みを浮かべ、お話する。
 
 
「これね、はちやさんが置いていったの」
 
瓶の中身は、蜂蜜だった。
 
でも、蜂蜜に見えない。
乳白色よりクリーム色で
低温で固まっていて
薄い色をしたバターのようだ。
 
無添加で
加工していない蜂蜜は、
あめ色ではなく
 
むしろ白っぽくて
蜂蜜独特の匂いがしない。
しかも、固まった状態であれば
平気で1、2年保存可能だそうだ。
使う時は湯せんする。
 
一度も蜜蜂を見ることなく
蜂蜜だけ頂いた
養蜂家のはちやさんと
忍者みたいなくノ一ばあちゃんは
どうしているのだろう?
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「はちやさん」とは?

「蜜蜂と遠雷」の風間塵

里山の音楽教室は、
だんだん寒くなってきた。


廊下の片隅にピアノが
置いてあっても
暑い夏に
扇風機ひとつで過ごしても


子どもたちや
保護者の皆さんはとても熱心で
いつの間にか
教室は満杯状態になった。


師走に入るとさすがに寒くなり
石油ストーブを使用した。

座卓は、こたつに変わり

生徒さんはこたつに暖まりながら
ノートやソルフェージュをやっていた。
部屋といっても廊下である。


暖房器具だけでは 
中々暖かくならない。


私はコートが脱げず
いつも着たまま
毛糸のソックスを持参し
使い捨てカイロも必要だった。


柱にある室温計はいつも一桁だった。
室温5℃という
外気温と変わらぬことも
珍しくなかった。


寒くて手がかじかんでも
子どもたちは
一生懸命ピアノを弾いた。

ある日、

くノ一ばあちゃんが
「今日から、はちやさんが来てるから」
と告げた。


「はちやさんって?
だれなんですか?」


「先生は、
はちやさん、知らないの?」
くノ一ばあちゃんは、
珍しそうに私を見た。


「はちやさん」とは
養蜂家で
蜜蜂を連れて
こちらまで
毎年やって来るらしい。

「風間塵」のお父さんと一緒である。


しかし、
花もない冬にやってきて
暖かくなる
3月になると帰るので
どういうことかと疑問だった。


本拠地の秋田では
冬が寒いので
こちらで蜜蜂の冬を越して
春先に帰るのだそう。


越冬期間中
くノ一ばあちゃんのところを
間借りしてるのだった。


当然、
はちやさんは離れで寝起きし
廊下はピアノ教室

そして、
障子を挟んで和室は
はちやさん夫婦。


なんとも奇妙な、はちやさんとの
同居音楽教室の冬だった。
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「ひよっこ」のスミコ

腰の曲がったばあちゃん

今日のNHKの朝ドラは、

「椰子の実」歌ってましたね。


生徒さんの受験曲で
しばらくの間、歌の指導をしてました。

歌詞が難しいんだけど
ドラマの中では、心情がリンクして
歌詞に寄り添うことができます。




そして、主人公みね子の同僚

「澄子」のエピソードが
ちょうど、ばあちゃんの話しでした。
澄子のおどろきポイントが
私と同じなんで
ちょっと嬉しいです。


「澄子」は私のツボで
とてもかわいいし、
これから人気が出そうです。



最近書いたブログの記事と
カブってしまいましたが…





よかったら、読んでみてくださいね!
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「はちやさん」の音楽教室

「蜜蜂と遠雷」で思い出したこと

里山のピアノ教室へ

通うようになって

オーナーさんのおばあちゃんと
仲良くなった。


レッスンが終わると
離れの戸締まりと電気を確認して
母屋の方へご挨拶に伺う。

すると、おばあちゃんが

 
「まあ、お茶でも一杯どうですか?」
 
とすすめてくれ、
そしてお茶菓子を探しに
肌電球の薄暗い板の間へ向かった。
 
 
おばあちゃんは、
長年農業に従事してたらしく
腰が深く曲がっていて、
背丈が小学校低学年のようだった。
 
 
奥の茶箪笥は、
おばあちゃんの背丈より
とても届きそうにないくらい
ずっと高い。
 
一瞬手伝おうかと躊躇したとたん
曲がった腰をぐいと伸ばし、
お菓子の箱を取り出したので
私はたいそうびっくりした。
 
古い母屋には棚がいっぱいあり
広いお宅で
独り暮らしのおばあちゃんは
どうやって物を出し入れしているのかと
私はずっと疑問だったのだ。
 
それ以来ひそかに
「くノ一(くのいち)ばあちゃん」
と呼んでいた。
 
くノ一ばあちゃんは、時々
野菜や果物、柿や栗などを
帰り際に持たせてくれた。
私は、お返しに
お菓子などをおすそ分けした。
 
ある晩秋、
レッスンの後いつものように
お茶をごちそうになっていると
 
「寒くなると、はちやさんが来るよ」
と言った。
 
「ハチヤさん?」
なんだろう?ハチヤさんって?
 
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「蜜蜂と遠雷」と「はちやさん」

やっと、読めた。

連休中、買っておいた「蜜蜂と遠雷」を読む時間が作れた。

 

細かい字に苦労するので

好きだった読書も、めっきり減ったが

これはとても面白く、ぐいぐい引き込まれた。

 

20代のころ、音楽教室で講師をしていた。

 
教室のひとつに
とても遠くて、車で通った場所がある。

のどかな里山で、目の前が田んぼ。
広い庭に裏山がある
農家の離れが教室だった。
 
母屋は典型的な農家で
玄関を開けると薄暗い土間があり
左側に板の間、奥が和室。
 
ビルの一角のオフィスのような場所や
幼稚園にある教室とは別格で
本当にピアノ教室なんだろうか?と驚いた。
 
 
「◯◯音楽教室の△△と申します。
今日から担当になりました」
 
あいさつに伺うと
腰の曲がった姉さんかぶりのお婆さんが
「そうかね〜
いま、畑から帰って来たところだ」
と告げた。
 
さっそく離れを案内してもらい
「この部屋は、使ってないから
自由に使ってください」と去っていった。
 
離れは、たぶん昔納屋だったのだろう。

改築をして、母屋より新しかったが
玄関の上り框はとても高く、
腰の曲がったおばあさんは
どうやって上がるのだろうと、
ふとよぎった。


がらんとした12畳ほどの和室には
何もなく
広縁に囲まれていた。

東側には、簡単なキッチンとトイレ、
南西の角に、アップライトピアノが
一台ぽつんと置かれていて

埃っぽい場所にテーブルと座布団、
西側の掃出し窓から
生徒さんが出入りできるように
外に置き石が置いてあった。


ようするに、和室ではなく
「廊下」でレッスンをするようになっていた。


なんだかすごいところで
レッスンする羽目になってしまったな

里山の1年目は、
なんと週に3回も通うことになっていた。



つづく。。。。
 

 
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サイレントキーボード

足立小百合先生のご厚意により

「サイレントキーボード」というものを
お分けしていただきました。

プラ製ピアノの鍵盤です。

音は、もちろん出ません。

今まで、半音や、音階の仕組み、音程
移調のこと、ワークの問題を考える時
紙鍵盤を使っていました。
小学校高学年以上のワークに便利!
導入には、黒鍵と白鍵を見たり
手の形を確かめたり。
鍵盤のでこぼこがリアルなんです。
さわって音が出てしまうと
どうしても、音を出すのに
一生懸命なり過ぎてしまいます。
 
レッスン導入では
白鍵黒鍵を認識したら
この後、カードを使ってます。

カードを鍵盤に置く遊びをします。

手作り、しかも年季が入り過ぎてます。

黒鍵2つ、3つが理解出来たら

切ってある紙鍵盤を並べてみます。
導入にも、サイレントキーボードが
仲間入りしますよ!
まだまだ活用が色々できそうです。
お手数をお掛けした足立先生に感謝です。
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ピアノライブ!「るんるん♪ピアノコンサート」

古内奈津子先生のコンサート

今日は、午前中のレッスンを終えてから
飯能市の「Cafe BROWN」という
ところまで行って来ました。

Cafe BROWN
Cafe BROWN

グランドピアノがある

すてきなカフェです。
この場所で、
古内奈津子先生とわたなべよし美先生による
ピアノのコンサートがありました。
連弾を中心に
お客さまが親しみやすい選曲です。
第1部には、
フォーレのドリー組曲。
このカフェのピアノにぴったり!
音がまろやかで、細部の陰影まで
輪郭が見えるようです。
その後、お二人のソロ演奏が続き
休憩をはさんで第2部へ。
楽しい雰囲気の中
「ブルグミュラー25練習曲」
ピアノ学習者には、必ず通る道。
しかし、練習曲といえど
一曲一曲がキャラクターと
必要なテクニックをそなえ
弾けば弾くほど、味わいと愛着が湧く
とてもすてきな曲集です。
そのブルグミュラーを
楽しい趣向で、お二人が弾きます。
なんと会場のお客さまが
曲のくじを引き
当たった曲を演奏するのです。
お二人かわりばんこに弾いていくにも
連弾あり、タンゴアレンジ、歌あり
フラメンコの踊り付きなど
お客さまも、盛り上がります。
最後に、サン=サーンス「動物の謝肉祭」を
連弾で聴きました。
やはり、連弾というのは
迫力と音の重厚感がソロにはない魅力です。
楽しい時間を
しかもライブ感覚で堪能しました。
お家に帰ってピアノ弾きたくなっちゃったな、
きっと、今日の小さなお客さまも
私と同じ思いになったことでしょう。
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ステージがとつぜん!!

真っ暗に!

もう30年近く前の話です。


音楽教室で講師をしていた私は
夏のある日、発表会で
とある市のホールにいました。


受付の仕事をしてから
持ち場であるホールの客席に居ました。

演奏と演奏の合間に
素早く人数、順番、名前を確認し
舞台袖まで誘導するのです。


当時担当だった生徒さん、
Sちゃんが登場して
ピアノを弾き始めたところ
突然ホールが真っ暗になりました。

落雷のためにブレーカーが落ちたのです。

蒸した暑い日でしたが
外の世界とは遮断され
雨が降っているのか、雷がなっているのか
ホール内ではわからないのです。


真っ暗の中、
私にはどうすることもできず
ただ、電源の復活を待つのみでした。


会場は、ざわざわしていますが
すごいSちゃんは
暗いステージで止まることなく
最後まで弾き続けました。


終了すると、袖へ引き返し
しばらく復活するまで
発表会は一時中断。

すぐにホールは、明るさを取り戻しました。

ほっとした空気が流れ
アナウンスでは
もう一度、演奏をしていただきますと
Sちゃんの名前が呼ばれました。


もう一度演奏することになったSちゃん。
私が彼女のそばに居ることは
叶いませんでしたが
他の先生方のフォローで
2回目もしっかりピアノを弾くことができました。


あとにもさきにも
こんな経験は、一度だけです。

雷が鳴るたびに
遠い日のでき事と、Sちゃんを思い出します。

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作曲は、幾つになってもできる

第22回TIAA全日本作曲家コンクールの入賞者披露演奏会

今日は、いつもピアノ教室のイベントで

協力をしてくださる長谷川千夏さんの

入賞者コンサートへ

東京のムーブ町屋ムーブホールまで行ってきました。

 

 

 このコンクールの参加資格は、

国籍、年齢、経歴等一切問わず

入賞した暁には、賞金のほか

コンサートの開催やCD化できる権利があります。

 

コンクールの年齢制限がないためか、

若い学生の方より年齢が高い方も多くみられ

作曲という活動は、幾つになってもできる

創作活動だなとあらためて感じました。

 

 

 

優秀な作品は、奥深く

多彩な色がちりばめられていて

想像力をかきたてられます。

 

 

特に台湾の方のトリオ作品は現代曲なのですが、

人の声、街の喧騒、色々と想像できて

おもしろいと思いました。

 

 

 

 

入賞された方のスピーチで

「人生で心残りがあることは、作曲をしたくても

できなかったこと。

これから残りの時間を作曲に費やす」

 

 

「人生二毛作」は私の理想でもあるのですが

毎日雑事に追われ、疲れて、

できないと嘆くばかり。

そんな私に元気を貰った気がしました。

 

作曲の長谷川千夏さんとピアニストの深堀聖和さん。ヨガの曲に合わせたお衣裳
作曲の長谷川千夏さんとピアニストの深堀聖和さん。ヨガの曲に合わせたお衣裳
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心に響く

音楽に向き合うすがた

先日、とある中学校へ合唱祭に行きました。

 

大きなホールでたくさんのお客さまが

聞きにいらしていました。

 

 

その学校は、特別支援級があり

そのクラスの生徒さんも演奏するので

とても楽しみにしていました。

 

 

支援級のクラスは、合奏をすることになっており

観客が出払った休憩時間に

様々な楽器をセッティングして

生徒さんは忙しく準備しています。

音楽担当の先生も、ピアノの前に座り

リハーサルを始めました。

 

 

客席には、ほとんど人はおらず

外へ出なかった私は一部始終を見ていました。

 

先生のピアノで、イントロが導かれると

琴やハンドベルのメロディーが流れ

私は、興味を惹かれて

生徒さんの演奏に耳を傾けました。

 

少数精鋭という雰囲気の彼ら彼女らは

持ち場の責任者というような

真摯な面持で演奏しています。

 

どの顔も一生懸命で、

そして努力をして

この場に臨んだことが伺えます。

 

次第に引き込まれ、

心のこもった音楽が私に届きます。

 

温かい気持ちが流れ

誰もいないホールで、しかもリハーサルなのに

思わず拍手をしてしまいました。

 

 

指導の先生は存じ上げないのですが

共感できる素晴らしい先生だと感じました。

 

 

生徒さんたちは

今日という日まで、とても努力し

誠心誠意向き合ってきたのでしょう。

 

 

普通級の生徒さんは、

クラスごとの合唱ですが

クラスの顔が見えてくるようで

とどのつまり、思いをひとつにして

どれだけ練習努力し、貢献したか

 

 

そのような思いが音楽に現れる

興味深かった演奏会でした。

 

 

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生涯を通して音楽を学ぶ

今週の日曜日に、私が伴奏をしている

「日高混声合唱団」が参加する音楽祭があります。

 

私は、音楽祭の季節だけお邪魔していて

普段はお目にかかれないのですが

 

毎年とても楽しみにしているのです。

 

みなさん、お元気に参加されていてますが

中にはご病気されても

本番には一緒に舞台に立とうと

それこそ、生きる張り合いになっていたり

 

生活の中のうるおいだったり

 

人生の先輩には、

私が追い付けないほどの経験と

生きる知恵をお持ちです。

 

やはり先に生まれた方々は

「先生」であり

学ぶことがいつもあります。

 

音楽は、決して子ども時代だけに学ぶのではなく

生涯を通して学習する

「生涯学習」なんだなとあらためて思います。

 

午後の合唱伴奏を終えて家に帰ると

すぐさま、子どもたちのピアノのレッスンです。

 

今日の最後にやってきたのは、

中学生のMちゃん。

中間テストがあったので

2週間ぶりです。

 

部活は吹奏楽部で、

もうすぐアンサンブルコンテストがあるらしく

それに向けて練習をしているのだとか。

 

マイペースでレッスンしているのですが

内面が、かなりしっかりしてきたと感じています。

 

音楽のよもやま話に

よく耳を傾けてくれて

なるべく彼女の音楽への興味と

知識を入れるように

 

今日は、譜読みのワークが4巻まで終了したので

ワークを「楽典」にグレードアップしました。

 

内容的には、今まで少しずつ

積み上げてきた音楽の知識と

中学校音楽の教科書の内容に準じていますが

 

実は、受験用の問題集を使用しています。

 

このくらいの年齢だと

説明すれば理解が早く

 

「どうしてだと思う?」と、投げかけると

いろいろと答えを模索してくれるのです。

 

また、理解すると

音楽やピアノの興味がさらに増し、

 

知識が「考えること」への助けに

なってくれたらなと思っています。

 

それが、今日の合唱の人生の先輩方の

あるべき姿につながっていると

私は思っています。

 

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「荒城の月」の伴奏

レガートを意識する

伴奏のレッスンをしたり、

合唱の伴奏を弾く機会が多い秋の季節。

来月、ステップで

歌曲伴奏にチャレンジします。

 

選んだのは、

滝廉太郎作曲「荒城の月」です。

音楽の教科書にも載っているので

ご存知の方も多いでしょう。

 

 

私は日本歌曲が大好きなうえ

プロの声楽家の方のレクチャーを

受けることができるので

どんなことを聞けるか楽しみです。

 

 

普段、私たちが話している日本語。

 

その日本語の歌というのは、

外国語に比べ独特です。

 

よく言われるのは、

イタリア歌曲、ドイツ歌曲など

同じ声楽曲でも、

日本歌曲は特殊な分野だということ。

 

発語や意味、レガートなど

音楽に日本語を乗せると

難しさは倍増されるのではないかと

思っていました。

 

しかし、日本語という「ことば」を

人一倍大切にする文化に生まれて

 豊かなことばに触れるたび

感動すら覚えます。

 

 

 文字ひとつにも意味があり

ことば自体に想像力を込め

ことばに多様性を持たせ

ことばの抑揚に情感をのせ、

古くは、和歌に始まり、

謡曲として独自の進化していく中に

出会ったのが西洋音楽でした。

 

 

明治の文明開化とともに

西洋の調べに日本語を乗せていく過程は

思考錯誤の連続だったに違いありません。

その中で、「日本語」と「西洋音楽」の融合に

滝廉太郎は、美しく、物悲しく

荒涼とした静寂の中に漂うような調べを歌いました。

 

 

 

先日、多喜先生に

歌曲の伴奏を聞いていただきました。

「荒城の月」 一つの音に一発音の日本語
「荒城の月」 一つの音に一発音の日本語

まず言われたことは、「レガート」

 

日本語の宿命で、

ラップや話し言葉でない限り

ことばがひとつの音に対し、一語なので

常に次に移行する際

メロディーの輪郭を埋めていくように

レガートを意識すること。

 

これは、ピアノという楽器が

減衰していく特徴を持っているがため

ゆっくりした曲は、

レガートに気を配らなくてはなりません。

レガートが宿題です。

イタリア歌曲より「Caro mio ben」音に単語が対応
イタリア歌曲より「Caro mio ben」音に単語が対応
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特別講座の翌日に

ピアノレッスンを受けました

一日経って、

自分のピアノレッスンに行きました。

 

楽しい講座の振り返りを

ひとしきりお喋りして

 

ブラームスの間奏曲Op.107-2を

見ていただきました。

 

夏休み前に

核となる2つの音の弾き方を教わります。

響かせて、それを聞いて、次の音に落とす。

実際に何度も見て

どのくらいの重さか

私の腕の上で、弾いてもらいながら

感覚を掴み、打鍵のコツを教わりました。

 

107-3は、オクターブが連続しますが

やはりコツを教わると

疲れた感じがしません。

 

多喜先生の「エコ奏法」を

ちゃんとできてるのか疑問ですが

緊張させる時間は一瞬で、

すぐ緩めること。

これを実行すると

痛くなるとか、疲れることがないと思います。

 

     

夏休み中は時間を作り

ひたすら考えて、練習をしての

レッスンです。

 

 

クレンゲルピアノトリオOp.35-1
クレンゲルピアノトリオOp.35-1
ブラームス間奏曲Op.117-2
ブラームス間奏曲Op.117-2

拍子を感じて、

音が跳んでも

フレーズのひとまとまりを

一本の感じで

と言われた途端

昨日のチェロを思い出しました。

 

ひとまとまりにするときは、

チェロの弓をまっすぐに弾くのと同じで

思わず

「チェロと同じですね!」と言ってしまいました。

 

楽器は違っても

アプローチやイメージすることは一緒で

 

ピアノを弾くだけにならない

音に対して鈍感にならないと

あらためて思いました。

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室内楽一日特別講座

盛りだくさんの一日

夏休みの終わりは

通勤ラッシュの電車に乗って
代々木「リブロホール」まで。


「ジャスミン音の庭」の室内楽で
今日は、夏休み特別企画の二日目に
参加してきました。


まずは、講師のピアニスト
古屋絵里先生による
「ボディマッピング」です。


普段何気ない動作でも
無意識と思っていても

「脳」が感じている感覚が動きを生み
動きが感覚を呼び覚ます
脳と身体というのは
まるで呼応する双子のようです。


「腕」という概念は
鎖骨から指先までなんだそうで
「鎖骨」を意識する必要がありそうです。


少し休憩をはさんで、
通年グループレッスン生の方々の
トリオの聴講です。


午前午後に
メンデルスゾーン、フンメル、
ベートーヴェン、ブラームスの素敵な曲を


受講生の皆さん
ヴァイオリン森田弘昌先生と
チェロ篠崎由紀先生の
素晴らしい演奏と
レッスンを間近に聞く
とても贅沢な時間でした。


最後は、人生初の「チェロ体験」


 

弓の持ち方を教えていただき

リラックスした身体で
真っ直ぐ横へ弾いていきます。
弦に対しての圧のかけ方で
「ギーギー」した音が出るので
騒音にならない
ちゃんと聞ける「音」が出る
圧力のバランスを
誘導していただき一回リハーサル。
 
開放弦で弾けるトリオなので
楽譜は見ません。
と、いうか見る余裕がありません。
 
 
そして、ピアノとヴァイオリンと
合わせて演奏します。
 
「真っ直ぐ」
「弓と弦のところを集中して見る」
ダウンのまま、音から音へ移行するさまは
「レガート」を意識せざるを得ません。
つい、素人は一音一音
弓を動かしたくなるので
ピアノを弾く時の「レガート」という感覚が
本当にレガートか
あらためて考えてしまいます。
篠崎先生の教え方がとても上手く
たとえ初めてのチェロでも
最低限の聴ける「音」のイメージと
身体の使い方から
「音」を奏でるという
音楽の基本を体験した気がします。
楽譜から、容易で無意識に出せるピアノは
決して無造作に繰り出す音になってはならない
「イメージ」が大切だという
楽しい講座でした。
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「教本選び」教本セミナーから考える


夏休みにネット配信で受けた

セミナーについてまとめました。

 

教本セミナー「ライブ配信」

 

「教本セミナー」を受けて 1

 

「教本セミナー」を受けて 2

 


教本ジプシー

数多くある美容室から

自分ぴったりなヘアサロンを選ぶことは

なかなかたいへんです。

 

 

「どうかな?」と

キャンペーンや、宣伝チラシを見て

いざ、カットしてもらっても

「思ったとおりにならない」

「期待したのにがっかり」

「なんだか、私には合っていたかった」

と、残念な気持ちで、次を探す。

 

そんな美容室巡りを

繰り返していたこともありました。

 

 

 

教本も

バイエルから始まり

アメリカ系、ヨーロッパ系を試し

 

ひとつのメソッドが

全員に当てはまることはなく

 

でも、教本を使った

その先の出口を見据えて

(私の場合、ひとりでピアノに

取り組める自立、楽譜の理解と

好きなピースに手が届く、ピアノの楽しみ)

 

 

結局は、ひとりひとりに合わせる努力と

教本をかみ砕く理解を持って

方針があれば

どんな教本でも「使いよう」なのかと

思うようになり

 

いつしか、教本選びも

「大変な作業」から

「なんでも選べる楽しみ」に

変わっていきました。

 

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「教本セミナー」を受けて 2

夏休みにネット配信で受けた

セミナーについてまとめました。

 

教本セミナー「ライブ配信」

 

「教本セミナー」を受けて 1

 

「教本選び」教本セミナーから考える

 

 

 


アメリカ全盛教本

チェルニー、バイエルのドイツ系に始まり

フランスのメトードローズ、

ハンガリーの作曲家

バルトークのミクロコスモス、

そして、ロシア、スオミピアノスクールなどの

ヨーロッパの流れの教本と

 

もうひとつの潮流は

アメリカで続々登場した教本だった。

第2次世界大戦時の旧ソ亡命組の

功績によるところが大きいそうだ。

 

トンプソンにはじまり(戦前)

バーナム、ペースメソッド、ギロック、

グローバーアルフレッド、バスティン、

ピアノアドベンチャーなど。

 

     

アメリカ教本は、

日本でも続々翻訳され、

80年代に入ると

日本の教育者の教本の花盛りとなった。

 

うたとピアノの教本、ピアノランド、

ぴあのどりーむ、Miyoshiピアノ・メソード、

ピアノひけるよジュニア、ゴーゴーピアノ、

みみをすます、ロシア奏法によるピアノ教本

ぷち・わかーる     などなど。

 

 

グループレッスンの導入は、

アメリカのペースメソッドを

ベースにしていたり

スオミの導入があったり

 

やはり、グループレッスンというのは

教育的観点からよく練られて

教材を吟味し、

よいところを取り入れていたりする。

 

 

個人レッスンでの教本を選ぶ

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「教本セミナー」を受けて 1

夏休みにネット配信で受けた

セミナーについてまとめました。

 

教本セミナー「ライブ配信」

 

「教本セミナー」を受けて 2

 

「教本選び」教本セミナーから考える


ピアノ教本の歴史

バイエルという教本は昭和のド定番だが

19世紀の半ばにドイツで生まれた。

 

その後、米国へ渡り

アメリカを経由して日本にも輸入された。

 

欧州では、フランス、ハンガリー、ロシアなど

独自のメソッドが確立し

米国では、トンプソン、バーナム、ペースメソッドなど

新しい教本がぞくぞく提唱されていく。

 

 

しかし、日本は文明開化のころのバイエルが

戦前戦後変わらずあり続け

昭和の高度成長時代に

やっとさまざまな教本が出現する。

 

 

ピアノがごく一部の人々の

教養や趣味だったころを経て

普遍性を持った時

教本は必然的に開発されてきた。

国の経済成長や国力と一致しているのが

見てとれる。

 

「教本が変わるのに50年かかっている」

と先生がおっしゃっていたのが

印象的だった。

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「教本セミナー」ライブ配信

夏休みにネット配信で受けた

セミナーについてまとめました。

 

「教本セミナー」を受けて 1

 

「教本セミナー」を受けて 2

 

「教本選び」教本セミナーから考える


今どきのセミナー

ピアノの先生は、勉強熱心だ。

楽器店の講師だと、

自前で研修が用意されており

忙しいなかでも、

有意義でタイムリーな講座に

ほぼ無料で参加し、勉強できる。

 

 

ピティナも、

生徒さんだけのシステムだけでなく

指導者用の様々なプログラムが

目白押しだ。

 

指導に関しての研究も一律ではなく

アプローチもたくさんあって

 

 

選択肢が多いので、

経験がないと大いに悩み

若い先生方や指導を始めたばかりだと

迷うばかりで途方に暮れる。

 

 

そこで、勉強するために

せっせとセミナーへ通うのだ。

 

しかし、交通費、セミナー代を考えると

貴重な時間や休みを

使ってまでのことかな?

 

本当は、

ひとりの生徒さんのために

一生懸命、楽譜を探し、

本を読み、調べ、考えたほうが

有意義なのかもと考えてしまう。

 

 

魅力的なセミナーは、

とてもためになることが多く

すぐに取り入れ、

実行したいと思うので


そういった良いものを集め

より高い

「レッスンのクオリティー」を追及し

目の前のひとりのために

励むのが筋だと思っている。

 

 

先日、教本のガイドブックを発売された

ご著者の「山本美芽」先生が

フェイスブックを通じて、

ライブ配信のセミナーを

されるということだったので

さっそく申込みをした。

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弾き合いセミナー『ワン・ピアノ・デュエット』

弾いてみて分かること

今日は、山本美芽先生主催の「ひきあいセミナー」シリーズ

「ワン・ピアノ・デュエット」という連弾の教本を使った
セミナーへ行ってきました。

連弾は楽しいです。

必ず、いっしょに弾こうとか
仕上げに伴奏をつけたり、
遊んだりする時間を作ります。


ちゃんと「意図するもの」を仕込みつつ、
楽しく」演奏するのを心掛けています。


普段のレッスンでは、
私と仲良くいっしょに弾くのが定番ですが
 
発表会やイベントなどでは
お友だちやファミリーで
演奏する機会を作ります。
 
悩みに悩む
選曲で気をつけていることは
現時点でのピアノレベルより
かなり簡単で、容易に弾ける曲を選ぶこと。
 
連弾で、「合わせる」というのは
それほどたいへんな作業なのです。


耳をつかう、音を聞くというのを
意識的にレッスンしてきたか
 
連弾を体験すると
何が身に付いて、何が足りないのか
生徒さん本人にも、私にも
たくさんわかることがあるのです。
 
 
生徒さん同士で弾く、同じレベル同士
兄弟姉妹で、簡単と少し難しいレベル
生徒先生のレベル曲
講師演奏にできるような曲


古内奈津子先生をはじめ、
なさんのワンポイントアドバイスが
的を得ていて勉強になります。


この教材を片っ端から
手分けして弾いてみる、聞いてみる
時間を目一杯使った
充実したセミナーでした。
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考えるレッスン

うまくなるコツ

先日、プライベートレッスンがありました。

いつものように
チェルニー100番、
バッハインヴェンション、
これらはレッスンの定番で
やり直しピアノです。
レッスンを受け始めて
子どもの頃
何を考えて弾いていたのか
先生からどんなアドバイスを
頂いたのか?
思い出せないので、
辛うじて楽譜の走り書きに
目をやります。
でも、書き込みは少なく
次々と、淡々と曲を進んでいったのでしょう。
今は、やり直しが楽しく
何より「考えて」ピアノを弾いています。
「考える」ことは基本です。
長い間、ひとりで取り組んできたので
どうしたら弾けるだろうと
考えるクセがついています。
 
 
チェルニー100番の簡単な練習曲でも
間違えないで弾けたらおしまい
ではなく
美しく、音楽的に
 
感覚を研ぎ澄ますと
見えてくる世界があって
「あ〜自分と向き合っている」
「対話をしている」と
思えてくるのです。
 
 
忙しく過ごして、気がついたら
自分のことは二の次で
 
無限にあると錯覚していた時間には
限りがあることに愕然とし
 
残りの時間を
弾きたかった曲に費やす方が
いいのかもしれない。
 
でも、丁寧に曲をみていたら
これで充実している自分があります。
 
インヴェンションは、
喜んで弾いていた覚えがあるので
習った順に持っていってるのですが
 
「やりたいことは、わかるんだけど…」
と、言われ気がつきました。
 
単によどみなく
単に弾くことに囚われ
まんべんなく聞くことを
忘れていました。
 
右手だけをツボ弾き(拍の頭だけを弾く)
                        ↑
             私が名付けました。
さらに、右手を左右で分担して弾きます。
左手も同様にして弾き
拍だけを歌いながら弾いたり
両手にする時も
歌いながら、拍頭だけ両手、など
いろいろなアプローチを試します。
 
 
そうすると、自然に音がまんべんなく聞こえてきます。
 
 
こうやって自分を通して
問題点を探し、練習方法を考え
レッスンを受けることは
自分はもとより
生徒さんに還元できると思っています。
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音符と音符のあいだ

仲間になれないピアノ

昨日は、室内楽のトリオレッスンでした。

モーツァルト作曲
ディヴェルティメント 第二楽章
4月に続き2回目です。


前回の課題を心に刻みました。

「一緒に動く」

どんな曲でも、
たとえチェルニー100番でも
アドバイスをいただくことは
同じことを指していると
毎回、思います。


じゃあ、何度言われたらわかるんだ⁈


私が鈍いというのもありますが


「ピアノは特殊な楽器」と
言われたことを思い出しました。

ひとりで弾き、
ひとりで練習しているうちに

「音をイメージして出す」意識が
希薄になるのです。


弾けた気がする勘違いを
無くすために
今日から、自分の中では
「ピアノを弾く」ではなく
「ピアノを鳴らす、響かせる」と
言い直します。
二つ目は、
「音の方向性」とか
「音のゆくえ」など
いつも指摘されます。
 
 
次へいく、次へ動く、次へ飛ぶ
次へ下がる
 
二音間での動きが最短距離をいくと
実は動きが停滞するという現実。
 
 
つい、ピアノを弾く時は
現時点の音を出す→できた→次
 
時間が流れているのに
いちいち結果を確認するがごとく
思考がポーズ(一時停止)してる
ように思うのです。
 
 
音符と音符のあいだの余白は
次へのエネルギーを貯め
先へ流れるための
余白を感じるように
 
あいだが重要と認識しました。
 
 
弦楽器との溝は、埋まらず
ますます遠ざかります。
 
次回は、仲間に混ぜて貰えるのが
目標です!
 
 
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教本お助け本「ピアノ教本ガイドブック」山本美芽著

教本の嵐の中で

昨日、届いた本を読みました。

こちら     ⬇︎

楽譜を買いに行く時

たくさん、たくさんの中から
ぴったりな教本を選ぶことは
先生の仕事のひとつです。


しかし、楽譜屋さんへ行くたび

あれこれ手に取り
中味を確認して
生徒さんを思い出して


時間も手間もかかる仕事です。


わたくしごとですが、
頻繁に楽譜を見に行くのが難しく
ここ数年は、電話注文で
在庫がなければ、入荷を待って
一気に買い込んでくるのです。


この本は、私のような
中味を確認しないと安心できないとか
教本に迷った時に比べたい
教本の方向性を知りたい
また、すぐ近くに楽譜売り場がないなど


ガイドとして、選択肢として
また教本の歴史や流れを知る
すばらしいワークだと思いました。


「なにを教えるのか?」
「なにが足りないのか?」
「なにを目指すのか?」


目的あっての教本ですが

美しい音楽へ向かうには、
優しく暖かな道しるべが必要です。

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自分のためのピアノレッスン

「ブラームスは音楽的偏差値が高いのよ…」

昨日は、月に一度のレッスンでした。

室内楽がご縁で
やり直しピアノを
お願いしています。

やり直しというのはおこがましく
本気で、チェルニー100番と
インベンションを見ていただいてます。
毎回、発見があり
私にとっては貴重な時間です。


先月、「そろそろ曲を持ってきて」

モーツァルトのトリオばかりで
しばらく曲を弾いていませんでした。


バッハが好きですが、
「シューマンか、ブラームスはどう?」

すかさず、ブラームスの間奏曲を

選びました。
難しいですが、熟年にぴったりなのです。
 
若い頃は、
なかなか感じることができなかった
音楽の深みと味わい。
 
 
一度通すだけでくたくたになります。
 
「ヨタヨタしてるのか、
曲の解釈かワカラナイわ」
 
そうそう。
ヨタヨタしてるのです。
複雑な和音に、気の抜けない状態が続きます。
 
 
「ブラームスは『音楽的偏差値』が
高いのよ」
 
 
メロディー、和音、内声
からまり合い、凝縮され、
音の響き、清らかさから濁りまで
余すところなく、追求するのは
本当にレベルが高い。
 
 
あ〜衰えには、脳トレブラームス!
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くノ一ばあちゃん

忍者みたいなばあちゃん

冬の間の
はちやさんとの同居は
慣れるまで時間がかかった。

しかし、毎年のことなので
生徒さんは当然のごとく
レッスンに集中し、
夕方、はちやさんが在宅していれば
私語を慎しんだ。


時折り、障子の向こうから
流れてくるテレビの音や
しゅんしゅんと沸く
やかんの音にも

新参者の同居人の私は
だんだん気にならなくなった。


声こそかけるが
あまり顔を合わせることもなく
はちやさんも
遠慮がちに気を遣っているので
話すチャンスがなかった。

養蜂家の仕事や、蜜蜂のこと
チャンスがあれば
聞きたいなぁと思っているうちに

いつの間にか、
きれいに片付けられて
また、いつものがらんとした
和室に戻っている。


陽射しがまぶしくなって
春になってくると
ようやく
身体の芯まで冷えきってしまう
レッスンから解放される。
いつものように
くノ一ばあちゃんによばれて
お茶をごちそうになり
お喋りをしていると
 
 
「先生、これ持って帰る?」
と、瓶を差し出した。
 
「なんですか?これ?」
 
くノ一ばあちゃんは、
知らないことが多い私に
穏やかな微笑みを浮かべ、お話する。
 
 
「これね、はちやさんが置いていったの」
 
瓶の中身は、蜂蜜だった。
 
でも、蜂蜜に見えない。
乳白色よりクリーム色で
低温で固まっていて
薄い色をしたバターのようだ。
 
無添加で
加工していない蜂蜜は、
あめ色ではなく
 
むしろ白っぽくて
蜂蜜独特の匂いがしない。
しかも、固まった状態であれば
平気で1、2年保存可能だそうだ。
使う時は湯せんする。
 
一度も蜜蜂を見ることなく
蜂蜜だけ頂いた
養蜂家のはちやさんと
忍者みたいなくノ一ばあちゃんは
どうしているのだろう?
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「はちやさん」とは?

「蜜蜂と遠雷」の風間塵

里山の音楽教室は、
だんだん寒くなってきた。


廊下の片隅にピアノが
置いてあっても
暑い夏に
扇風機ひとつで過ごしても


子どもたちや
保護者の皆さんはとても熱心で
いつの間にか
教室は満杯状態になった。


師走に入るとさすがに寒くなり
石油ストーブを使用した。

座卓は、こたつに変わり

生徒さんはこたつに暖まりながら
ノートやソルフェージュをやっていた。
部屋といっても廊下である。


暖房器具だけでは 
中々暖かくならない。


私はコートが脱げず
いつも着たまま
毛糸のソックスを持参し
使い捨てカイロも必要だった。


柱にある室温計はいつも一桁だった。
室温5℃という
外気温と変わらぬことも
珍しくなかった。


寒くて手がかじかんでも
子どもたちは
一生懸命ピアノを弾いた。

ある日、

くノ一ばあちゃんが
「今日から、はちやさんが来てるから」
と告げた。


「はちやさんって?
だれなんですか?」


「先生は、
はちやさん、知らないの?」
くノ一ばあちゃんは、
珍しそうに私を見た。


「はちやさん」とは
養蜂家で
蜜蜂を連れて
こちらまで
毎年やって来るらしい。

「風間塵」のお父さんと一緒である。


しかし、
花もない冬にやってきて
暖かくなる
3月になると帰るので
どういうことかと疑問だった。


本拠地の秋田では
冬が寒いので
こちらで蜜蜂の冬を越して
春先に帰るのだそう。


越冬期間中
くノ一ばあちゃんのところを
間借りしてるのだった。


当然、
はちやさんは離れで寝起きし
廊下はピアノ教室

そして、
障子を挟んで和室は
はちやさん夫婦。


なんとも奇妙な、はちやさんとの
同居音楽教室の冬だった。
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「ひよっこ」のスミコ

腰の曲がったばあちゃん

今日のNHKの朝ドラは、

「椰子の実」歌ってましたね。


生徒さんの受験曲で
しばらくの間、歌の指導をしてました。

歌詞が難しいんだけど
ドラマの中では、心情がリンクして
歌詞に寄り添うことができます。




そして、主人公みね子の同僚

「澄子」のエピソードが
ちょうど、ばあちゃんの話しでした。
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「はちやさん」の音楽教室

「蜜蜂と遠雷」で思い出したこと

里山のピアノ教室へ

通うようになって

オーナーさんのおばあちゃんと
仲良くなった。


レッスンが終わると
離れの戸締まりと電気を確認して
母屋の方へご挨拶に伺う。

すると、おばあちゃんが

 
「まあ、お茶でも一杯どうですか?」
 
とすすめてくれ、
そしてお茶菓子を探しに
肌電球の薄暗い板の間へ向かった。
 
 
おばあちゃんは、
長年農業に従事してたらしく
腰が深く曲がっていて、
背丈が小学校低学年のようだった。
 
 
奥の茶箪笥は、
おばあちゃんの背丈より
とても届きそうにないくらい
ずっと高い。
 
一瞬手伝おうかと躊躇したとたん
曲がった腰をぐいと伸ばし、
お菓子の箱を取り出したので
私はたいそうびっくりした。
 
古い母屋には棚がいっぱいあり
広いお宅で
独り暮らしのおばあちゃんは
どうやって物を出し入れしているのかと
私はずっと疑問だったのだ。
 
それ以来ひそかに
「くノ一(くのいち)ばあちゃん」
と呼んでいた。
 
くノ一ばあちゃんは、時々
野菜や果物、柿や栗などを
帰り際に持たせてくれた。
私は、お返しに
お菓子などをおすそ分けした。
 
ある晩秋、
レッスンの後いつものように
お茶をごちそうになっていると
 
「寒くなると、はちやさんが来るよ」
と言った。
 
「ハチヤさん?」
なんだろう?ハチヤさんって?
 
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「蜜蜂と遠雷」と「はちやさん」

やっと、読めた。

連休中、買っておいた「蜜蜂と遠雷」を読む時間が作れた。

 

細かい字に苦労するので

好きだった読書も、めっきり減ったが

これはとても面白く、ぐいぐい引き込まれた。

 

20代のころ、音楽教室で講師をしていた。

 
教室のひとつに
とても遠くて、車で通った場所がある。

のどかな里山で、目の前が田んぼ。
広い庭に裏山がある
農家の離れが教室だった。
 
母屋は典型的な農家で
玄関を開けると薄暗い土間があり
左側に板の間、奥が和室。
 
ビルの一角のオフィスのような場所や
幼稚園にある教室とは別格で
本当にピアノ教室なんだろうか?と驚いた。
 
 
「◯◯音楽教室の△△と申します。
今日から担当になりました」
 
あいさつに伺うと
腰の曲がった姉さんかぶりのお婆さんが
「そうかね〜
いま、畑から帰って来たところだ」
と告げた。
 
さっそく離れを案内してもらい
「この部屋は、使ってないから
自由に使ってください」と去っていった。
 
離れは、たぶん昔納屋だったのだろう。

改築をして、母屋より新しかったが
玄関の上り框はとても高く、
腰の曲がったおばあさんは
どうやって上がるのだろうと、
ふとよぎった。


がらんとした12畳ほどの和室には
何もなく
広縁に囲まれていた。

東側には、簡単なキッチンとトイレ、
南西の角に、アップライトピアノが
一台ぽつんと置かれていて

埃っぽい場所にテーブルと座布団、
西側の掃出し窓から
生徒さんが出入りできるように
外に置き石が置いてあった。


ようするに、和室ではなく
「廊下」でレッスンをするようになっていた。


なんだかすごいところで
レッスンする羽目になってしまったな

里山の1年目は、
なんと週に3回も通うことになっていた。



つづく。。。。
 

 
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ピアノライブ!「るんるん♪ピアノコンサート」

古内奈津子先生のコンサート

今日は、午前中のレッスンを終えてから
飯能市の「Cafe BROWN」という
ところまで行って来ました。

Cafe BROWN
Cafe BROWN

グランドピアノがある

すてきなカフェです。
この場所で、
古内奈津子先生とわたなべよし美先生による
ピアノのコンサートがありました。
連弾を中心に
お客さまが親しみやすい選曲です。
第1部には、
フォーレのドリー組曲。
このカフェのピアノにぴったり!
音がまろやかで、細部の陰影まで
輪郭が見えるようです。
その後、お二人のソロ演奏が続き
休憩をはさんで第2部へ。
楽しい雰囲気の中
「ブルグミュラー25練習曲」
ピアノ学習者には、必ず通る道。
しかし、練習曲といえど
一曲一曲がキャラクターと
必要なテクニックをそなえ
弾けば弾くほど、味わいと愛着が湧く
とてもすてきな曲集です。
そのブルグミュラーを
楽しい趣向で、お二人が弾きます。
なんと会場のお客さまが
曲のくじを引き
当たった曲を演奏するのです。
お二人かわりばんこに弾いていくにも
連弾あり、タンゴアレンジ、歌あり
フラメンコの踊り付きなど
お客さまも、盛り上がります。
最後に、サン=サーンス「動物の謝肉祭」を
連弾で聴きました。
やはり、連弾というのは
迫力と音の重厚感がソロにはない魅力です。
楽しい時間を
しかもライブ感覚で堪能しました。
お家に帰ってピアノ弾きたくなっちゃったな、
きっと、今日の小さなお客さまも
私と同じ思いになったことでしょう。
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女の子の本能

「ひよっこ」75話

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週休3日制に期待したい

ピアノ教室に通う家庭の場合

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全仏オープンテニスとピアノ

プロテニスプレーヤーとピアノが通じる部分

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